- 1. 「営業で売る」より「私を選ばせる」力〜モテたい・稼ぎたい女性営業職が身につけるべき、これからの営業スタイル〜
- 2. ① お客様は「商品」ではなく「あなた」を見ています
- 3. ② 「売れる女性営業」は商品を語るより先に、空気を作っています
- 4. ③ モテる営業は「媚びない」。選ばれる営業は「頼りになる」
- 5. ④ セールスよりも「相談相手」としてのポジションを取る
- 6. ⑤ 「自分らしさ」を隠さない。けれど“業務用キャラ”は必要
- 7. ⑥ 「聞き上手」は最強の武器です。沈黙を怖がらないで
- 8. ⑦ 「この人しかいない」と思わせる、“差別化”は心に残る言葉で
- 9. ⑧ 「選ばれる女性営業」は“服装”と“所作”で記憶に残る
- 10. “人間関係”を売っているという意識があなたを変えます
- 11. 「あなたから買いたい」と言われたら、それはゴールではなくスタート
「営業で売る」より「私を選ばせる」力〜モテたい・稼ぎたい女性営業職が身につけるべき、これからの営業スタイル〜
① お客様は「商品」ではなく「あなた」を見ています
営業と聞くと「商品を売る仕事」と思われがちですが、実際はそうではありません。特に女性営業職の場合、お客様が購入を決める決定打になるのは「この人から買いたいかどうか」です。営業マンとしてのスキルや商品知識ももちろん大切ですが、それよりもまず「人として好かれる・信頼される」ことの方が圧倒的に重要なのです。
たとえば、同じ保険商品を扱っている営業が2人いたとして、1人は事務的で効率的、もう1人は話していて気持ちが軽くなるような存在だったら、ほとんどの人が後者を選びたくなるはずです。
② 「売れる女性営業」は商品を語るより先に、空気を作っています
売れる女性営業は、最初の5分で相手との“空気”を整えています。商品の説明や提案は、その後でも十分間に合います。むしろ、「売るぞ売るぞ!」の空気を出してしまうと、相手も警戒してしまうもの。
「この人といると安心できる」
「なんとなく心地いい」
そんな無意識の好感が、実は一番強い営業力になります。言葉遣いや距離感、相手のペースに合わせる姿勢など、空気を読む力こそが、営業女子にとって武器になるのです。
③ モテる営業は「媚びない」。選ばれる営業は「頼りになる」
モテる営業=媚びる営業ではありません。これは恋愛でも営業でも共通です。あくまで「自立しているけど、相手を尊重する」関係性を作れる女性営業が選ばれます。
逆に、「なんでも言うことを聞く」「はいはい、すぐに対応します!」と、言われたままに動く営業は信頼されにくくなります。お客様も「本当にこの人、大丈夫かな?」と不安になるのです。
自分の提案に自信を持ち、必要な時はしっかりと意見を伝える。そういった“ブレない軸”が、選ばれる営業になる近道です。
④ セールスよりも「相談相手」としてのポジションを取る
売り込みは嫌われるけれど、「相談できる人」には人は寄ってきます。
営業としての立場から一歩引いて、「○○さんにちょっと相談してもいいですか?」とお客様に言われる関係性を作ることができれば、そこから自然と受注は生まれていきます。
商品を売る前に「お客様の頭の中にある課題」を一緒に整理する。これができる営業は、商品が売れなくても信頼され続けます。そして最終的には「やっぱり○○さんから買おう」と選ばれるのです。
⑤ 「自分らしさ」を隠さない。けれど“業務用キャラ”は必要
営業として完璧に振る舞おうとするあまり、「自分らしさ」を封じ込めてしまう女性営業は多いです。でもそれはもったいないです。
雑談でちょっと天然な一面を見せたり、「私、こういうの苦手なんですよね~」と少し弱みを見せたり。その“素”の部分こそが、相手の心をほどく鍵になります。
ただし、感情をそのままぶつけるのはNG。お客様の前では、少しだけ“営業用の自分”を演じることも大切です。プロとしての礼儀と、自分らしさのバランス。それが「選ばれる営業」の秘訣です。
⑥ 「聞き上手」は最強の武器です。沈黙を怖がらないで
話が上手いことが営業の武器だと思っていませんか?
実は、売れる営業ほど「聞く力」が圧倒的に高いです。
話の途中でかぶせてしまったり、つい自分の体験談を話してしまったり、やってしまいがちですが、これはお客様からすると「自分の話を聞いてもらえていない」と感じさせてしまうリスクがあります。
大切なのは、「聞いてくれている」と感じてもらうこと。そして、沈黙があっても焦らずに待つこと。その間にお客様は考え、信頼が少しずつ深まっていくのです。
⑦ 「この人しかいない」と思わせる、“差別化”は心に残る言葉で
営業の世界では、「他と何が違うの?」と必ず問われます。商品やサービスの差別化も大切ですが、それ以上に「営業の人」であるあなた自身の違いを伝えられることが重要です。
そのためには、「自分らしい言葉」を用意しておくことをおすすめします。たとえば、
「私は○○が大好きで、この仕事に向いてるんです」
「実は、ちょっと変わったこだわりがあるんです」
など、キャラ立ちするような言葉が、お客様の記憶に強く残るポイントになります。
⑧ 「選ばれる女性営業」は“服装”と“所作”で記憶に残る
営業は第一印象が命です。特に女性営業職は、服装や所作によって「できる感」「親しみやすさ」「信頼感」を演出できます。
ただし、派手に目立つ必要はありません。目指すのは“清潔感”と“丁寧さ”。
パリッとしたシャツ
ゆったりとした笑顔
名刺交換の時の所作
カバンから書類を出す丁寧さ
こうした小さな積み重ねが、「この人にお願いしたい」という信頼へとつながっていきます。
“人間関係”を売っているという意識があなたを変えます
営業とは、モノを売る仕事ではなく「人間関係」を売っている仕事です。
たとえば、お客様が困ったときに真っ先に思い出してもらえるか。何かあったときに「○○さんに聞こう」と思われるか。
それはすべて、商品ではなく“あなたとの関係性”が決めることです。
「この人と付き合っていきたい」と思わせるような接し方こそ、女性営業の最大の武器になります。
「あなたから買いたい」と言われたら、それはゴールではなくスタート
「あなたから買いたい」と言われることは、営業にとって最高の褒め言葉です。でも、それはゴールではありません。
そこからが本当のスタートです。
選ばれたからこそ、責任も期待も大きくなります。「選んでよかった」と思ってもらえるように、アフターフォローや感謝の言葉を欠かさず、信頼関係をより深く育てていくことが、リピートや紹介にもつながっていきます。