売れる営業マンの飲み会・忘年会を逃げ切る方法を知っている
成績の良い営業マンは飲み会をすぐに逃げ出す
12月といえば、世間がどんな事情であれ集まりが増える営業マン。
忘年会・新年会・歓送迎会と聞くだけで気分が悪くなるシーズンが、繁忙期のようにあります。
私も営業マン時代は12月は週4〜5日忘年会という日々を過ごしました。
お酒は好きでも忘年会が大嫌いです。
最近ではお酒が飲めない営業マンも増え、酒のハラスメント問題も注目されています。
そんな中で売れる営業マンは多くの飲み会などの誘いにどう対処しているのか、現役営業マンや私が過去に知り合った敏腕営業マンの飲み会テクニックをお話していきます。
飲み会・忘年会を逃げるのは『売れる営業マン』
売れる営業マンでなくとも8割以上が飲み会嫌い?
飲み会や忘年会、実は営業マンの半分以上は『嫌い』というデータがあります。
逆に飲み会が好きだという営業マンは15%に満たない少数派です。
100人中15人しか好きでないことをするということは、ストレスに感じている人たちが集まっている場所に素敵な出会いや縁はないと判断するのが売れる営業マンだと言えます。
『飲みハラ』『パワハラ』人間関係の悪化のきっかけは飲み会?
仕事終わりで、何かとストレスが溜まっている状態で、自分の気に食わない言動があれば上司との関係も悪くなります。
忘年会であれば翌年以降も尾を引っ張ることになってしまうため、細心の注意を払っています。
営業マンが忘年会や飲み会を避けるべき理由
キャリアへの傷・体調管理
・泥酔
・上司へ失礼
・風邪をひく、体調管理ができない(売れる営業マンほど飲み会の回数が多いため12月は風邪を引きやすい)
・出費が続く
・セクハラ・パワハラ
最悪のシナリオを予測できる方は新卒や20代でもいるはずです。
忘年会をきっかけに転職する最悪の事態も
勢いで飲んで、疲れも重なり泥酔する。
上司にしなだれかかり、自分のスーツや靴を汚して年末に出費が増える。
さらには後日、風邪を引いて出社すると女性社員から冷たい態度を取られ、人事部やコンプライアンス部から呼び出しが掛かる。
ただ社会人として無理やり参加した忘年会が、自分のキャリアを潰し転職する事態にもなり得るのです。
飲み会での言動で「恋人・結婚」などという言葉も気をつけましょう。
人事部やコンプライアンス部から呼び出されるのは最悪のケースです。
この時にも事情を聞いても、自分に居場所はもうないと思った方がいいと思います。
飲み会でわかる自分の立ち位置と目指すべきポジション
売れる営業マンは『話が楽しい』盛り上げ上手
- 1割が話を盛り上げる人(できる営業マン)
- 4割がよいしょ担当
- 4割が配膳係
- 残りの1割が場所や時間の計画をして、仕事は終わったと思っている人
この場合4割がよいしょ担当、4割が配膳係、計8割は『羊の群れ』です。
=誰が何を発言したのか記憶に残らない人のうちに含まれてしまいます。
もちろん、その代わり気楽です。
しかし、この飲み会で圧倒的な存在感で、一言だけで爆笑させたり、間や空気感を作れるたった1割の人が『一流のできる営業マン』になりやすいポジションだと言えます。
大学生活で既に今の飲み会の役割が決まっている?
縦社会を飲み会で学んだ『体育会系大学生』
学生時代に体育会系のサークルに入っていると飲み会ならではの、縦社会の習慣を知ったはずです。
徹夜で遊べばお腹の具合が悪くなる、風邪を引くも含め、泥酔した友人の介抱や恋愛、そして喧嘩などに遭遇し社会人になって経験することの予行練習をしたと思えば非常に有意義な時間を過ごしていると言えます。
そんな経験をしているのとしていないのとでは、社会に出て大きな差が出るものです。
飲み方・注文・会計・靴の準備にタクシーの手配、学生の時にやっている人ほど、飲み会で印象をアップさせる人材になります。
飲み会での『羊の群れ』は社内の価値
社会に出て営業マンという職業につけば1位以外は名前を覚えてもらえません。
トップセールスと言われたいならば、圧倒的な売り上げと年収を手にする必要があります。
『羊の群れ』というの『営業マンたちがいる』『同僚がいる』という群れとしか見られず、いてもいなくてもわからないチームに入ってしまうのです。
『羊の群れ』の仕事も年収も『平均・普通』
だれかが1位でビリがいるというピラミッドではなく、年収で言えば皆『400万円』
1000万円プレーヤーも250万円もいない普通、つまり代わりがだれでも良い存在になってしまうのです。
なんとなく飲み会に付き合うのが『普通・平均の営業マン』
『上辺だけの付き合い』に注力し、印象は誰にも『悪い』とは思われませんが『良い・最高・素晴らしい』とも言われない存在です。
断れない飲み会が多いのは『普通』の営業マン
都合の悪いことが言えない、という協調性はあっても『持ち上げ役・その場の全てを持っていくアイドル』のような存在にもならないのが普通の営業マンです。
