年収500万円の生活が重要な理由
私は決して金銭感覚や経済観念に長けているわけではありません。
強いて言えばケチな個人事情主というところだと思います。
しかし、他の方々と違うのは圧倒的に成功するキャリアも失敗するキャリアも、
鳴かず飛ばずのキャリアも見てきたというところです。
その中で、人生でおそらくほとんどの方が一度通る年収の道をお話しようと思います。
幸福度が高いビジネスマンは年収500万円
日本のアンケートでは年収650万円〜850万円が全年収でもっとも幸福度数が高いという統計が出たのを目にしたことがありますが、実際私も実感しているのは年収500万円ラインです。
- 適度な向上心
- 適度な経済的余裕
- 適度な社会的地位
- 適度な精神的安定
すべてが適度であり年収と年齢とのバランスも取りやすいラインとも言えます。
適度であり年収と年齢とのバランスも取りやすいラインとは?
適度というのは、多すぎず少なすぎない経済力で、平均的『普通』の生活が不自由なく遅れる年収だと言えます。
さらに年収が1000万円でも年齢が63歳であれば定年間際で、子供がいても成人している可能性が高く、必要な時にお金がなかったということになりかねないと考えられます。
適度な年収というのは、いうまでもありませんが日本の平均年収と比べても、隣に住んでいる人と年収を比べてもそこまで大きな差が生まれない金額です。
要するに、嫉妬や妬みの心配もなく、稼ぎが少ないとも思われないボーダーラインと言えます。
年収500万円で自分とお金と向き合う
年収500万円に達成した時、早ければ20歳後半〜30代後半。
もしかするともっと後になるかもしれませんが、このタイムラグは転職などでいくらでもフォローアップできます(本業のため)
年収500万円に到達した時、まず一人でこの年収でお金を貯え、自分の人生を楽しみ、仕事に満足感を得ているか向き合うタイミングです。
この時、独身で貯金がゼロであれば、今以上に稼ぐか、貯金の仕組みを作らないと一生お金が貯まらない生活になりそうです。
他にも、全く楽しくない仕事でこの経済的余裕は適正なのか?
もっと自分がワクワクする仕事、達成感がある仕事があるのではないか?と向き合うのもこの時だと私は思っています。
転職で年収と待遇同時に上がるのは年収500万円
嘘、偽りなくいうとキャリアアドバイザー、コンサルタントとして言えるのは、年収300万円台は大幅な年収アップを転職に期待できます。
そして年収500万円になると年収の大きなアップよりも、将来性も含んだ待遇を上げることが重要になってきます。
個人で転職すると、年収アップ幅が小さくて待遇がそこまで上がらないことがあるので、プロも意見が重要になってくると言えます。
正直な話、年収300万円の方の年収を倍にするより、圧倒的に難しいのは年収500万円の年収倍です。
年収1000万円を超えるにはある程度条件が限られてきますが、年収300万円であればその壁がない分比較的境界線が低いと言えます。
年収500万円でのキャリアアップは、『年収+待遇』で少し先に目をやる重要性があります。
年収500万円でしっかり生活基盤を築く
年収500万円〜700万円の生活は、人生で平すと一番長い時期になります。
ここで、生活基盤がしっかり作れていないと年収が800万円以上になった時には、支出が多めの生活になってしまいます。
もちろん、私のように支出が少ないタイプであれば年収300万円〜400万円で生活基盤を固めることもできます。
しかし、平均的に考えると外食やたまに贅沢したり、旅行にも行きたくなると思いますので、ここで生活基盤を固めるのは難しいと言えます。
無理をすると向上心を失いかねないのもリスクなので、まずは早いうちに年収500万円のボーダーラインは超えておくべきです。
具体的な生活基盤を固める
具体的に生活基盤を固めるとはどんなことをいうのか、簡単にお話しておきます。
生活基盤とは、年収500万円以下になればこの生活は維持できない可能性、或いは支出削減をしていく必要がある生活水準です。
ここでは将来の対する貯蓄や資産作りも含まれますので、生活費だけではないことが重要です。
- 住宅ローン・家賃のバランス
- 保険(医療保険・収入保障系)
- 老後資金保険(資産形成)
- 定期預金作り
- 目先の現金300万円(結婚式費用は別)
この5つの項目が生活基盤を固める要素です。
年収500万円の保険
年収500万円になれば、必ず決めておきたいのが保険の完成系です。
- 医療保険+収入保障なのか
- 手厚い医療保険だけにするのか
そして、資産作りとしてドル建て・円建てなどの終身保険の加入です。
年収500万円を初めて超えた時に、この保険のことをしっかり決めておくと急な生活の変化にも順応しやすいので、支出が増えてもこの時点で生活基盤として保険には加入し、その時点で加入している保険の見直しをするべきです。
私が加入した年収500万円の時の保険内容
医療保険
・入院日額5000円(180日)+ガン診断100万円+三大疾病50万円+先進医療+保険料支払い免除特約
・入院日額5000円(60日)+ガン診断50万円+三大疾病50万円+保険料支払い免除特約
終身保険
・ドル建て終身500万円(積極型)
・ドル建て終身500万円(スタンダード)
私の場合、収入保障をつけずに一時金支払いを手厚くしました。
そして医療の終身も2つに分けることで、万が一お金が必要になったときに解約しても全部保険が消滅することを避けるためこのような加入の仕方にしました。
これで保険料は月に約3万円ほどです。
年収500万円であれば年間36万円の支出はそこまで大きくないと言えます。
そして、年収が上がれば「そういえばかけていたな」くらいになると思って加入しました。
年収500万円の貯金
年収500万円が何歳の時なのかによって金額は変わってくると思いますが、私はとりあえず30歳で300万円を目標にしていました。
年収500万円で以外と多いのが、「入った分だけ使えば仕事もやる気になる」という方です。
もちろん、そのようなカッコいい生き方もいいですが、年収500万円で結婚資金・出産時の費用などを別として貯金を作っておけば、支出が仮に増えたり転職したりするのにも精神的安定があります。
子供が小さい時ほどキャリアパスも重要な時期です。
貯金が結婚・出産費用と別に300万円あれば、少なくとも半年は給料が元に戻らなくともやっていけますし、次の職場と給料支払いの日が異なり2ヶ月空いてしまうこともありますが、そんな時も安心だと思います。
年収500万円の今日からお金上手
年収500万円は生活基盤を築くのに最高のタイミングだと独立して改めて思っています。
あの時に、保険に加入していなかったら今加入しているのか。
お金にちゃんと関心を向けて資産などのことを考える自分がいるか。
と言われると不安になります。
年収500万円という限られた時間に、お金と向き合うのは大切だと言えます。
ちなみに、オチではないですが、年収500万円で私の支出は250万円以下だったので逆に不安になったのを覚えています。
WEBライターの紹介: Yoshi
1981年生まれAB型
アパレルメーカー勤務後、人材開発・トレーニングを担当。
人事業務に携わり、中途採用・キャリア採用を主に担当。
その後独立、国内企業のCSR調査事業を某大手コンサルティング会社のサポーターとして参加し、その後就活セミナーやベンチャービジネスのゲスト講師として講演活動をスタート。
大阪の大学でベンチャービジネスなどの講義を担当し、執筆業を開始。
共同出版にて出稿、大学内の広報誌で2期出稿。
現在は、WEBライターの他に、転職やキャリア形成のアドバイザーとして活動中。
➡︎WEBライターとしてビジネススキームの紹介はこちらの記事にあります
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