『プラダを着た悪魔』でサボり時間にビジネス英語を学ぶ

『プラダを着た悪魔』でサボり時間にビジネス英語を学ぶ

プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)

ジャーナリスト志望のアンハサウェイ演じる主人公アンドレアが、ファッション雑誌ランウェイを出版する会社に編集長アシスタントとして入社する場面から物語は始まります。

この映画は時間に追われる雑誌の編集部が舞台となるため、スピーディーな英語を聞き取る『リスニング能力』を養うことができます。

映画の中で出てくるセリフのほとんどが中学校レベルの英文法なので、耳が慣れてくればヒアリングも難しくありません。

何度も英語で聴くうちに耳が慣れてくるでしょう。

また、ところどころビジネスシーンでよく使われる時間軸の文法や、学校では習わないブランド名や日常会話でもよく使われる皮肉な言い回しなども学ぶことができる作品です。



プラダを着た悪魔で英語を身近に学ぶ

オープニングからの15分間編

Hi I have an appointment with Emily Charlton?

ーエミリーチャールトンと約束(アポイント)があります。

会社の受付などで必ず使う文章です。

We need to find someone who can survive here , do you understand ?

ー誰か生き残れる人を探さないといけない、わかった?

“suvive”を深掘りCheck it!

この文章には皮肉が込められている“suvive”という単語が使われています。

How’re you doing? “suvive”

調子はどう?ー何とか生きてるよ

と言うような少しフランクな使い方もします。

What’s wrong.

何か問題でも? どうしたの

よく使われるフランクな英文です。

不満がありそうな相手に対して有無を言わさぬ疑問文として使われます。

他にもWhat are you doing here.

これはもThat was’t  a question.

I want the driver to drop me off at 9:30 and pick me up at 9:45 sharp.

ー私を9:30におろし、9:45ちょうどに迎えにきてほしい。

[sharp]ちょうど、ぴったり=just time

[drop me off at~](場所や時間)で降ろす

[pick me up at~](場所や時間)で拾いあげる、迎えにくる

Off と up の使い分けにcheck it!!

Then call me ex-husband and remind him the parent-teacher conference is at Dalton tonight.

[EX-husband]前の夫

元カレや元嫁など、前のパートナーを言い表す時には「EX」(エックス)が使われます。

Then call my husband, ask him meet me for dinner at the place I went to with the Massimo.

ー(字幕)現夫に確認 ディナーは例のレストランで

ー主人に電話して、私と前に行ったマッシモで一緒に夕食をしないか聞く。

3つ~なるの文章を1つにまとめていることから簡単な日本語訳となっていますが、セリフの英文を読むとちゃんと文章を作って話していることがわかると思います。

このような役のイメージや字幕に文字数制限などでセリフと日本語訳との不一致はたくさんあります。

英語を学ぶことでその映画が伝えたいことや発言していることが見えてきます。

I think I could do a good job as your assistant.

ー私はあなたのアシスタントとして良い仕事ができると思います。

[I think I could~]~できると思う

これは時間軸で間違えてしまうことが多い基礎レベルの文です。

Could がきていることから過去の文「出来たと思う」と間違えられやすいですが、正しくは「できると思う」。未来を表す意味になります。

You need come into the office right this second pick up her coffee order  one the way.

ーあなたは道中で彼女のオーダーするコーヒーをとってから会社に来る必要がある。

ー(字幕)すぐに会社に来て、途中で彼女のコーヒーを

この文章のポイントは“right this second”の言い回し単語

たくさん伝えたいことがあるときなどに、「えーと」「あとっ!」「それと」のようにつなぎことばのように使われます。

映画の中ではエミリーがはっきりと言っているので初心者でも聞き取りやすいでしょう。

I need 10or15 skirts from Calvin Klein.

  ーカルバン・クラインのスカートを10から15必要

この文章は日常的に使われる前置詞の使い方がわかります。

“or”といえば“AかB”の選択をするように学校では習いますが、実際は必ずしも選択するだけでつかわれる訳ではありません。

Miranda missed Lagerfeld just before he boarded a 17 hour flight to Australia.

