『ムカつく女性』ほど営業で愛される

『ムカつく女性』ほど営業で愛される

営業をしていると「こいつ本気でムカつく」「ぶっ飛ばしてやりたい」と思うこともあるはずです。

これが一つの営業のあるべき姿とも私は思っています。

私は先にお伝えしておくと関西弁で言う『ふてこい=生意気』タイプで上司からも全然好かれてませんでした。

付け足して言うならば『愛される=ゴマをする』という考えが入社当初まだ若かったので思っていました。

『ムカつく女性営業』が契約を取れる理由

しかし営業をしてしばらくした時、「印象が適度」に良いより『印象が悪い』女性の営業の方が売れているということに気づきました。

社内で嫌われているというよりもお客さんとの会話でも、やたらとズカズカいうタイプだった私は「お客さんもムカつくやろな〜」と思っていました。

『ムカつく女性』ほど営業で愛される理由

営業では結論『都合の良いことを言う』ことが多いです。

わざわざ売りたいもののダメな部分や劣る部分をベラベラと熱弁し嫌われにいく営業マンはいません。

しかし、実際お客さんの心理は営業とは違います。

『この営業だけが本当のことを言ってくれる』という安心感を得ることができるのは『都合の良いことを言わない営業』なのです。

「私を裸の王様にさせまい」と言ってくれている。

聞いたお客さんの周りで数少ない、或いは唯一の営業とお客さん側は思うのです。

そのため結果としてお客さんはそんな『ムカつく女性営業』に依存して契約しお金を払うことになります。

『ムカつく喋る方の女性営業』の秘密

「ムカつく」という感情はどんなことで感じるのか、噛み砕いて考えてみると疑問に思うことがたくさん出てきます。

例えば自己主張が多くて自分の話ばかりするとか、礼儀知らずとか。

売れている営業の自己主張は自信の現れだったりもします。

『礼儀知らず=ズカズカ話してくる』普通に考えれば少し前に流行った『KY(空気読めない)系』な人間。

礼儀知らずに装って営業できるから『嫌われる』けど売れる

ここで仮説を立ててみると

『礼儀知ってる人』って丁寧なのか?

丁寧だから営業で提案しても断られにくいのか?

営業のほとんどのタイプは初めて提案する時などに、「いきなりのご連絡失礼します」と言いませんか?

「いきなりのご連絡失礼します」と言えるということは「礼儀知らずなことしてごめんね」ということです。

確信犯で礼儀知らずなことをしている営業もかなり悪質だと思いませんか?

営業はズカズカ切り込む話もしますし、何かしら隙を見つけて人間関係を築こうとするのが仕事です。

お店をやってる社長と契約をしたい場合、お客さんとして店に通ったり商品を買ったります。

でも、『欲しいか欲しくないか』で言われると『営業目的』なわけです。

営業としては真面目ですが、お客さんとしては不純な動機で利用しています。

その不純で礼儀知らずに思われるアプローチが普通の営業マンより強いから「嫌いや〜苦手や〜」という評判が立つのです。

『嫌われる=売れる』好かれるだけの営業は売れない

逆に人間でいる限りわざわざ嫌われたいと思う人はいないでしょう。

時に自然に本気で人を腹立たせる性格の営業もいます。

しかし、結果を出して売ってくる営業には他の人は何も言えないのが営業の世界です。

「忙しいと思うので・・・」挨拶行くのやめました、となるとそれはそれで好かれるどころか「おい!」となるわけです。

でも実際行くと「忙しいのわかってて来るのやめろ」って言われてしまいます。

結果として営業の仕事は「おい!」って言われるようなことをきっかけに商談を作っていくのではないでしょうか?

それなら嫌われることを覚悟に営業の『逆張り』をしていく方が効率も精神的にも正攻法だと言えます。

『ムカつく開き直り営業』は効果的?

