『クズ上司』に本気で悩んだ時読む記事
使えない部下がいて、自分の保身しか考えていない上司がいる。
もはやクズレベルの上司に『上司ガチャ』してしまった時、私たちは一体どうすればいいのでしょうか?
➡︎昇進して『どうしようもない部下』を抱えて困ったら読む記事
『クズ上司』の生態を学ぶべし
『ハズレの上司に当たればどうすれば良い?『上司ガチャ』問題』という記事でも書かせてもらいましたが、『上司ガチャ』は避けることができません。
どんな一流企業でも起こることです。
でも唯一言えることは『上司ガチャ』だと言っていた人間が10年も経たないうちに『クズ上司』になっていることが多くあるということです。
私自身もこの記事を書いて一経営者として胸が痛くなりますが、ぜひ読んでみてください。
『クズ上司』の生態を学ばないと『クズ上司』になる
クズ上司というのはパワハラやモラハラのようにわかりやすいものから、社内政治で悪どいことをするクズ上司や手癖が悪いような売上や成果の横取り上司までいます。
部下も失敗は上司の責任
部下の成果は上司の実力
確かにそうです。
でもなぜそれがクズになるのか、というと自己申告してしまうからです。
成果や実力のアピールは上司や部下など関係なく、『ウザい』ものです。
クズ上司と対称の『できる上司』は自分の結果を相手に気づかせるのが上手です。
部下ですら、「こんなフォローをしてくれた」と言わずとも気づき、信頼するのです。
そう考えると、今でも面倒なことを「してやったぞ」「しておいたぞ」とアピールしていた方もいるはずです。
『クズ上司』はクズでなくとも簡単にレッテルを貼られるので注意しておきましょう。
約束を守らない『クソ上司』
『お認め(捺印)をお願いします』
「発注をお願いします」
「同席をお願いします」
「希望休をお願いします」
「異動をお願いします」
さまざまなお願いを部下は上司にします。
小さいことから大きいことまでお願いは尽きません。
10人以上の部下を束ねる上司でさえの基本は『お願いしますの対応』で午前中が終わってしまうという上司もいるほどです。
でもクズ上司と呼ばれる中には、一生懸命やっても『やっている』ことを知られず『クズ認定』されることも多々あります。
つまり、そうなれば誰しもがクズ上司になってしまうことになります。
『本当のクズ』はクズ上司と呼ばれない
ちなみに私の歴代の上司の中で『本当のクズ』だと思った方は、周囲にクズ上司と認知されていませんでした。
なぜなら、本当に『クズ』だったからです。
悪口ではなく、賢く確実によくよく考えないと気づかない巧妙な『絵の書き方』をするのです。
むしろ、いつもニコニコしてしっかり結果を出し、人望が厚そうに見える上司が本当のクズだったりするので注意が必要です。
『本気のクズ』かタダのクズ上司かを見極める
本気のクズ上司は、クズでも仕事ができる上司です。
つまり、会社からは『必要悪』とされ、むしろ重宝されてしまうのです。
なぜなら会社にも嫌われ役は必要だからです。
そんな『本気のクズ上司』と上司ガチャしてしまった場合は、転職を考えてもいいと言えます。
クズ上司が出世すれば、必然的に自分自身も社歴はエレベーターのように上がっていくため、せっかくいなくなってもまたどこかでバッティングしてしまうのです。
逆に、よくある『タダのクズ上司』は仕事もモチベーションも、成果もそこまで高くないので、追い抜いてしまう方が手取り早いと言えます。
クズ上司に当たっても親には愚痴らない
親に上司の愚痴を言うというのはよくあることです。
しかしクズ上司の話はしないほうがいいでしょう。
なぜなら、皆が同じだけクズ上司と出会っているからです。
むしろ、『良い上司』『最高の上司』などと出会う機会など人生に片手どこから一人か二人なのです。
もっと言えば、親の時代の上司と部下は軍隊レベルの主従関係があったので、「これくらいで何を言っている」と頷いて理解を得られないのです。
クズ上司はクズ上司に育てられている
前述通り、『良い上司』が少ないのは良い上司が元々少ないからです。
良い上司が良い上司の卵を育てることはできるように、クズにはクズしか育てられません。
言い方は悪いですが、反面教師で部下を大事にしてあげたいと思っても、部下への愛情の与え方を学んできていないので、結果として一方通行になってしまうのです。
そのため、今クズ上司に当たってしまった方は、総じて『クズ上司』になる確率が高いので十分注意するべきでしょう。
体育会系の先輩が時代錯誤でも生き残る理由
『体育会系のしごき』で伝統であり、『いびり』ではなく愛とされています。
上司に教えられたことは先輩に教えられたことと同じように部下や後輩にするものです。
それも「俺もこの経験をしてきた」という正解かどうかもわからないやり方を『良し』とするのです。
だから、老舗企業や有名企業がパワハラやモラハラで訴えられているのです。
あえて言っておくと、時代は常に変化しています。
「昔からこうしていた」からと言っても、その当時スマホもなければシステムも古かった。
スマホやパソコンは新しくするのに、使い方が古ければ全く意味はないのです。
上司がクズになるかどうかは、性格以上に『適応力』が問題となるわけです。
『ペーパーレスの大臣』の手に分厚い書類の束
ペーパーレスを推奨させたい大臣が、ペーパーレスを推進させるための打ち合わせに大量の資料を持っていて、『矛盾』を感じたこと記憶があります。
私たちも実は同じで、『良い上司でいたい』と思っているのに、片手に持っているのは『クズ上司になる方法』というマニュアルなのです。