ー(直訳)その時Mirandaはラガーフェルトを失った、オーストラリアへ17時間のフライトに乗る前の彼を。

この場面は会社の電話対応について説明を受けているところなので、

Mirandaは17時間ラガーフェルトと連絡が取れなくなった。

ということです。

She is in a meeting . Can I please take a message?

-(字幕)会議中なので伝言をお伝えします。

ビジネスの場面だけでなく、電話を取る際に必要な英文です。

日本教育ではあまり触れない文法になっていますが、間にpleaseを入れることで丁寧な言い回しになります。

While you’re out , Miranda needs to you go to HERMES’s to pick up 25 scarves we ordered for her.

-(字幕)カルバンクライン(CK)の後はHERMESで特注のスカーフ25枚を受け取り

“while”は~しながら “scarf”の複数形 “scarves”

このような長文は『 / 』で区切ることでわかりやすくなります。

While you’re out , / Miranda needs to you go to HERMES / ’s to pick up 25 scarves / we ordered for her.

日本語の文章は長文の場合『、』で区切ることがよくありますが、英文になると前置詞や接続詞で区切られます。

パッと見てわからない場合は自分で『、』を打ってみるとわかりやすいでしょう。

She will want more Starbucks when she gets back.

-(字幕)帰りに熱いスタバを買って

-彼女が帰ってくるときにスターバックスを求める。

厳格に考えれば日本語字幕とセリフの不一致が見られる文章です。

I’m still learning about this stuff.

-私はまだこんなのを学び始めたとこです。

まだファッションに対して興味のないアンドレアがミランダに言った言葉です。

“stuff” のワードにミランダや他のスタッフに怒りを与えてしまいます。

“stuff” とは『漠然としたもの』『意味のないもの』という意味のスラングなワードなことからビジネスシーンでは使わないようにしましょう。

I thought the flesh was gonna melt off her face.

-(字幕)肉が崩れ落ちそうな顔で私を見たのよ

この英文で出てくる “flesh”とは『肉』のことです。

“flesh”と聞くと『生の』『新鮮な』のような訳が想像されますが、肉や魚を表すときにも使われます。

“melt off~”= ~が溶ける

These people spend on these insignificant , minute details , and for what?

-(字幕)取るに足らないことに躍起になる、何のため?

”insignificant”=取るに足らない、つまらない

“minute details”=細かいこと

Get us a reservation for dinner tonight at the place that got the good review.

-(字幕)景色の良い例の店にディナーの予約をして

このフレーズはビジネスシーンだけでなくプライベートでも使うことができるので覚えておくことをお勧めします。

You are whining.

“whining”泣き言、愚痴 愚かなこと

Halston, Lagrfeld, de la Renta, was greater than art because you live your life in it.

-(字幕)ハリストン、ラガーフェルド、デラレンタは美術品より偉大だ、日々身にまとうから

“live your life”=あなたの人生を生きる

you live your life in it. を直訳すると『あなたの人生はそれらの中で生きる』

となります。

この英文の中では使われませんが、”in it”=“isn’t it”のくだけた言い方として使われることもあります。

You still don’t get it ,do you?

=(字幕)まだ意味がわからないのか?

聞き取りやすく発音してくれているので注目して見てください。

This s of the utmost importance.

-(字幕)何より大切なことよ

“utmost importance”=最重要性

“most”ではなく“utmost”にすることでその重要性がさらに強調されています。

My girls are leaving on the train for their grandmother’s at 4:00, so the book better be here no later than 3:00.

-(字幕)双子達は4時に祖母の家へ、本は3時までに

このセリフではたくさんの前置詞[on][for][at][than]が用いられています。どの順番でどれを持ってくるかは厳密には決まっていません。

上記の英文を入れ替えても意味は成り立ちます。

My girls are leaving for their grandmother’s on the train at4:00.

