上司でもこれをされたら『上司』として扱わなくて良い

上司でもこれをされたら『上司』として扱わなくて良い

上司でもこれをされたら『上司』として扱わなくて良い

上司に対して唯一上司だからといって譲らなくていいことがあります。

それは挨拶です。

「お疲れ様です。」

「…。」

この行為があればもう上司だと思わなくて良いと私は予々言ってきました。

あいさつは誰でも平等にできるにもかかわらず、しないということは当たり前のことができないということにも繋がります。

挨拶はされて当然、相手からしてきて当然という、人間として礼節ができていない人材は経営者が見ればクビに等しい対応を取るでしょう。

なぜ上司が挨拶を無視したら『上司』として見なくて良いのか

挨拶というのはコミュニケーション能力の高さを表します。

『面倒』では済まされないものなのです。

そもそも、日本のパワハラの中には挨拶を無視するという行動も含まれています。

上司としては挨拶は『責務』であり、人間として『当然』のことなのです。

私たちが仮にマンションの廊下やエントランスで子供とすれ違った時「こんにちは」と挨拶しませんか?

子供だから、大人だから挨拶する、しないと優越を決めることはしないはずです。

「挨拶をしてくれない」という評判は昇進に関わる

大手上場企業の会長が、新入社員に

「この人(その時の担当上司)はみなさんに挨拶しましたか?」

と新入社員研修の時に聞いた時に「?」という顔をした新入社員が居たそうです。

その顔を会長は見逃さず、『この人』は昇進を見送られました。

その会長はまともに挨拶ができない人間が人の上に立つ会社にしてしまった、私にも責任があると言っていたのを鮮明に覚えています。

「挨拶を無視された」と上司の愚痴は違う

「上司が仕事をしないんです」

「手柄を横取りするんです」

そんな上司の愚痴は大きな組織では山のようにあります。

しかし、「挨拶を無視された」というのは上司の口のレベルではない攻撃力を持っています。

「上司が仕事をしないんです」という立証は出社し一定の職務を果たしていると、内部監査部や人事部も指摘しにくいのですが「挨拶をしない」というのはコンプライアンスに抵触するため、礼儀以上の問題になるのです。

オーナー社長ほど『気持ちの良い』挨拶する

絶対『挨拶』を無視をしない人間とそうでない人間

雇われ社長とオーナー社長で言えば、オーナー社長の方が実権を握っているにも関わらず挨拶をします。

オーナー社長は自分が会社の『顔』だということを知っているからです。

雇われ社長は上下関係の政治的な戦いに『勝った』というプライドが先行し、偉そぶることが多いのです。

オーナー社長は創業時の苦労をもちろん知っていますし、何か自分の会社にあれば離れていく人や取引先があることを知っており、経験もしています。

だからこそ、『人との関係』を利害だけで留めておくことは勿体無いと考えるのです。

自分を偉いと思うと『挨拶』をしなくなる

上司と部下の関係で上司が部下なしで成立する仕事など、ほぼありません。

経営者も同じです。

従業員がいなければ会社という組織は成立しません。

その根本を忘れている経営者や上司は、経営者としても上司としても扱う必要はないと言えます。

上司や経営者は偉いわけではありません。

しかし、いつしか皆が頭を下げることが当たり前になり、謙虚な気持ちどころか『リスペクト』の気持ちや『感謝』の気持ちを忘れていくのです。

日本の政治家か偉そうに見えるのは挨拶が適当だから

頭を下げることにプライドを許さない政治家

アメリカ大統領は「thankyou,」「good morning」と言ってから記者クラブでの発言を始めます。

日本はニュースで「大臣おはようございます」と記者クラブの報道陣が挨拶しても手を挙げるだけ。

そんな政治家が多いから日本の政治家は『偉そう』だと嫌われるのです。

少なくとも報道陣も投票権を持ち、遜る必要はなくとも平等な扱いをするべきでしょう。

どの上司に付くか迷えば『挨拶』で選べば良い

会社という組織にいると、派閥争いに巻き込まれることもあるでしょう。

一匹狼ではいられない状況になれば、まず『挨拶』をしている上司を見比べていくことをおすすめします。

挨拶は気持ちを表します。

  • 面倒な挨拶
  • やらされている挨拶
  • 気持ちのこもった挨拶
  • 思いやりのある挨拶
  • 何かを感じ取ろうと努力する挨拶

などさまざまです。

逆に自分の挨拶を反省する機会にする

この上司は上司に値しない、そう思うような挨拶を無視する無礼な上司がいた時、自分の挨拶を思い返してみてください。

上司という一人の人間を非難できるほどの挨拶を自分ができているのか?

と。

小さく首を下げるだけで「ざーす」「あつかぇす」のような語尾だけ言って挨拶している気になっている方もいるはずです。

上司を上司として見ない以上に、部下として認識されていない可能性

挨拶というのは本来、相互に同じ力量でするものです。

しかし、上司がそんな挨拶ができていないと思う前に、自分の挨拶が日頃からできていなければ、まず上司は部下を実力のある部下だと認識していない可能性があります。

上司も部下の挨拶を見ているため、「なぜ上司の自分から部下に挨拶をしなければならない」とヘソを曲げさせている可能性もあります。

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