女性営業の普通・平均給料が少なすぎる
20代前半の女性営業は20万円を下回るのが平均の世の中で、年収300万円という金額が非常に高く感じる方も多くいるはずです。
実際働く女性の30代前半でも平均年収は300万円を超えることができず、このままでは貯金ができないと苦しむはずです。
しかし、全員が20万円前半くらいの月給で生活しているわけもなく、実際50万円以上、多ければ100万円を超えるキャリアウーマンもいるため平均を引き上げているとも考えられます。
働く女性営業の年収200万円台の抜け出し方
200万円代の年収を抜け出すためには、まずどれだけ格差の仕組みと比較する対象を変えていく必要があると私が考えています。
日本のお金持ちは実際世界では全く通用しないことが多く、世界のキャリアウーマンたちは30代で既に現金資産を1億以上持っており、富裕層と呼ばれる人たちはその30倍を目安に富裕層という社会的地位の線引きが行われています。
お金持ちの多いドバイやシンガポールなどは日本の10倍ほどの経済格差があると思った方がいいでしょう。
つまり、ここで言いたいのは『頑張っているから稼げる』というわけではないということです。
頑張っているからお金持ちになれるという概念を捨てないと、お金は寄ってこないし増えてこないのです。
働く女性営業の年収200万円台の抜け出し方
年間100日休みがある年収200万円の女性セールスは簡単に計算してみると日給は7500円、8時間の基本労働をしたとして時給換算すると943円です。
つまり自分の人生を1時間943円で企業に販売しているということです。
これを少ないと思うか高いと思うかは別として、自分という女性セールスが1時間に企業へ提供できる金銭的パフォーマンスが943円以上かどうか考えてみましょう。
事務所の机や椅子、パンフレットや支給の社用携帯・パソコンという経費を考えるとたくさん契約を取って会社に貢献しているつもりだったのに、会社を儲けさせているとは言えないと思いませんか?
学歴なしの女性セールスは自分をいくらで売るか
私の場合学歴もなく、キャリアもない状態で雇ってくれている会社がたくさん給料を払うに値しないと早々気づいてしまいました。
だからこそ、自分の価値を高めるためにどうするべきか考えました。
基本給を月1万円、年間12万円増やすためにどれだけの時間が必要なのか、
そしてインセンティブで月10万円給料を増やすためにはどうすればいいのか。
そう考えると、私の頭では『不可能』のことばかりでした。
女性の輸入車ディーラー営業の給料から考える、自分の価値
輸入車の販売粗利は平均30万円ほどだと言われています。
つまり300万円の車を1台売っても30万円儲かるかどうかということです。
その女性セールスが月基本給20万円受け取っていれば会社は10万円儲かっているかというとそうではありません。
健康保険や会社で使った経費・交通費などを考えると1台では赤字なのです。
要するにカーディーラーとして女性が会社に貢献しようと思えば、3台以上値引きをなしに売って売上1000万円ほど作らないといる価値がないとなってしまうのです。
年間1億2000万円の売上を取れていれば、どの会社でも『お荷物営業』にはなりにくいと考えられるのです。
これが百貨店の販売員だとどうなるか?
アパレル販売員の給料が上がらない理由
1枚1万円のスカートを何枚売れば自分の人件費をペイできるのか。
そう考えると客単価5万円以上で1日3客はつかないといけません。
しかし都市部であっても平日の店舗予算は20万円ほどの場合もあり、実際毎日の出勤で15万円以上個人売りができる可能性は低いのです。
そう考えると、もし働くならば高額商品を取り扱い原価が低いものの営業になるのがポイントと考えられるようになるはずです。
女性セールスは早く独立する方が稼げる理由
ここまでの話を読み進みてもらうと、働いていて会社に貢献するにはかなりの難易度を感じるはずです。
私の友人でメルセデスベンツの正規ディーラーで勤めている女性セールスは。年間600万円の給料で月3台以上平均して販売しているそうです。
1台1000万円を超える車もその中には含まれていて年間売上は3億いかないくらいと言っていたので3億円会社に貢献して600万円の価値なのです。
では自分でもしも3億円の売上を上げた場合おそらく平均1500万円〜2000万円は給料として取れるでしょう。
ではこの倍以上の手取りの差はなにかと言えば『会社の看板代』です。
自分という価値が勤め先に頼らず売れるならもっと少ない給料で良いから、楽に生活できるのではないか?
と思いませんか?
『何屋です』と絞り込まない独立フリーランスが儲かる理由
実際私も独立し、経費や仕入れのないコンサルティングやセミナーの事業は1500万円ほどの売上800万円ほどを自分の自由に使えるお金として計上できました。
1500万円の稼ぎ方も自由と言えば自由なのです。
300万円のコンサルティング契約を5件でも良いですし
セミナー一回10万円で150回しても良いのです。
もっと言えば1500万円の仲介手数料がもらえるようなものを誰か紹介して買ってもらうだけでも1500万円という売上は上がるのです。
これは独立しろ!という話ではなく「何屋なんだよ」と言われても何屋にでもなれたほうが稼げるということです。
保険屋さんが売れるものはなんでしょうか? 保険です。 独立して保険代理店を開業すれば何が売れるのか? 保険・家計相談・ファイナンシャルプランニング・・・もしかすると格安スマホの代理店を副業してもいいでしょうし、提携して不動産会社にお客さんを紹介するブローカーにもなれるでしょう。
一人が一つのことしかできないというのは不利でありメリットは数えるほどしかないのです。
無能だから給料や年収が低いのではない
たまにセミナーでマイナス思考な方が「私は無能なので給料が・・・」と言いますが私はいつも「仮にあなたが無能でも、あなたより無能で稼いでいる人はたくさんいます」と答えています。
単純に無能か有能かだけでは年収の差は生まれないのです。
誰でもできることを、誰がやっても大きく差が生まれない仕事を選ぶかどうかです。
学生時代バイトしていたお菓子の工場の袋つめは時給750円で隣の工場は精密機器で使われるネジを作っていて月給は25万円ほどでした。
工場で働いても、袋には学生でもお年寄りでもお菓子を入れることができますが、ネジを作ることはできません。
その差が給料の差なのです。
アパレルでも1着50万円のスーツを売る販売員は一般的な営業と同じ水準の給料をもらうことができます。
その反対にユニクロで大きな路面店は1日の来場者数が小さな田舎の人口並です。
そのお客さんを捌ける販売員や店長も限られています。
つまり、誰にもできないこと、誰がやっても同じ結果にならないこと。素人ではできないことに価値が生まれるのです。
私はユニクロで働くこともできないでしょうし、1着50万円のスーツも売れません。
が。シングルマザーで生保営業から転職し最終的に独立した女性経営者という看板は誰でにでも築けるけど、しないこと、同じようにならないことです。
生き方だけで稼ぎやすさを変えるという考え方はぜひ働く女性の方々は参考にしていただきたいと思います。