ブラック企業で働く経験と体験談集

ブラック企業で働く経験と体験談集

ブラック企業で働く経験と体験談集

転職や人事部のキャリアで聞いた・見た『ブラック企業のリアルな勤務実態』を記録したものです。

長時間労働など代表的なブラック企業のイメージを含めて、どんな毎日を過ごすのかを質問したものです。

ブラック企業とは

「新興産業において若者を大量に採用し、過重労働・違法労働・パワハラによって使いつぶし次々と離職に追い込む成長大企業」を指す。「従業員の人権を踏みにじるような全ての行為を認識しつつも適切な対応をせずに放置している企業」との指摘もある。対義語はホワイト企業。

ブラック企業に休みがないのは本当か

ブラック企業と言えば休みがない。

とよく言われています.

朝から次の日の朝くらいまで会社にいるけど、働いているだけではありません。

A.買い出しでサボる。サボらなきゃ倒れる。

それこそ、入社したての時は、上司(全員の昼飯・夜食(夕方飯))を全員分買いに行くのも仕事でした。

もちろん、同じ店で合わせてくれるなんて優しさはなく。

中華でもラーメン屋なのか、弁当屋なのか、総菜屋の中華なのか。

牛丼も松屋・吉野家・すき家。みんなそれぞれ。

でもそれで1時間かかっても2時間かかっても別に何も言われない。

みんなが通ってきた道だから、ここで抜かなきゃ倒れるっていうのも皆、同じタイミングなのだろうと思います。➡︎徹底ブラック企業排除の転職エージェントはこちら

A.被害者意識はなく、当然・当たり前になる毎日労働

僕らはみんな朝起きて一回くらいトイレに行き、朝食を摂る。

当然身支度をする。もちろん、歯を磨く。それは仕事が休みだからしないことではないはずです。

それと同じようにブラック企業に勤めると、朝の歯磨きと同じように出勤しているし、シャワーを浴びるように残業をしている。

そういうサイクルになる。➡︎徹底ブラック企業排除の転職エージェントはこちら

A.麻痺した働き方は変えられない。

自分だけに課せられたものではないからこそ、余計に麻痺する。

みんなが当たり前のように夜中まで働き、早い順に、バイトやパート、女性社員が帰っていく。

それにも憎しみはない。

もうそういうもの。

普通電車が快速や急行が追い抜いていくのを待つようなもの。

なんで先に帰るんだ、なんて思う人は誰もいない。

ブラック企業に休みがないのは本当。

A.連勤はいつまでも続く。それが普通になり倒れる

連勤は連勤中には数えないのが体調管理だと上司に教わったことがある。

1周目2周目と数えていると「自分はこんなに走った」という意識に左右され疲労感が増すと。

確かにそうだった。

27連勤していることに気づかず、今日で何日目の連勤か数えた日に会社は気分が悪くなり吐いて早退したのを覚えている。

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ブラック企業の雇用形態と出世の仕組み

元々いた会社は地元では有名な代理店業を行う会社でした。

飲食・広告・物販・卸・コンサル・不動産など子会社を作って社員を社長にさせる仕組みでした。

そのため30代前半でも会長の目に止まれば『雇われ社長』になれる会社でした。

聞こえはいいですが。

複数の会社を紐付けしながら、粗利や純利益の調整を行なって、何度か労働基準監督署の調査も入りましたが、隠す書類はなんと別の倉庫を借りてそこに保管しダミーの書類を保管しています。

