女性営業は『ノルマ』がある会社を選ぶべき理由

女性営業は『ノルマ』がある会社を選ぶべき理由

女性営業は『ノルマ』がある会社を選ぶべき理由

女性営業が営業職を選ぶ時、まず意識したりフィリタリングする時『ノルマがあるかないか』をみる傾向があります。

実際今の営業の世界はノルマがない会社も増えています。

しかし、ノルマがない会社が本当に自分にとって優しい会社、合っている会社かというと別問題だと気づいたことをお話ししていきますね。

女性営業職はノルマがある会社を選ぶべき

ノルマというのはそもそも、これだけ売ればこれだけ手数料やインセンティブを渡すよ!という前契約のようなものです。

つまり基本給が余程高くない限り、ノルマがないと昇進など会社都合でしか所得や社会的地位が上がらないというデメリットがあります。

もっと言えば10人の営業マンがいてノルマがなくても働く人材は何人か、と考えると指数上10%未満と言われています。

つまり10人の営業マンのうち9人を1人の営業マンが養うことになります。

自分ではなく営業車の中でスマホでゲームをしている営業にお小遣いをあげれますか?

それであれば聞こえは良くありませんが、自分で契約をした分の手数料は少なくとも自分だけがもらうべきだと思いませんか?

逆に言えば、自分は営業で契約を取る自信がないから誰かに、助けてもらうというおんぶに抱っこの姿勢で入社することを見抜かれていると思いませんか?

ノルマがないから売らなくても良いという営業はない

結果としてノルマがない会社がなぜノルマなしで人材を募集するかというと、人材の流出があるからです。

つまり退職している以外の理由は余程の高い営業利益を挙げ事業拡大しようとしているくらいでしょう。

ノルマがなくて給料が貰えるというほど都合のいい会社は逆に『?』と思うべきでしょう。

研修期間中は『前職給料保証制度』で給料が守られているが、研修期間が終われば基本給が50%カットということもありえます。

会社は従業員をまとめ稼いでもらう組織です。

経営者もちゃんとどこかで辻褄を合わせようとするので、それであればノルマはあった方が複雑な仕組みを理解しなくて済みます。

ノルマなしの営業が増えている理由

『ノルマ廃止』の会社はコンプライアンス問題を抱えている場合が多い

大手メガバンクや生命保険会社はコンプライアンスでの不正契約等を厳しく規制しています。

コンプライアンス厳守ができていない、法令違反を犯す営業、女性営業で圧倒的に多い動機や理由は『営業ノルマが達成できないこと』で虚偽説明で契約を取っています。

しかし営業ノルマがなくとも企業の体質上コンプラ違反を引き起こすケースが非常に多いのも現実です。

元に大手一部上場企業の営業理念は『納期が遅れてもコンプラ厳守』と社員に唱和をさせていましたが、企業単位での大規模な不正がありました。

つまり、営業ノルマとコンプライアンスの関係性は比較的少ないのに、営業ノルマがない会社=働きやすい・優しい会社と判断している人が多いのです。

それでもノルマなしを選ぶ女性営業の根底にあるもの

クビ・降格が掛かったサバイバル。足の引っ張り合いも含めそれがビジネスだった

契約が万が一取れなくともクビにはならないという安心感がノルマなしの会社を選ぶ女性営業の根底にある理由です。

しかし、一般的な営業はそう簡単にクビにはなりません。

というよりも企業自体がクビにできない仕組みができています。

営業マンがクビになるのはほとんどが研修期間中

クビという言い方はせずとも研修期間中の最低予算を達成できない場合が多いです。

それ以外で営業をクビになっても他の部署への異動がほとんどです。

小規模の会社や個人事業主が経営する組織での営業であれば、別としても聞いたことがあるような会社でクビにどんどんしていくということはまずありえません。

つまりそれでも働く女性が営業をクビになったと聞くのは大半が研修期間中の『半人前予算』が達成できなかった場合が多いのです。

半人前予算とは、研修期間中の『仮免』のような状態です。

予算は少なく、達成できる予算を設定しています。

むしろ、会社はせっかく入社手続きをしたのに、辞められるのは損失のためできれば『辞められたくない』というのが本音なのです。

営業ノルマよりコンプラにビビる女性営業

私が経験した2社は生命保険会社と保険代理店でしたが、正直な話で言えば営業ノルマをクリアできないことよりもコンプラに怯えて営業をしていました。

保険業は金融業に該当し、非常に厳しいコンプライアンスのルールがあります。

その中で一番キツイのは顧客やお客さんに言い分が圧倒的に通りやすいことです。

『加入者保護』とも言われますが、不正契約を訴えられた場合に立証責任がほとんど訴えた側がないのが現状だからです。

契約メモや同意などのチェックリストを全て埋めても「聞いてない」「言っていなかった」「説明されていない」「教えてくれなかった」が圧倒的に強いのです。

営業ノルマ以上に今はコンプラにビビって営業をしているというのも事実です。

営業ノルマがなくて何を目標に女性営業は活動するのか

今営業ノルマを廃止している会社はいくつもありますが、何を目標に女性営業は活動しているかイメージできますか?

売っても売らなくとも評価が同じも同然ということです。

売れば売るだけ給料は増えるが、ノルマは設けていないと聞けば良い会社だと思うかもしれませんが、基本給が10万円であとはインセンティブという給料体系であれば実際生活できるだけの給料を得るためにはノルマを自分で作らなければならないのです。

この記事のライター紹介

藤原 明日香(コンサルタント)

平成元年生まれ3人兄弟の三女。

生まれは大阪北摂。

私が9歳の時父の建設会社倒産、自己破産。離婚。母は看護師。

保有資格

ファイナンシャルプランナー1級

生命保険大学過程

損害保険大学過程

私の履歴書

22歳で結婚・妊娠→ボコられ始める

23歳で別居・出産・離婚

24歳で国内生命保険会社就職。【年収220➡︎680万円】

26歳で乗合保険代理店に転職。【年収680万円➡︎770万円】

27歳で転職コンサルタント、セミナー講師をして独立。

『女性のためのだけの営業コンサルタント』として活動。

【年収50万円➡︎420万円➡︎880万円】

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