昇進して『どうしようもない部下』を抱えて困ったら読む記事

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昇進して『どうしようもない部下』を抱えて困ったら読む記事

どうしようもないほど仕事ができない部下は、どうしようもなく仕事ができない上司と同じように困るものです。

部下というのは年齢も比較的若いため、愚痴で発散することもよくありますが年齢を重ね、上司という立場になると愚痴を溢すこともできず、小言を言う『ありきたり』な上司になりがちです。

しかし、本当に困るほど『どうしようもない部下』を抱えた時、上司の自分はどうすればいいのか、を冷静にこの記事で解決していこうと思います。

昇進して『どうしようもない部下』を抱えて困った!

どうしようもない部下は皆からも『使えない人間』と思われている

どうしようもなく仕事ができない、ミスが多い、職務怠慢、自己中心的な部下は、上司が感じるだけでなく、同僚や取引先なども同じことを考えています。

「こいつマジで使えない」

「頭悪い」

「バカすぎ」

そんな風に思われて、噂や陰口を言われている場合があります。

昇進して『どうしようもない部下』を抱えたらどうする?

前述通り、仕事もできず、自己主張の強い部下は同僚や取引先にも同じような印象を持たれ、『味方』のいない環境で仕事をしています。

まず、チャンスを与えたり、褒めたり説教をするよりも先に、どうしようもなく仕事ができない部下の唯一の味方になることをオススメします。

上司と部下、同僚という関係を無くせば『憎めない奴』になる

仕事ができず、どうしようもない部下は、上司と部下、同僚という関係性をなくせば欠点は減ります。

どうしても評価対象やライバルになると、良いところより悪いところが目につきます。

もう一段階手前の『人間同士』の関係構築をしていくと『憎めない奴=可愛い』と思えるようになってきます。

どうしようもない部下は『何か考えている』

仕事ができずどうしようもないという部下が私の元に何度もお払い箱になって、面倒を見ることになったことがあります。

しかし、報連相ができなかったり不機嫌・不満げな顔をする部下は必ず何かを考えています。

「何もせずに何をしに会社に来ているんだ」と激怒する上司もいますが、実はまったく逆です。

むしろ、私たちよりも遥かに先回りした考えを持っていることがあります。

深く考えすぎる部下=どうしようもない部下

今の若い人材は私たちよりも遥かに、頭の回転が早いです。

なぜなら小学校からスマホを持ち、複雑なゲームをして、人間関係や親子関係も複雑な環境で生き抜いているからです。

江戸時代に生きる人の1年分の情報を現代の人は1日で得ています。

今と10年前、20年前の情報量の差は大きいのです。

だからこそ、私たちが見ると『深く考え過ぎている部下』が大勢いるのです。

会社にいる深く考えすぎる部下=どうしようもない部下

「これを聞いたら怒られる?」

「今忙しそうだ」

「誰かに聞け」と言われるから他の人を探そう・・・

聞ける人がいない、会社のヘルプデスクに聞いてみよう、と遠回りをする部下がいるのです。

隣の同僚に一言聞けば良いだけのことで、複雑に深く考えてしまうのです。

正直、私が20代の時は明日のことを気にして仕事をしていませんでした。

風邪を引いていたことにも気づかず、倒れて気づくことも多くありました。

今はそんな時代でなく、風邪を引いて1週間後のプレゼンが万全で迎えられないのはまずいと、体力を温存するのです。

上司や同僚から見れば、ただのサボりですが、その部下からすれば1週間後のプレゼンのために考え抜いた結果なのです。

そんな個々に深く考えがちな時代だからこそ、上司は『どうしようもない部下』をパワーで押し上げても無駄です。

押し上げるよりも『気づいてもらえること』が重要なのです。

どうしようもない部下は2パターン

  • ちゃんとしているつもりなのに全く成果が上がらず、上司や同僚に嫌われていると思っている部下
  • 自分は悪くない・会社や環境が悪いと思っている部下

つまり、自分に落ち度があると自覚があるかどうかの差です。

ちゃんとしているつもりなのに全く成果が上がらず、上司や同僚に嫌われていると思っている部下は、『ちゃんとする』方法を知らないか間違えているだけです。

それ以上に困るのは自分は悪くないし会社や周囲の環境にせいにしている部下です。

『自分は悪くない』と思っているどうしようもない部下

『自分は悪くない』そう思っている部下は、スキルや経験、社歴に見合っていない期待を私たちや同僚、会社にしています。

つまり、意識が私たちより高い場合もあるのです。

昔は『飲みニュケーション』の強制参加で、その酒の力で吐き出させるということもできましたが、今はそれができません。

テレワークやリモートワークで同僚も上司も接点が少ない『個』の働き方になっているためです。

『自分は悪くない』と思っているどうしようもない部下の対処方法

『自分は悪くない』というどうしようもない部下は、人の悪いところに目が行きがちです。

そして、自分に対して他人の期待値が低いことにもストレスを感じています。

確かにスキルや経験に見合わないタスクや責任を課すのは、上司としてもリスクですが、『この高い着地点に行きたい』だから「〇〇に任せたいんだけど、良いかな」と伝えると顔はイキイキしてきます。

子供におもちゃを与えるより、なんの面白味もない自分の名刺や白紙の領収書をすごく喜ぶことがあります。

子供が大人と同じように振る舞いたいように、できない部下も『できる部下』になれる機会を待っているのです。

『どうしようもない部下』は大化けする

『入社時にどうしようもない部下』

「生意気・基礎ができていない・自分の意見ばかり言う」そう言われてきた部下が気がつけば自分を追い越すことがあります。

私も何度も『青天の霹靂』を経験しました。

複雑に絡み合ったストレスも、解ける少しの糸口が見えると簡単に解けるように、どうしようもない部下ほど『どうしようもない時期』を乗り越えると成長が早いのです。

昇進して『どうしようもない部下』を抱えて困ったら

昇進してすぐの時は、どうしても成果や結果に意識が向きます。

しかし、上司になった時点で成果や結果に意識を向けているのは遅いのです。

社会人として『常に』成果や結果には意識を向けていなければならないのです。

つまり、『どうしようもない部下』の前に座る自分は『どうしようもない上司』だということです。

そして、自分のことを上司は、『どうしようもない部下』だと思っている可能性があるということです。

昇進してモチベーションが上がって見えていない部分も多いと思いますが、私も今冷静に思い返せば相当恥ずかしいことをしてきました。

『どうしようもない部下』へマニュアルを作るのは禁止

どうしようもない部下だと思われている人材は元々マニュアルとの相性が良くない傾向があります。

そもそも会社には規定やマニュアルが数えきれないほどあります。

その中に1部マニュアルを追加しても意味はないのです。

上司の時間がいちいち言えば無駄だという意見や面倒という思いもわかります。

しかし、それが上司の仕事です。

この『いちいち面倒な仕事』があるから予算や目標に到達しないならば、そもそも自分という上司の姿勢ややり方に問題があると気づかなければなりません。

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