そのためボロは出ず、単純に利益がでなければ海外事業部へ飛ばされるか、総務2(名ばかり)へ行くという流れになっていました。

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うちの前の会社は退職率は悪くない。

ように見せている。

だが実際人は消えている。

部署変えをしているなど様々な理由をつけることもあるし、退職を遅らせて傷病休職を取らせることもある。

中間管理職という地位に就いてしまった時の会議で「辞めさせたのは力不足、辞めるのは当たり前だろ。復帰させろ」と言われているのも耳にしたこともあった。

「うちの会社は働いた分だけしっかり還元する」

「年収2000万円を超えている社員もいる」

「〇〇内一位の売り上げ」

などやたらと『お金の話』をされたことを思い出した。

「君は体力に自信はあるか?」

「うちは体育会系の会社だ」

「何度も言うけど、働くのは好きかな?」

これはすべて、長時間労働に対しての予防線だと思う

ブラック企業は辞めても転職が上手くできない理由

複数の事業展開をしていると、どこかしらで取引先として繋がってしまうのです。

不思議なことに、競合会社があっても競合会社はうちの、実はおしぼりなどを使っているということもあるのです。

そもそもライバル会社の忘年会がうちの宴会場で行われるのは通年です。

だから、ほぼ今までのキャリアを活かす転職は不可能なのです。

みんな「気づいて気づかないフリをしているから」怖いですよね。

ボクもどうしたらいいか。わかりません。

ボクの場合は運良く、離職票は発行されたので一安心でした。

元々有給休暇など500日以上超えているはずですが、w

突然の辞意による会社への損害として有給休暇は免責するという書面がありました。

ま、ボクからしたらそんなことより辞めたい気持ちでいっぱいだったので良いんですけどね。

一言目、お疲れさん。二言目、余計なことはしないように。

そう言われ早20日。

確かにかなりえげつないブッキング(商談のバッティング)も突き飛ばしていたため、揉め事が多い会社でした。

しかし、ある時、都道府県の管理下(どことは言えません)の大物政治家と会長が写真にデカデカと写り、その2年後その息のかかった優良なテナントを格安で入手したことを知りボクは本当の意味で怖さを感じたんです。

