うつ病などのメンタルで無気力でやる気が出ない悩みを解決する
代表的なうつ病は無気力で無欲になってしまうという自覚症状が感じられることが多いと思います。
食欲・性欲・物欲・睡眠欲、欲というすべてのものに『投げやり』で『どうでも良い』とすら感じてしまう状態というのを私も経験しています。
やる気や無気力の辛さ
これは本人が一番よくわかりますが、これを周囲の家族や恋人、友人も読んでいるとすれば欲深いことが悪とも考えられるほど強欲な人が多いと感じているはずです。
もちろん、自分自身も何かしらの欲を毎日、今も感じているはずです。
美味しいものが食べたい。
新しい靴が欲しい、という気持ちも欲です。
人に嫌われたくないというのも一つの自己顕示欲の延長だと言えます。
つまり、毎日『欲』がやる気やモチベーション、達成感を感じさせるきっかけになっています。
そのため、欲がなくなることというのは欲が溢れている人より非常に辛い状況というのを、少しでも感じてもらう必要があります。
無気力や『やる気がない』のはうつ病やメンタルだけでない
メンタルを患い診断され鬱病など病名がつくと、すべての現状の不満を病気のせいにしてしまうのも鬱症状の一つです。
しかし、少しばかり振り返ってみると発病前から無気力ややる気がでないということはあったはずです。
女性で言えば生理は目でわかるホルモン周期ですが、生理前後のイライラなどもやる気や無気力に近い状態です。
男性にも生理があると言われているように、人間は日々変化し循環をしています。
さらに言えば、春は五月病というやる気がでない状態や無気力になってしまいやすいように、人間は季節や気温に順応するためにも欲の波にアップダウンがあります。
鬱病やメンタルになると極端に少なくなりますが、まずは『やる気が出ない』こともある、『無気力』にもなるよな、という自分を許すことが重要だと言えます。
欲がない時に無理に欲を探さない
欲が出ないことに自分が不思議で違和感を感じ気持ちが良くないというのもわかります。
しかし、欲がない時に欲を探すのは、鬼のいない鬼ごっこ状態です。
頑張れば欲が出てくるものではないということです。
鬼を決めずにいつかだれかが鬼をしてくれるということはないはずです。
むしろ、いないものを探すというのは非常に疲れ、ゴールの見えないマインドレス状態になりやすいので注意が必要なのです。
無理に鬱状態でやる気を出すのは危険
欲を探して出てくるということは滅多に私の経験上ありませんでした。
むしろ、無理やり行動を起こすという表現の方が正しいかもしれません。
そんな経験を踏まえて言えることは『無理にしたいことを探さない』ということです。
欲を自分は探しているつもりが、いつの間にか自分の『粗探し』をし始めてしまうのです。
「これもしたくない、あれもしたくない、それもしたくないし、これまでしたくなくなった。」
つまり症状が改善された時に出てくるかもしれない欲を、前倒しして否定し拒否してしまうと、症状が改善した時に尾を残してしまうのです。
『知足』を学んでみる
いつかの記事で禅についてありましたが、私の場合は無欲な時に禅の言葉を知りました。
『足りている日々の生活を知る』
禅では欲をむしろ削ぎ落とすことを修行にすることが多く、逆効果と思われるかもしれませんが、そもそも欲がないのはなぜかを『知足』を軸に考えてみるとようやく自分を満足させることができたのです。
欲がない=事足りている生活
欲がない、こうしたい、という欲がないということは、言い換えれば今の生活にある程度満足できているということです。
食事も食べようと思えば食べれる環境で、雨が降っても雨漏りや屋根のあるところを探す必要もない。
むしろ、これ以上に求めることはないほど満たされていて、贅沢をさせてもらっていると考えるのです。
私は非常に効果があり、『無欲=満足』に置き換えてみたのです。
『欲がないこと=充実』とうつ病でも考えられる
私は欲がないことを不満足で、苛立っていましたが満足しており、充実した生活をメンタルを患っても日々過ごせていることに感謝し始めたのです。
これこそが心の変化でした。
満足というのは誰かに感謝したくなります。
御礼を言ったり、手紙で今までご無沙汰した人に連絡してみようと思うようになります。
今はならなくともなってきます。
親御さんがご存命であれば、まず最初に感謝したくなるのは親です。
どれだけ複雑な環境であっても感謝するところは出てきます。
私の話ばかりで申し訳ないですが、私はメンタルを患ってからの方が親との関係が非常によくなりました。
『感謝していることを伝えたい』=新しい欲
感謝して誰かに御礼を言いたい、という気持ちこそが『新しい欲』なのです。
何にもしたくないと思っていたのに、ただ自分は恵まれていると思うだけで新しい欲が生まれるのです。
メンタルになれば欲の質が良くなる
メンタルを患ったのちに社会で成功している人というのが非常に多いことに関連付くのですが、今までの欲とはなんだったのか。
新しい靴が欲しい、高級マンションに住みたい、高級車に乗りたい、腕時計やジュエリーが欲しい、カッコいい彼氏、美人な彼女が欲しいなど、だったはずです。
しかし、メンタルを患った後の人というのは、
人のために何かしたい、困っている人を助けたいなど自分の社会的優位性のための欲ではなくなっていることが多いのです。
人のために何かすることで偶然にもビジネスになった人や、困っている人を助けているうちに同志が集まり組織ができるなど、非常に質の良い欲に人生を導かれることが多いのです。