ハズレの上司に当たればどうすれば良い?『上司ガチャ』問題
『親ガチャ』という言葉が生まれ、抗えないマッチングで自分の人生に暗雲が・・・
というのが、社会に出ても同じように多いのが『上司』という存在です。
それだけ良い会社に入社しても『上司』がハズレだと次の人事評価や異動の時期まで神様に願うしかないのか。
今回はそんなハズレ上司『上司ガチャ』問題をどう乗り越えるかを考えてみます。
『上司ガチャ』はほとんどの社員が感じている
上司ガチャというのは、どれだけ素晴らしい上司に対しても思われることです。
上昇志向の強い部下が出世欲の少ない上司とマッチングすると、自分にチャンスを与えてもらえないなどという悩みを抱えます。
しかし、比較的安定思考の部下が出世欲や向上心の強い上司とマッチングしても、温度差に評価が落ちてしまいます。
簡単に言えば、暑くもなく寒くもない場所というのは限りになく少ないのです。
『上司ガチャ』は耐えるべき?
ハズレの上司に当たった、そう思っている方はまず、自分とどのように合わない上司なのかを考えてみるべきでしょう。
例えば、仕事に対するモチベーションや方向性の違いに『ハズレ感』を感じているならば少し様子見するべきです。
先ほどの寒い暑いに例えた話で言えば、その上司に表では合わせながら上司をコントロールすることができるはずです。
実際ほとんどは『上司ガチャ』だと思っている会社員が多いわけで、次の上司が同じタイプならば、自分の評価はされないままです。
『上司ガチャ』を乗り越える方法
転職や異動願いよりも簡単で自分のキャリアに繋がる『上司ガチャ』を乗り越える方法があります。
それはすべて平均・普通を目指すことです。
モチベーションや実力が高過ぎても低すぎても叩かれる力は強くなります。
上司も部下も会社員という立場で、上司のために仕事をしているわけでも部下のために仕事をしているわけでもありません。
会社のために働き、給料をもらっています。
皆と足並みを揃える練習を『親ガチャ』のタイミングでしておけば、上司が変わった瞬間に実力を発揮できるようになります。
『上司ガチャ』の次は『部下ガチャ』に苦しむ
まだ若い20〜30代に上司ガチャの悩みは多いようです。
40代からは『部下ガチャ』に悩み苦しみます。
私たちがハズレだと思っている上司は、私たちのことをハズレの部下だと感じるわけです。
そして自分達もいずれは部下を抱え、上司と部下の間に挟まれ、今以上に『ガチャ』に苦しむのです。
つまり、会社員でいる以上必ず避けて通れないのが『上司ガチャ』『部下ガチャ』なのです。
『上司ガチャ』だと思う瞬間ー言ったことに責任を持たない
朝の朝礼では明日の朝までにと言っていたのに、急に今日中に指示が変更される。
そんなことはよくあることです。
「あれ?言ったけ」なんて言われると殴りたくなる衝動に駆られる方もいるはずです。
しかし、上司になり、さらに上席になり最終的に社長になった今も、「そうだった!しまった・・・」と思うことは多々あります。
年齢を重ねると正直に謝ることがどんどん下手になっていきます。
そして、上司という見栄やプライドを大きく抱える人たちは、自分のミスに責任を取らなくなります。
でも実際は「ど。どうしよう、とりあえず・・・」と思っているのです。
「憎たらしいことや嫌味を言ってしまった・・・」と思っている上司も多いものです。
上司に完璧を目指せば、みなさんのキャリアや人生は豊かになることはないでしょう。
むしろ、
上司を上手に引き立ててやれる部下になれば、一瞬で自分の評価は上がります。
『上司ガチャ』だと思う瞬間ーペコペコ系上司
自分達の前では偉そうに踏ん反り返っている。
しかし、クライアントや取引先の前ではペコペコし、上司の上司には靴を舐める勢いで頭を下げる。
そんな景色を部下は見ることもあるでしょう。
でも、いざ自分が上司になった時「同じことしてる・・・」と思うはずです。
それが仕事の一つなんです。
偉そうに踏ん反り返るのはよくないですが、部署は上司にとっての家です。
自分の家族の父親も家ではきっと、ソファーで踏ん反り返っていませんでしたか?
ある意味、上司の素に近い部分が見れているわけですから、部下は作戦も練りやすいはずです。
上司ガチャで転職って甘えですか?
上司ガチャに一旦耐えてべきというアドバイスを伝えましたが、転職したい、仕事を辞めたいと思った時に考えるべきことがあります。
「今の上司以外なら、確実に自分はイキイキ仕事ができるのか?」
という点です。
上司ガチャというのは人によって感じるレベルが異なります。
パワハラやモラハラなどで人格否定のような状態の職場で、転職を考えるならばすぐにでも転職するべきでしょう。
健康的な心や精神状態を守ることは何よりも大切だからです。
しかし、
転職して今の上司以上の『ハズレ』を引く可能性があるならば、その上司をうまくクリアする方法を模索するべきでしょう。
できる部下の『上司ガチャ』攻略方法
できる部下というのは、そもそも『上司ガチャ』でなくとも妬みや嫉妬を受けやすいため、日常的に『ガチャ感』を感じています。
しかし、できる部下ほど『人の本質』を見抜くスキルを身につけています。
できる部下は上司を出世させようとします。
常に引き立て役に回るのです。
上司はその部下なしではこれ以上の出世ができないとわかっているため、上司のポジションが上がれば自然とそのできる部下もポジションが上がるのです。
切り捨てるどころか、依存させ最終的に圧倒的な実力で、追い抜くというのが『できる部下』の『上司ガチャ』攻略方法だと言えます。