特に強調したい部分がないときには“at”など時を表すワードを文末に持ってくると良いでしょう。

反対に強調したい部分は前置詞の列の始めに持ってくると相手に伝わりやすいと言えます。

このセリフの場合、

ハリーポッターの発売前の原稿を『列車に乗る前に』双子の子供達に届けなければいけません。

なので “train”が強調されています。

Cause that mean that I actually did something right.

-(字幕)ついに私は任務をやり遂げたのね

“actually”=本当に、現実に などの意味がありますが、特に意味をなさない話のつなぎことばとしても使われます。



復習 前置詞

They’re with the twins, on the train on the way to Grandma’s. (53:50)

-本は双子と一緒にいます。おばあちゃんのところへ行く列車のなかで

*前置詞は文章の前に並んでいる方に強調したいものを持ってくるので、このセリフでは “with twins” がポイントとなります。

Is there anything else I can do for you? (54:02)

-(字幕)他にご用は?

無理難題をこなし終えたアンがミランダに言うセリフです。

この言葉を英語でさらっと言えると素敵です。

Tell her I switched in the Dior for the Rocha. (56:41)

-(字幕)ロシャをディオールに変更と

何から何に変更されたかを間違わないように注意しましょう。

実戦でパニックになるポイントの一つです。

英語は初めにくるものほど重要な事や最新の情報な事が多く、この場合もDiorが変更後のブランドになっています。

Don’t take me feed you to one of the models. (56:58)

第1弾の復習 “wrong”

“Don’t take me feed”≒ “Don’t take me wrong.”

「勘違いしないでほしい」「勘違いしないでくれ」

*“wrong”がスラングな言い回しに対し“feed”を使うことで少し大人な口調になっています。

I’ve looking forward to it for months. (58:48)

-何ヶ月も前から楽しみにしていた。

“have been ~ing”=ずっと~していた

“look forward to”=楽しみにする

*toの後は必ず名詞か動名詞(動詞+ing)

I refuse to be sick. I’m wearing Valentino, for crying out loud.  (59:01)

-風邪なんてお断り。私はヴァレンティノを着るの、お願いだから

“refuse”=断る

“for crying out loud” =お願いだから・勘弁して

*これ自体に意味はなく、感情表現の一つとしてアメリカではよく使われる用語です。

I suggest you go and drop Miranda’s FENDI bag off at the snowroom, and then I suppose you can just home. (59:06)

-(字幕)ミランダのFENDIのバックを戻したら帰っていいわ

風邪をひいたエミリーは冷房の効いた部屋をスノールームと言っているシーンです。

”suggest”=提案する・指示する

You better just start without me. I’ll get there as soon as I can.  (1:00:10)

-(字幕)先に始めてて、終わったらすぐ行く

without me”=私抜きで

as soon as I can”=できる限り

*「すぐに私はできる」とは少し意味が異なります。

Do you actually say things like that to people? (1:04:37)

-(字幕)本気で言ってるの?

*“actually”のつなぎ言葉は日本語の『まじで?』のような流行り言葉のようによく出てきます。

この文章で出てくる “like~”=「~のように」「~と同じ」と訳される。

Paris is the most important week of my entire year. (1:07:34)

-(字幕)パリは一年中で最も重要な1週間よ

“entire year”=1年中、丸1年、1年間

*mostの前の『the』は省略されることもあります。

That no longer includes Emily. (1:07:44)

-(字幕)エミリーは除外よ

no longer”=もはや =not … any longer

include”=除外 論外

If you don’t go, I’ll assume you’re not serious, about your future at Runway or,,, any other publication. (1:07:39)

-(字幕)将来のことを真剣に考えていないのね、ランウェイでも、、よそに移っても

assume”=決めてかかる

If you don’t go, /  I’ll assume you’re not serious,  / about your future at Runway or,,, any other publication.

