超エリート系のベンチャー企業面接の今
今までベンチャー企業の面接は2通りに分かれていました。
- 実績がある
- ポテンシャルがある
どちらかが採用のキーになっていました。
もっと細かく言えば実際は、ほかに採用基準があるにしても採用された人材を見ていると、この共通点が見えてきました。
実績と結果は何歳でも手に入れられる
実績と結果は、年功序列の社会ではある程度の社歴・キャリアがないと持てないものでした。
しかし、ベンチャー企業はそもそも年功序列という会社の文化を壊して結果で成し上がった会社です。
そのため、『当たり前』は一切通用しないし、『固定概念』を嫌う社風がありました。
実績と結果は学生で作る
ベンチャー企業に採用される人材は、多くの場合に学生時代『学生起業家』『学生コンペ』『コンテスト』などで結実績を積み、結果を作っています。
中には、学生時代に大きな功績を残している人材もいますが、ベンチャー企業にいる人材のほとんどは成功とまでは言わない実績と結果を経験しています。
ベンチャー企業は成功より失敗を見ている
ベンチャー企業の採用担当者は、意外にも成功実績よりも失敗の実績や結果に注目している傾向があります。
なぜなら、学生起業家として仮に成功していれば自分の会社に就職する必要はないと考えるからです。
なぜ経営者やベンチャー企業は失敗にこだわるのか
失敗で挫折したのか、或いは何か足りない物や課題を見つけたのか。
失敗は壁を目の前にした時、この人材はどんな行動をとったのかが気になる部分なのです。
ベンチャー企業のほとんどは机上の空論よりも、誰も馬鹿げているとしなかったことに注目した共通点があります。
失敗や挫折から逃げるのが簡単です。
その経験からどう立ち直って今こうして会社のエントリーしているのかに注目しています。
『嘘だらけの面接が無駄』と気付く
ある20代のベンチャー企業の経営者とお話した時、面接は都合の良いように加飾されたプレゼンで、嘘だらけの面接をしている時間が無意味。
そう話された経験がありました。
その会社は驚くべき面接のスタイルを持っています。
そして、このような面接スタイルが今後増えていく可能性があると、私は感じました。
年収1000万円超えの『嘘がOK』の面接
ベンチャー企業では自社オリジナルの面接スタイルを取り入れるところが増えました。
前述でご紹介した企業でも、「嘘OK」の面接スタイルをいち早く発表しました。
その代わり、採用担当を納得させる完璧なキャリアと嘘をつくことが採用基準となります。
嘘を一つ吐けば嘘を吐き続ける必要がある
嘘のキャリアを作り出すには、その嘘を信じてももらうだけの完璧な嘘が必要になります。
そもそも、履歴書で書かれていることは名前や住所のメモ書きと考えている経営者も多い傾向があります。
面接での嘘とは?
例えば面接や転職マニュアルを読んで、面接の際にその見本通りに答える。
これもほとんどが嘘と判断されます。
本人の本当のキャリアや性格を、嘘や加飾を抜き取ればほとんどないと判断するベンチャー企業の社長はさすがだと言えます。
嘘が上手い=頭の回転が速い
嘘を上手につける人は頭の回転が良いと、脳科学の学者が唱えるように『吐いた嘘』を信じてもらうための背景を組み立てるのは、利用者にこの商品を提案して購入してもらうための心理や購買意欲の仮説に役立つと言います。
つまり、『一流の嘘をつけるビジネスマンを採用する』今、私がもっとも斬新だと思う面接です。
大手企業の面接も変わってくる
大手企業も今後、『希望動機』を聞くよりも、本当に求めるスキルやポテンシャルをフィルタリングするための面接が取り入れられていくかもしれません。
特に、新卒の3年退職率の高い企業は、教育への課題が今後大きくなっていくと考えられています。
面接の仕組みや質問を作り出すプロ
面接の質問や仕組みなどを一から作り直すための、コンサルタントも今後注目を浴びるマーケットになるのではないかと私は考えています。
今でも私のキャリアコンサルティングをしている企業は、離職率や本当に採用希望者が何を求め、自社と本当にマッチングしているのか不安を抱えているという声が聞かれます。
AIが作り出す面接も出てくるかもしれませんが、キャリアアドバイザーやキャリアコンサルコンサルティングで少なくとも採用のプラットフォームをコンサルティングし構築できるならば十分食べていけるコミットができると現場で実感しています。
WEBライターの紹介: Yoshi
1981年生まれAB型
アパレルメーカー勤務後、人材開発・トレーニングを担当。
人事業務に携わり、中途採用・キャリア採用を主に担当。
その後独立、国内企業のCSR調査事業を某大手コンサルティング会社のサポーターとして参加し、その後就活セミナーやベンチャービジネスのゲスト講師として講演活動をスタート。
大阪の大学でベンチャービジネスなどの講義を担当し、執筆業を開始。
共同出版にて出稿、大学内の広報誌で2期出稿。
現在は、WEBライターの他に、転職やキャリア形成のアドバイザーとして活動中。
➡︎WEBライターとしてビジネススキームの紹介はこちらの記事にあります
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