簡単に会社を辞めてはいけない
会社を辞めて転職を！
会社を辞めてフリーランスで！
そんな言葉が溢れて、SNSもテレビも転職求人のCMで溢れています。
その中で私も転職を多く経験し、今だからこそわかり、気づいたことがあります。
今回はそんな会社を辞めるということについてお話ししていきます。
安易に会社を辞めるな
当たり前の話ですが、転職をするということは今の会社を辞めると言うことです。
転職することで
今のストレスから解放され、ある人は福利厚生、ある人は年収アップがぶら下がっているかもしれません。
しかし、それと引き換えに失うものは継続歴、社歴です。
社歴は結論、会社員の武器
どれだけ年功序列の終身雇用制度が崩壊しても、会社を大義名分なくして転職している人材は面接や書類審査で落とす傾向が強くあります。
会社員と会社の溝は浮気心
会社員は転職してキャリアアップを目指しても、会社としては従業員はノウハウを教えた会社の財産とも言えます。
つまり、ノウハウが社外に持ち出される可能性が転職回数で判断されるのです。
私も採用面接で大手に居た頃も今までも転職回数についての質問を多くしてきました。
簡単に言えば、今まで付き合ってきた人数は？と聞いて50人と言われると自分が51人目になる可能性を考えてしまうのです。
会社を辞めるなら準備をして！
会社を辞めるならお金の準備を
こんな会社辞めてやる！
と、勢いで辞めてしまう方も多いですが辞めるのは計画的且つタイミングが重要です。
全ての会社が月末締めの翌25日払いとは限りません。
翌々月の25日や、10日締め、10日給料日など様々です。
つまり、転職活動中と給料が支払われるまでの期間は貯金で生活していくこととなります。
日本人はタダでさえ金融リテラシーが低いため、貯金が減っていくと本来の理想よりも低い着地点に妥協してしまうことが多いのです。
ボーナスを貰い退職金が貰えるならもらって失業手当も貰える準備を整える。
そして、転職後の支出用にいくらか蓄えを貯めてから辞めると安心して辞められます。
転職で助かる会社員はごく僅か
転職をすれば全ては上手くいく。
そう思ってしまいがちですが、転職で順風満帆になることなどほぼありません。
必ず人間関係や取引先、仕事内容でストレスを感じる日が来ます。
転職の回数は気にしなくて良い会社員
転職の回数は浮気の回数と似ているように書きましたが、会社員でも転職回数を全く気にしなくて良い人がいます。
それはスキルの高さ、即戦力、実績が証明できる人物です。
ここでは野球やサッカーに例えます。
優れたプレーヤーに与えられる賞を貰い、MVPなどを総なめにした選手が今の在籍チームをでていこうとするとどうなるでしょうか。
各チームが奪い合いをします。
会社員でもいくつもの会社で実績を挙げた場合、転職する前にスカウトや引き抜きのオファーが来ます。
そんな会社員は浮気どころか、ここで一発大きく躍進させて欲しいと採用をしてくれます。
【まとめ】「簡単に会社を辞めてはいけない理由」
「簡単に会社を辞めてはいけない理由」を考える上で重要なポイントがあります。今やSNSやテレビで転職やフリーランス活動が盛んに取り上げられ、多くの人が新たなキャリアを模索しています。しかしこの流れに乗る前に、慎重な検討が必要です。
まず、「安易に会社を辞めるな」が大切なポイントです。転職を検討する際には、将来的なキャリアや福利厚生、年収アップといった魅力がありますが、同時にその決断には失うものも存在します。社歴や継続歴は、会社員としての信頼性や信用性を高める重要な要素となります。また、転職回数が多いと採用企業からの信頼が得にくくなります。
さらに、「会社員と会社の溝は浮気心」という視点では、従業員の転職が、会社のノウハウや資産を持ち出すリスクがあると指摘されています。会社を辞める際には、これらの点を考慮し、計画的かつ慎重に行動することが重要です。
最後に、「転職で助かる会社員はごく僅か」という視点では、転職が全てを解決するわけではなく、新しい環境でもストレスや困難が待ち受ける可能性があることを認識する必要があります。ただし、スキルや実績を持ち、即戦力としての価値を示せる場合は、転職の回数を気にする必要はありません。成功する転職のためには、自身の強みや価値をしっかりとアピールできることが鍵となります。