「営業は嫌われる仕事なんで・・・」「私も仕事なんで・・・」っていう言い訳開き直り系の営業もいます。

これは社長や法人相手にはあまり効果は出ませんが、「対個人」に対しては効果的です。

「お変わりありませんか〜?」とバタバタしている忙しい時間の厨房に窓から声かけてみると言います。

でも、私近い経験をしてきました。

「待ってくれ〜これなんや!」と忙しい時にムカつくほどの笑顔でくる営業に他社の商品の売り止めの通達などの質問をしてくれるのは、「イヤも好きのうち」に近い人間関係ができるも確かだと言えます。

『ムカつく女性営業』こそ中身の濃い提案をする

都合の良い話より、「今の売上だったらこんなハイスペックなんて要りませんよ。」

一見お客さん側はカチンと来そうな言葉選びですが、お客さんは本来買うモノより安いものを買うことになり、営業マンはゴマをすれば高いものが売れていたのに安いもので契約を取る。

「なんで、安いもん売るん?」とお客さんも気付くのです。

ムカつくけどその営業が、「似合う似合わないと一緒ですよ〜、欲しいもの買うだけなら私いらんやん」とタメ口で話してくるくらいの女性営業、ムカつくけど側には置いておこうとなるのは心理的理由が生まれるからです。

『生意気な女性』ほど営業で必要とされる

ムカつく=生意気っていう傾向もあります。

「生意気な商談するな!」と私もよく怒られました。

私も営業をしていた当時「私言わせれば謙虚な商談で売れるの?」と反抗心混じりに思っていました。

世渡り下手の私で上司にも好かれなかった時期が長かったですが、結果として営業を辞める前には、『本気の悩み』は上司も私にしてくれるようになっていました。

生意気でムカつくけど、ちゃんと意見を言う営業は大切にされますし、特に女性営業は元々人数が少ないため貴重な相談相手としてくれるのです。

『陰口とか愚痴は多いのに、面と向かって言わない』のが一般的ならば私はあえて言陰口ではなく面と向かって文句を言ってみました。

もちろん、ムカつかれますし悪目立ちもしました。

しかし、今の会社に年功序列で出世を待って、定年までいるのか?

先のことなんてわからないのが、社会で生きる人たちの生きる道です。

お金も学歴もコネもない女性が営業になるなら、誰にでも気に入られるような商談してたらキャリアはなかなか築くことができません。

『優しい女性』ほど営業では危険

  • 「良いよ〜ありがとう」
  • 「やっとくよ〜ありがと〜」
  • 「すごいねぇ〜、さすがぁ〜」
  • 「私にはできんわぁ〜」

耳障りの良い言葉が多い営業って逆に本心で何を考えてるかわからないため、実は注意しないといけない営業だったりもします。

注意しないと意外にも優しい女性営業が悪い噂の根源だったりもします。

営業で自分より成績取って「すご〜い」と思うより悔しいと思う人が圧倒的に多いため不自然なのです。

普通の女性営業マンが多い理由

逆に『普通の営業』

特にムカつきもしないけど、好きでもない営業も多いのは事実です。

というより大半の営業は男性女性問わずそうだと言えます。。

そんな『普通の女性営業』は、売上も普通であることが共通することです。

社歴も平均的、月間契約も平均、ランチは同僚といくけど特に話題を取ることもなく普通=営業では存在が薄いとなります。

存在が薄い営業マンが職場で存在感が薄いけど、外回りではガンガン喋れるのかと言えば喋れませんし、話ません。

だからといって、この今ランチしているグループの女性営業に「絶対負けへん!」という熱量の高い営業もいないものです

そんな営業が多いから会社の売り上げは落ちもしないですが、飛躍もしない。

言い方を変えれば安定はしていますが成長もありません。

場を壊す営業=ムカつかれる営業

場を壊すといっても、盛り上がっている飲み会で泣き始めるとかではありません。

簡単に言えば、『平均』を釣り上げるような結果を出すことを場を壊す営業と考えます。

不良グループと一緒で、一緒にいるときはワイワイ言っているのに他のグループに入るとその子をイジメはじめる。

今まで平均で普通グループの営業だったのに、抜けて上にいくとムカつかれてしまうものです。。

いきなり嫉妬や妬み、陰口の対象になってしまうのです。

そのため『普通の営業』にとってムカつく女は営業成績が良いとなるのです。

営業成績が良い=お客さんに求められ愛される。

最後には社内で、「困ったらあの子や!」となります。

世の中で営業として生きていくのは難しいですが、モノを売る前に自分が今の生き方、時間の過ごし方で良いのかを冷静に考えると営業の成績は自然と上がってきます。

営業というのはそんな世界だと私は数年間の経験で感じました。

だれかと違うことをするのは勇気もいりますが、今を抜け出さないと『今より上』にはいけないということだけは言い切れることです。

 

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