ケチな営業マンはお金持ちになれるのか

ケチな営業マンはお金持ちになれるのか

ケチな営業マンはお金持ちになれるのか

『ケチと倹約・ミニマリスト』の営業マンの将来

特に大手上場企業への就職や学歴というのは、もはや『おまけ』程度にしかならず今すぐいくら稼げる能力やポテンシャルを持つかで人材の価値が決まるようになりました。

その中で、ミニマリストという言葉が流行り質素倹約をしている億万長者がメディアや本に取り上げられますます迷子の営業マンが目立つようになりました。

今回はそんなミニマリストや質素倹約のベクトルが間違った方向へ行ってしまった営業マンと、逆に成功の道を切り開いた営業マンの事実談をお話していきます。

ケチな営業マンとはどんな人をいうのか

ケチの代名詞となるのは、『金払いの悪さ』が1位に挙げられます。

部下を食事に誘う、デートの割り勘、経費の水増し請求、さらにはノベルティの転売という強者までいます。

その中でどれもケチや倹約に当てはまりはしますが、身を滅ぼし、自分の経済力を衰退させる行動もあることはお分かりいただけるでしょう。

収入が増えればお金持ちの道しかない倹約家の営業マン

年収が1000万円の営業マンが支出250万円で生活していれば年間750万円の貯蓄ができ10年間同額を運用に当てれば1億円近い貯蓄を得ることができます。

ケチはお金持ちから遠い営業マン

ケチの弱点は、人脈です。

  • 後輩を可愛がる(食事・飲み会・お小遣い)
  • 同僚への心遣い(割り勘の多め支払い・奢り・お祝い)
  • お客さんへのお土産

なども当てはまりますが、ケチな営業マンは目先のお金に囚われるため、将来財産になる芽も摘んでしまうのがネガティブポイントです。

ケチな営業マンは社内で味方が少ない

給料が多いより、金払いが良い営業マンの方が社内で人気であることが多く、特に若い営業マンで月末に「残り5000円しかないから全部出しておきます」と笑いを取れば、先輩や上司からすれば「飯に連れて行ってやろう」という気持ちになるものです。

これは目先のバックではなく、『可愛がられる』きっかけで先輩風吹かせて「今日は飲め、奢りだ」と見栄を張れば同じ会社であれば無理してご馳走してくれていることくらいわかるものです。

倹約とケチと横領は大きな差がある

部下などを飲みに誘い、帰りにタクシーを使わずに歩いて帰る。というのが倹約です。

ケチとは歓送迎会などの参加費がもったいないため参加しない、部下などの食事をご馳走しないなどという支出を抑える行動であり、見る角度によっては払わなくても良いお金を極力払わないというのが言えます。

倹約とケチの違いは、第三者が自分を値踏みしていると感じることだと言えます。

新人の営業マンが、さらに新人の営業マンにお金がないからスタバではなく缶コーヒーをご馳走する。これはケチにはならないはずです。

ここからが問題で、自分の収入や給料ではないところからお金を搾取しようとすると横領になりやすいのです。

某生命保険会社のノベルティを転売

大手生命保険会社のメインキャラクターであったアイドルのクリアファイルやポスターなどを転売サイトで販売した営業マンが社内で処分されたという情報は記憶に新しい出来事です。

大手ゼネコンの経費水増し請求

大手ゼネコン営業マンが、3年間で2000万円を超える金額を不倫関係にあったクラブオーナーに空の請求書を書かせ懲戒解雇処分になったというのはコンプライアンス研修やガバナンス強化の研究をすると耳にするトラブルです。

これは人望や第三者の目線など関係なく、法律に触れているため自分の人生を狂わすきっかけになってしまいます。

倹約家のミニマリスト営業マンはお金持ちなのか

倹約家のミニマリスト思考の営業マンは、お金持ちとまではいきませんが、お金持ちになりやすいタイプだと言えます。

収入・所得よりも支出が限りなく少ないため現金が残るのはいうまでもありません。

しかし、誰しもが倹約家でミニマリストになればお金持ちになれるというわけでもありません。

倹約家のミニマリスト営業マンは1点単価が高い

倹約家・ミニマリストのお金の落とし穴は、『こだわり』が強いことです。

1点1点、持ち物や所有するものにこだわりが強く、平均より高額なものを持っている選ぶ習慣があるのも事実です。

100円ショップで売っているペンケースも無印用品で500円で購入するのに、躊躇しないというようなところです。

倹約家のミニマリスト営業マンは支出に『無駄を省く』ことに無駄な時間を使う

倹約家かミニマリストは無駄を嫌い無駄を省くことに時間を使います。

見た目や頭の中は整理しやすい環境にありますが、乱雑に置かれた書類でも頭ではきっちり内容を整理できている営業マンと生産性は変わらないというのも難点です。

倹約家のミニマリストがお金持ちになるには

『無駄を省き無駄な支出・無駄な時間を削る』+αで収入の底上げが必要です。

経営者と営業マンの倹約やミニマリストは大きな差があり、収入の差・生活水準の差、生活習慣の差などがあります。

経営者が年収5000万円あり、支出が3000万円あれば減らす分も大きく残る期間楽も多いですが年収300万円の営業マンが250万円の支出から削れるのはそもそも少ないという部分です。

ケチより貧乏がお金持ちになる理由

貧乏はそもそもお金が少なく、守りものより次に得る機会を探す傾向にあります。

一方、ケチは少ないお金を守り抜くことに必死になる傾向があります。

この差は大きく、攻めない営業マン=お客さんの懐にも飛び込めません。

経営者のケチと営業マンのケチの差

ここで間違ってはいけないのが『立場』の差です。

営業マンはケチをしても誰の給料にも直結しません。

しかし、経営者は違います。

経営者はケチなほど開業3年倒産率は低く、中小企業でも大きな粗利益ではなくコツコツ稼ぎ内部留保を築くため社員の安心やリスク対策になります。

節電・節水・経費の無駄遣い・エコ運転・裏紙を使え、などという会社のケチ臭い指示にストレスは溜まるかもしれませんが、大きな館・工場を持つ会社どれか一つを本気で社員が取り組めば1名分の勇退退職金分くらいの金額になります。

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