恐らく「余計なことはしないように」という忠告は労基署とか弁護士とか立てても、無駄だからね。という忠告だったように思います。

辞めてから執拗な連絡・嫌がらせ

実際辞めて10日間上司から1日5件以上の電話。

「一度会わないか」「わからないことがある」「次の人事のことで」「君の顧客の・・・」

最初の3日は電話を取ってしまう癖がありましたが、ほぼ仕事しているのと変わらないことに気づき、携帯電話を『格安スマホ』にして電話番号ごと変えてやりました。

前の勤め先から追いかけられ、外に出ようとしたら待ち構えていた。

冷静なボクだけど警察に通報したら、すぐにいなくなった。

警察から事情を聞かれて「前の職場の人間どうか、こちらでは判断できない。」「相手は何かしてきましたか?」とベタなセリフを言わせる始末に。

辞めてもしばらく上司の家庭訪問は続きました。

オートロックのため居留守が通りましたが、ポストには「名刺」

「前職がブラック企業だったため辞めました^^」

とは言えないよなぁ。っていう問題。

ブラック企業に入社してからの日々

いつ事故してもおかしくないクルマの運転手になる

黒のゼロクラウンは走行距離20万キロを超えていた。

タイヤはツルツル、いつバーストしてもおかしくない状態。

車内ではタバコをスパスパ吸い、取引先へ行く間はタバコを買っとけ、などと言われることもあり、もちろんそのタバコ代はもらえない。

ありえない状況が続いたボクは、試されているのだと信じて続けてしまった。

それがブラック企業へ深い入りするきっかけだったように思う。

試された結果、配属が正式に決まり辞めるまでボクはいた。

というよりも動けなかった。

次々と配属が決まると、黒い案件ばかりを任された。

そして、1件黙認すれば、もう止まらない

ブラック企業の隠蔽気質

私が何年も社内の鍵付きボックスで管理している印鑑庫が怖くて仕方なかった。

たくさんの印鑑があり、個人だけでなく法人印で何とでも読める印鑑が角印も含めて揃っていた。

いくらでも都合の良いようにまき直しのできる道具。

監査前にはその引き出しは枠ごと違うものになるためバレないが、万が一の時には自分がその責任を取らされることはわかっていた。

仮にも自分以外の人間がボクの代わりに入社していて、

「これはおかしい!会社として間違っている!」と言える人はいたのだろうか。

ブラック企業が怖いわけじゃない。

ブラック企業に染まる自分が一番怖かった。

何より、片棒を担ぐことに何度もなったのかいうまでもない。

実際、契約書の捏造も巻き直しという名の『書き直し』も管理職になり、それを承諾している印鑑を実際押している。

勝手に押してあったこともある。

会社の机の一番上には重要書類を入れるが、印鑑はもう一段下の引き出しと決まっている。

マニュアルはない。

だけど、管理職になれば必ず教わること。

承諾やりん議の際は署名ではなく捺印をすることも決められていた。

それは、複製し監査が入る前の対策が早く済むからです。➡︎徹底ブラック企業排除の転職エージェントはこちら

*キャリアカウンセリングで協力していただいた方の一部抜粋

本当にブラックな会社は本気で対策をしているから、絶対にバレない。

監査時は体調不良や、遠方出張を無理やり入れさせることもあれば、休暇をしっかり取れる会社を装うように監査管理者が代わりに立ち会いを受けることもあった。

隠蔽は完璧であり、監査や外部からの指摘が入ることなど、どこからか情報が流れてきている

ブラックな企業は触れてはいけない政治家や発言力が強い政治家がバックにはいる。

さらには、子会社には『怖い』人がいつでも呼べる会社もある。

簡単に言えば、上下左右、前後ろ。

どこから突かれても交わさずしっかり受け止め、必要な策を取る。

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ブラック企業はブラックに見えないから厄介。

会社は暗黙のなんちゃらというやつ。

『敵に回してはいけない相手』というブランディングができている。

同業との喧嘩もすぐに弁護士が出て行き、大げさに言えば次の日には何もなかったかのような日に。

独占禁止法などにも引っかかりそうだが、残念ながら引っかかっていなかった。

今、ブラック企業だと言われている会社は、氷山の一角。

それだけは確信して言える。

何度か働いていた会社は訴えられているが、ボクが知る限り負けたことは一度もない。

ブラック企業に勤めたことでの体調や精神的な変化

ブラック企業で鍛えられたメンタル

ブラック企業に勤めていると思っている人に言いたい。

偉そうなことを言う気はないです。

自分にとって不愉快な相手。

ストレスな場所。

からは、どんな手を使ってでも逃げたほうがいい

血反吐を吐いて働いても自分の貯金は、あの会社(ブラック企業)の一ヶ月の経費くらい

日銭稼ぎで70まで働けば良い。死ぬまで働けば良い。

その代わり自由な人生がある。

ブラック企業からの転職について

実は個別でここの会社なら・・・と思った会社にエントリーしました。

WEB採用担当から、エリアの採用?に繋がれた瞬間に見送られることに。

前歴がブラック企業だと、転職後も仕事に支障が多い。

だって、クライアントバッティングしたら、絶対負けるし。

勝って逆恨みされるのも嫌だし。

って、思いますよね。関わりたくないって思いますよね。

個別に社長が「あいつを採用したのか?」

とクビにさせることは滅多にないと思います。

辞めたことによって生じた損害賠償を払えという話もありえないと言いますが、あります。

うちの勤めていた会社ではありませんが、関連会社はパソコンや社用車、ネームバッチ、ロッカーのクリーニングも含め何十万円という請求をしているというのも黙認していました。

もちろん、掃除も何もしていません。

  • 顧客数も多い、クライアントも多い。=お金がある。
  • 金を撒けば社員の補填はできる
  • 税金はしっかり納める=だが、帳簿はペンを舐める。
  • 裁判でも勝てる。
  • 親会社は具体的には言えないが火も煙も出ない=信用=(偽)ホワイト企業
  • 子会社が問題を抱えれば潰せば良い。=新しい社長と会社の誕生
  • 週刊誌=別の大きなネタを売る=むしろ仲間

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