営業マンは9割、悪いことをしている

営業マンは9割、悪いことをしている

営業マンは9割、悪いことをしている

必要悪の判断

営業マンという仕事をしていて、転職を考える人は今の仕事を変わりたい!と思う人以外に退職しなければならなくなった、事実上のクビ・リストラ・解雇を受けた人もいます。

そんなクビやリストラ・解雇というのは、本当に自分の欲を満たすために悪いことをした営業マンだけなのでしょうか。

営業マンは皆ブラックな環境に身を置く

必要悪を裁くのは社長なのか

大きな企業であれば年間に何百人という営業マンへの臨時の人事を行います。

傷病休職や離職以外に、倫理違反やコンプライアンス上のトラブルが発覚したり、横領などが発覚する場合に行います。

しかし、大企業も中小企業も経営者はあまりそのような横領でクビにはしません。

むしろ自主退職を願うため、早々クビにはなりません。

経営者や社長は営業マンより悪さになれている

経営者も社長も悪人ばかりと言えばその通りかもしれません。

なぜなら、平均年収の高い職業で経営者は営業マンより圧倒的に高いテーブルにいるためです。

しかし、お金持ちだから『悪い』のではなく、必要悪を熟知しスレスレの状況をかいくぐって成功した人こそが経営者であり社長なのです。

悪いことをしないといけない営業マンとは

営業マンの仕事は雇われた会社の商品や情報を売り、対価を得ることです。

しかし、100人の営業マンが100人売れる営業マンになることはなく、天と地の差が開きます。

その中で『悪』営業マンが生まれます。

営業マンはいかに黒をグレーにして、白をグレーにして生き残るかという仕事です。

営業マンは値引きをすれば『会社の悪』

  • 値引きとは会社の粗利益を減らすこと
  • 値引きとはお客さんや顧客に『得』を提供できる

値引きせずに、値段交渉なく商談ができるのは基本的に営業マンではなく『販売員』のカテゴリーになるかもしれません。

多くの場合そのテクニックを知りたがるでしょうが、前述の言葉を裏返せばお客さんや顧客を騙すことになります。

「キリのいい値段にできる?」

「勉強できるの?」

と言う声に耳を貸さないからです。

むしろ、値引きという選択肢を与えない売り方が世の中には存在するからです。

もちろん、値引きが社内的に一切ないという商品もあるかもしれませんが、結果として工賃やサービス商品を提供している、或いはレクサスのように車両購入費ではなく下取り価格を上げて実質値引きにしているケースもあるでしょう。

つまり、してあげられることをしない

手を差し伸べられるのに、手を差し伸ばさない選択をしなければならない場面が営業の仕事には多いのです。

心優しい悪さを知らない営業マン

若いクルマの営業マンがいます。

例えばリセールバリューが非常に低い車で粗利率の高い車と、リセールバリューが高くて粗利益の低い車、迷っているお金持ち以外のお客さん。

営業マンはどの車を売るでしょうか?

大抵の場合は粗利益の高いクルマを勧めるはずです。

彼ら営業マンだけが知っているモデルチェンジ情報があっても果たして皆がこのことを言うでしょうか。

もっと言えば、「モデル末期なので値引きを多くするよ」と叩き売ることが正義であり正しいこととはいえない場合が多いでしょう。

例えば、納車を急いでいない場合や値引きを多くしても結果として半年後には価値が半分ではなく8割ダウンするような場合もあります。

それでもモデル末期の熟成モデルと言い売るのも一つです。

モノは言い方次第・表現の自由と騙すことは紙一重

ボロボロのクルマをビンテージというか、味のあるクルマと呼ぶか。

間違いではありません、モデル末期のクルマも生産されエラーや不具合を修正し尽くしたモデルといえば間違えありません。

『絶対』という表現が営業マンの中で禁句とされていますが、「必ず〇〇です」と言わなければ良いだけのことで、「必ず〇〇だと私は思います」ならクレームを防ぐ防御策になります。

しかし、新型モデルが出たときに今はまた故障が多いから買わない方が良いと、お客さんを泳がす営業マンは何人いるでしょうか?