トップセールスマンは圧倒的な結果で羊の群れを置いていく
平均・普通の同僚営業マンは顔色を伺い、よいしょをして配膳に全力を尽くします。
トップセールスマンは一気に『大御所』へ飲み会はアプローチし、多くしっかり結果と良い印象を残します。
そんな大御所とトップセールスが話している間に、ビールを注ぎに来るには、悲しくも置いていかれた羊たちなのです。
『飲み会スター・アイドルになれる営業マン』
売れる営業マンほど一匹狼で寡黙なイメージがありますが、飲み会で一瞬だけいきなり場をもっていく、ひっぱることができます。
- 歌が上手い
- バク転する
- 熱弁・感謝の言葉
など皆を虜にするスキルは様々です。
特別なことができなくとも、その場を盛り上げられるスキルはもっておけば『早く飲み会を逃げられる』のです。
なぜ飲み会で人気者になるのは『トップセールス』なのか
後述する結論『売れる営業マンは飲み会から早く帰りたい』ということに繋がります。
3時間の飲み会で存在感をアピールするよりも2時間の飲み会で『結果』を残せば、自分の時間を1時間長く確保することができます。
つまり、言い方は悪いですがコミットすれば、飲み会からは『ドロン』しやすいということです。
売れる営業マンは飲み会から早くドロンする
売れる営業マンは習慣を大切にする
売れる営業マンはプライベートも仕事も習慣性を意識します。
いつもの時間にいつもの場所でいつも通りにリラックスする。
ただでさえ、営業マンは不規則になりがちなので売れる営業マンからすれば、『飲み会ごとき』に習慣を乱されたくないというのが本音でしょう。
聞こえは悪いですが「お肌に悪いから」と二次会をパスする本音に近いものがあるはずです。
営業マンの飲み会・忘年会回避術
飲み会を逃げられるのは『出張とクレーム対応』
飲み会を逃げようとすれば、強引に出張を入れてしまえばいいのです。
「忘年会は明日だぞ」と記事を読むのをやめようとした方も大丈夫です。
「クレームや急なお申し出、トラブルが発生した」
これで、飲み会は安定のキャンセル・不参加が可能です。
飲み会がお客さんより優先されることはない
売れる営業マンほど、仲の良い顧客を多く抱え顧客と『有益な社交』をブッキングさせることもあります。
自分の何か結果に繋がるように飲み会に参加したり、食事会に参加することを当たり前のように無意識にしているものです。
売れる営業マンは冷酷?
売れる営業マンは腹黒いと思うかもしれませんが、営業マンとして飲み会に参加せずに怒られるのと、月末に予算未達で終わるか、冷静に考えれば優先順位は決まるはずです。
営業マンは『付き合いを断れない』は過去です。
売れる営業マンはいかに『断り上手』になるかです。
飲みニケーション時代は終了
飲みニケーションという言葉は平成で終わり、交流したい人と人だけがお互いを尊重して作り上げる交流に変わりました。
皆が同じ釜の飯を食えば団結するというのは、テレワークが浸透している今非効率になっています。
『付き合いを断れない』時代は終わった
好きなことを好きなだけできる時代に突入し、好きなこと、得意なことにウエイトを置いて仕事をすることができるようになりました。
飲み会というのは昭和以前からあるものですが、好きな人、同志、良きライバルとは多くの有意義な飲み会がしやすい時代になりました。
営業マンは昔の風習より『結果』で生き残らないといけません。
理由は一つです。
『付き合いを断れない』時代は年功序列で終身雇用文化でした。
上司はずっとどこかで自分の上司であり続ける時代は、もうないのです。
『転職・独立』今の時代は無理して付き合うメリットがないのです。
売れる営業マンの社外の飲み会テクニック
『飲み会が好き』や『タダ飯』を求める若い営業マンも少なからずいるものです。
社外の飲み会は比較的簡単に同僚や部下を紹介できる場なので、一つのチャンスとして部下に場を譲るというのも一つのテクニックだと言えます。
飲み会好きな社長や上司は注意
『付き合いが悪い』
『飲め・食え』
『付き合え』
『ぐっと行け』
ハラスメントまがいな言葉も酒の力で、聞こえなかったフリをする同僚もいるはずです。
当然ながら『飲みニケーション』に拘束力はなく、元『飲み会担当』が社長になったり上司になれば、今の営業マンや従業員を束ねることはしにくいと言えます。
盛り上げ、よいしょに飽きる社長
飲みニケーション時代の飲み会スキルを伝授され盛り上げ、よいしょすると遠ざかる縁もあります。
「飲みニケーション時代が嫌」で独立した経営者が今は多くいるからです。
「誘われたから1回くらい」と会社の顔として会合や飲み会に出かけ、自分が苦手な飲み会をされると企業間の縁も遠ざかってしまうのです。
飲み会や忘年会はいつからある文化なのかよりも、時代は進み『何を皆が求めているか』それを理解した人や営業マンだけがトップになれるというのは確信的です。