人生がFXで終わる・滅びるというのは、FXを今から始める方には不安でしかないと思います。
しかし、この危険性やリスクに全てのトレーダーや投資家は順応した結果、FXで稼ぎ資産を増やし続けているのか。
実は全くそうではありません。
むしろ、FXで人生が終わるのは『意外』な部分であり、予想外なことが人生を滅びるきっかけとします。
今回は、FXトレードを始めて14年目の筆者が本当のFXの怖さをお伝えしようと思います。
恐らく、皆さんが想像している部分とは違うところで、恐ろしいことが待っているので最後まで読んでいただければと思います。
ビジネスパーソンがFXや投資を行う際に注意すべきポイントとは?
ビジネスパーソンがFXや投資終わる最大の理由
成功体験から生じる過信や欲望に惑わされず、常に客観的な視点を持ち、情報を冷静に分析して判断することが重要です。
堅苦しい文章で、夢がないなぁ、と思うかもしれません。
ビジネスパーソンという社会的地位にいる方は、通常よりも冷静な判断や客観視ができる方々だと思います。
ところがビジネスパーソンは過去の成功体験に固執してしまい新しい情報や状況を適切に評価できない投資をしてしまいがちなのです。
ビジネスパーソンがFXや投資で人生を詰む最大の理由は『ない』から
投資やビジネスにおいてはリスクがつきものです。
一般的な「年収1億円になれた」というような投資の啓発本は『失敗を避けるためには、リスク管理を徹底し、損失を最小限に抑える対策を講じることが必要』だと書いているはずです。
もちろん、そうです。
ビジネスをする上でも最小限のリスクで攻めてきた『勝ち方』を感覚で知っている方が多いからこそ、ビジネスパーソンはfxなどの投資で失敗してしまうのです。
どういうことかというと、正攻法というのはあっても、どうすれば『成功か』という判断基準が『ない』のです。
ビジネスの上では契約書を交わした時点、給料明細や賞状をもらった時点かもしれません。
しかし、投資は仮に1年1億円の利益が出ても、1年と1日後にその利益がゼロ、あるいはマイナスになることもあり得るのです。
それも極々簡単になくなるのです。
だから、成功しているビジネスパーソンほど自分の経験則で投資を行い失敗してしまうのです。
ビジネスパーソンがFXや投資で人生を狂わすのは『準備の長さ』
ビジネスの世界ではどれだけ緻密な準備をするかが問われます。
その逆に経営者は即断即決を良しとする人もいます。
投資における準備というのは、失敗を避けるには欠かせません。
市場やトレンドに関する正確な情報を収集し、継続的な学習と教育を行うことが不可欠です。
しかし、1回のトレードと1年の机上の学びでは圧倒的に1回のトレードで学ぶことが多いのです。
もっと言えば、デモトレードでなく自分の身銭と行う投資がもっとも学びが多いのです。
投資は昔も今も上がるか下がるかは誰にもわかりません。
あくまでも予測なのです。
人生を狂わせやすいのは『あの時はこうだったのに、今なぜこうなのか』という理解ができないからです。
もっと言えば、そんなはずはない、市場がおかしい、と言い始めるのです。
市場・株価、レート。
それが全てであり、それ以上のものはないからこそ、投資は難しくも面白いのです。
人生が投資やFXで終わる最大の理由は破産か?
自分の人生がFXや投資のせいで終わる、そんなことは誰も考えたくありません。
この恐怖や不安は本当に私たちの身近にあるものなのか?