銀行の融資営業の悪どさ

人気のドラマでお馴染みになりましたが、融資の取り付けと回収、不良債権を減らしたい銀行。

スキームを考えいかに融資を取り付けるか

表面上は銀行の利益に繋がることであり、困った債権者や融資希望者を助けることに繋がります。

しかし、極めてブラックに近い、グレーのスキームを考え、融資を取り付け焦げつくのが分かっていても決算期前などは融資を依頼する場合が多くあります。

「お金を借りてくれ!」というパターンです。

契約が取れるなら今の問題だけに注視しこの先のことは自分は栄転しているから後の祭りだと思っているからです。

つまり、「そんなことをしてはダメだ!」

ブレーキをかける人が優しく思いやりのあるできない無能な人間と評価を受けるのです

営業マンの横領、悪党扱いされる社員たち

売掛や買掛をポケットマネーで一時的に工面する方法。

誰かを助けることになりますが、会社の規約上重罪です。

それも自分の懐にお金を入れるのではなく、助けるための『悪』です。

自分という営業マンが仮にそんな境遇にいた場合、皆さんは見て見ぬフリをして手を振り解くでしょうか。

会社で生き抜く営業マンとは

営業マンが組織である会社で生き抜く方法は、ズバリ適度な罪人になり懺悔することを少しずつ抱えて生きていくことです。

優しすぎる人というのは生き残れず、度を越した悪は弾かれるわけです。

様々な職業で大人はみんなブラックで悪い

弁護士や税理士などの士業も同じことが言えます。

弁護を断り続ければ生きていけませんし、雇われている場合は案件を断り続けるようなアソシエイトはいないはずです。

少しのことを如何に膨張させ、見せたくないところを見せないようにするか。

少なくとも弁護士は依頼者を守れば、誰かは悲しみ嘆くことを知っています。

高級車は節税対策と言えてしまう時点で悪

ブラックと紙一重なのが人生

高級車と身分の差にギャップを感じる時点で節税の域は超えると考えることもできます。

もっと言えば、何かしら関係付けしてフェラーリの中古車を3年で原価償却させる。

冷静に考えれば非常に不可思議なことなのです。

会社社長・経営者というだけで暗黙のルールとして許されるだけの話なのです。

少なくとも隣の経営者が許されたから自分も許されるというわけではない、なんとも言えない『大人の事情』が集結するため『善も悪』『悪も善』となるのです。

ビジネスで考えるからこそ悪いと考えるかもしれません。

節税と脱税と悪

節税と脱税というのと非常に難しい境界線であり、明確な基準はあるようで個々に差があるものもあります。

さらに言えば、過少申告と脱税など『悪意』を感じるか『故意』かということを客観的判断でジャッジします。

例えば、トラックの運転手がお客さんの保険屋さんがタバコとエナジードリンクを差し入れしたとして本当にその差し入れを運転手に渡したかなど証明することも難しいのです。

何百万もの大金でこそ領収書の発行元を調べることをするでしょうが、自分で食べたコンビニのおにぎりのレシートが入っていて悪とされるかという問題です。

脱税が悪になるのは別にニーズがあるから

脱税が脱税として成立するには、税務署や国税庁から指摘されることから始まります。

つまりは『重加算税を納税させたい』という新たな国を健全化させたいというニーズと、税務署員のノルマという営業マンに似た環境があるからです。

日々私たちの安全を守ってくれている警察も、ネズミ取りは交通安全が目的ですが、『目標(=ノルマ)』はしっかり存在する世界であるということです。

後に言いたいことは結果、脱税した悪人がノルマを達成したい国税のカモになるかならないか…

どの世界でも目標や予算・ノルマを設けるとどこかしら、努力だけではない『知恵』が働くということです。

子供の立ち小便も罪であり悪

子供が催して森で立ち小便をしたとして、誰が罪だとするでしょうか。

それが子供だからなのでしょうか?

自衛隊の訓練中にトイレがないことも多くあります。

自衛隊が外で用を足すことは公務員でも許されないのではないのか。

と、真面目に考えはじめればキリがないのです。

年末に泥酔した酔っ払いが街で落としていくものも、現行犯で逮捕されたとは聞いたことがありません。

では、『融通が効かない』というならばどこまでが融通なのか。

となってしまい、

融通=黙認なのか

融通=必要悪としていいものなのか

判断は非常にシビアです。

偽善者=営業マンなのか

如何に利益を多く取るか=お客さんや顧客、利用者をカモにする

或いは、仕入れや原価を買い叩くか粗悪品を売るしか術ほぼないからです。

もちろん従業員も抱えず、オープンプライスで売り続けて帳簿も一切綺麗な商売人もいるはずですが、貴方様以外がこの方法で商売して何%の人が同じ状況にできるでしょうか。

それくらい悪のないビジネスというのは存在が奇跡的なことだと言えるでしょう。

もちろん、薄利多売のビジネスモデルも多く存在します。

しかし、お金を払うことにお客さんが満足するか、それ以上の価値を提供している

そういうビジネスの成立もあります。

それが全てのビジネスのうちどれだけのシェアがあるかは、皆さんがよくご存知のはずです。

営業マンを辞めたい

悪事に手を染めず稼げる仕事はあるのか

職人や画家で現金商売もせず、支援されたお金すらも所得申請している場合は稀ですが、心根が優しすぎて社会不適合だと気付いている方はぜひ投資を勉強して頂きたいです。

億単位の収益でも悪どくない職業

個人投資家としてコツコツひたすら勉強し、稼いだお金で税金をしっかり納めていれば、悪どいことをせずに稼げる唯一の職業かもしれません。

なぜなら、そもそも個人投資家は買いたい人と売りたい人が一応はいないと成立しない取引だからです。

商品のクオリティや従業員、時期や上司、会社との駆け引きなどが不要です。

少なくとも数億円の利益を出せばサラリーマン何人分の年収分も税金を納めることになるでしょうが、それでも自分自身で善悪の判断ができます。

節税するか、満額払うか、そもそも利益出さないようにトレードを調整して時間や自由を得るかです。

 

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