仮に人生をFXで終わらすという到達地点が自己破産とするならば、FXで自己破産をする確率は非常に低いです。
では、株式投資やFXなどで自己破産や債務整理をする方はどれくらいいるのかと言えば2%にも満たない、1.5%ほどです。
しかし、投資で人生を終わらせてしまうのは損失ではなく、投資に集中してメンタルや身体を壊して人生を終わらせてしまうのです。
ビジネスパーソンが投資で人生を詰むのはお金の使い方
FXは会社員やサラリーマンでは考えられないほどの富を築くこともできます。
たった1回自分の資金を10倍にできても1000万円、5000万円稼いでも、立ち止まれば10年すら何もせずに生きていけないのです。
自分自身が年間いくらの支出をしているか、いくら生活に必要なのか。
この逆算をせずにただ去年の年収の何倍稼いだからと、生活水準を上げていくこと。
これこそが一番人生を破滅させる要因となります。
ここで先にFXで人生を終わらせないための『オチ』をお話ししておきます。
ビジネスパーソンの本当の投資成功法は『いくら稼ぎたいか』を明確に決めておくこと
投資で人生を終わらせないための『オチ』をお話すると、FXでうまく稼げば必ず他の金融商品や投資商品に手を出します。
皆がポートフォリオやリスクヘッジをしろ、と情報を流すからです。
このポートフォリオによるリスクヘッジ、リスク分散以上にしなければならないのは、自分はいくら稼ぐ必要があるのか、いくら稼げば打ち止めするのか。
という明確な数値での目標を決めておくことです。
そして、この目標を『初心』として、投資をやめるまで守り忘れてはいけません。
FXや投資は『いくら稼ぎたいか』を明確に決めておくことの重要性
筆者の私は、他のトレーダーや投資家には知られるのは恥ずかしいですが、年間の投資での収益は絶対に5000万円以内と決めています。
本業の会社の収入と併せて1億円を絶対に超えないことをルールにしています。
こうやって年間のゴール・上限を決めておかないと、人間は欲に欲が集まり、自分を見失い破滅し、人生を狂わせ、終わらせていくのです。
FXでお金を稼ぐには『器』がいる
FXでもビジネスでも人間には一人一人、自分に持てる資産やお金が決まっています。
5歳の幼稚園児にどれだけ自分の子供で愛していても1万円を手渡さないでしょう。
その理由と同じで、私たちは持つべきでない『お金の桁』があるのです。
この持つべきでないお金を稼いでしまうと、スリルを求め、破産願望に近い精神状態や欲求が増していきます。
「どうせ稼げるし」「使いきれないほどあるし」
元々、資産家の家に生まれて10代からビジネスを始め、数百億の規模のビジネスに慣れている人からすれば、FXで年間1億稼いでも、「増えたな」と思うくらいでしょう。
それが年収300万円ほどのサラリーマンが年間1億稼げるようになったならどうでしょうか?
結果は一つ、遅かれ早かれお金以外の全てを失うことになります。
人生がFXで終わる最大の理由はストレスとメンタル
お金持ちのほとんどが苦しむお金の恐怖
お金を持てば、ブランドものを買い、トップYouTuberや芸能人のような生活をする方がほとんどです。
そして、親友に食事をご馳走し、家族には欲しいものを全て買い与える。
もしかすると愛人を作ったりする方もいるでしょう。
そして、気がつけば、
どこで食事をして、何を着て、どのクルマに乗り、誰と今日いるか。
選択肢が山のように増えます。
そんな選択の連続に心労した時、スマホが鳴れば「金を貸してくれ」「都合してくれ」という声、「あいつは成金だ」「金の亡者だ」と心無い陰口を叩かれ、クルマや家の玄関にいたずらをされたら心は完全に折れてしまうのです。
FXで人生を終わらせるのは選択肢
時給換算して給料が1200円以下という方も多いはずです。
では、たった1日数時間チャートを見てトレードをし時給が10万円ほどならどうでしょうか?
皆さんは会社員を続けますか?
はたまた、FXや投資をやめる理由を思いつきますか?
FXで人生を終わらせないためのルール
FXは勝ち逃げし、引退できる決断を忘れたら『終わる』
重複しますが、FXや投資は必ずゴールや目標を決めておくことです。
皆さん一人一人、なぜFXで稼ぐか。
いくら稼ぐか。
いつまで稼ぐかを決めておかなければなりません。
もしも、終わりを決めず続けたなら、それこそスリルを求め適当なジャッジで投資をして全財産を失う日がくるでしょう。
私はこの記事を書いているこの時で、残り8年でFXを含め全ての投資・資産運用を辞めます。
この勝ち逃げができる時に逃げ切らなければ。人生はジリ貧となっていきます。
仮に今日も明日も毎日10万円以上運用収益が上がって、明日きっぱり投資をやめる勇気が皆さんにはありますか?
人生がFXで終わる最大の理由は投資手法やスキルではない
FXで失敗する理由、損をしてしまう理由はいくつもあります。
証拠金維持率の管理ができていなかったり、レバレッジが高すぎたり。
細かく言えば、自分のテクニカル分析が間違った、ファンダメンタルズが間違った。
利確や損切りのタイミングを間違えた、という多くの理由があります。
しかし、そんな失敗で人生は狂いません。
FXで人生が壊れ終わってしまうのは、お金でなく心、メンタルが壊れた時です。
FXで生き抜くには『コツコツ、適度』が一番だと気づくことが重要
貧乏だった時が懐かしい、その時に戻りたいと思っても遅いのです。
お金や地位を得るために、ストレスで身体を壊し制限された生活を引き換えに使いきれないほどのお金が本当に自分には必要ですか?
適度に働き、適度に稼ぎ、適度に財を得る。
適度なストレスに適度な幸福を感じ生きること。
それがFXで人生を狂わせない、終わらせない最大のポイントです。