このように3文に分けて考えることで難しそうに見える英文も掴みやすくなるでしょう。

What  pile of bollocks!! (1:12:08)

-(字幕)嘘ばっかり!

bollocks”=ホラ吹きや卑猥な言葉として使われる単語なので、使い方には気をつけましょう。

Face it,/ you sold your soul the day / you put on that first pair of Jimmy Choo’s. (1:12:15)

-(字幕)ジミーチューを履いた日に魂を売ったのね

face it”=その外見

*[you put~]→[the day]の説明

You know /what really just kills me /about this whole thing, / is the clothes that you’er gonna get./I mean, you don’t deserve them.(1:12:18)

-(字幕)一番ムカつくのは、あなたが着させてもらってる服よ。あなたに着る資格なんてないわ。

whole thing”=全ての事は

gonna”=未来形[be going to][going to]の省略形です。

deserve”=値する

Start with the photos in the back and walk(work) your way forward. This the way I designed it. (1:13:15)

-(字幕)奥の写真から順に見てねそのように展示したのよ

英語字幕では上記のように記載されていますが、『work』の部分は『walk』と発音しているように聞こえます。英文からも奥から前へ歩いてくると言った方が意味が通じることから『walk』で解説します。

*順番を意識して聴いてみましょう

Start(始まり) はin the back(後) に掛かり、walk(歩いて)はforward(前方へ)につながるのでこの場面では「後ろから始まり前方に歩いてくる」となります。

ミランダのスピーチ

これらの英文を区切りながらリズムに乗せて読むことで、発音はもちろん前置詞の使い方や文の構成を身に付けることができます。

耳で聞きながらセリフを真似て言ってみることが英語を身につけるために最短の方法です。



ラグジュアリーでLOVEな英語力を育てるセクション

I’m staying in a fantastic little hotel in the Seventh, right across the street from the falafel restaurant that will change your life. (1:14:20)

=(字幕)7区の超一流ホテルに泊まる、人生を変えるようなレストランの向かいの

fantastic little hotel”=素晴らしい小さいホテル

right across”=道の向かいに

falafel restaurant”=中東料理のレストラン

change your life”=あなたの人生を変えるような

I’m sorry I’ll be too busy working. (1:14:23)

=(字幕)残念だけど仕事で手一杯よ

This “Glamazon”  who skulks around in corners… with some random hot fashion guy? (1:15:11)

=(字幕)豪華な服を着てセクシーな火遊びする女?

Glamazon”=Bland of glam and amazon の略語=(直訳)魅力的なものが混在した

This your answer for everything lately “i didn’t have a choice”. (1:15:47)

=(字幕)いつもそう言う、仕方なかった

lately”=このところ・近頃

*couldn’tではなくdidn’t を使っている理由は、『できない』のではなく『しない』と言うニュアンスの違いからです。

I make port wine reductions all day. (1:16:05)

=(字幕)俺は朝から晩までワインを煮詰める仕事をしている

*『port wine 』とは一般的に飲むワインより少し甘くアルコール度数の高い、主に料理用に使われるワインです。

reductions”=詰める・減少させる

I wouldn’t care if you were out there pole dancing all night, as long as you did it with a little integrity. (1:16:11)

=(字幕)誠実に仕事をするならポールダンサーでも構わない

wouldn’t care”=構わない・気にしない

out there”=世の中には・違う世界には

as long as ~”=~な限りは

a little integrity”=小さな誠実さ

That’s absurd. (1:16:19)

=(字幕)バカな

*スラング英語です。

We can stop pretending like we have anything in common anymore. (1:16:17)

=(字幕)もう俺たちに共通点はない

You don’t mean that, do you? (1:16:32)

=(字幕)まさか本気じゃ

No I don’t. (1:16:32)

=(字幕)本気だ

pretending like ~”=~ごっこする

common anymore”=これ以上共同の(共通の)*LoveEnglish でよく使われる英語

You still owe me for Harry Potter. (1:19:30)

=(字幕)ハリーポッターで僕に借りがあるね?

owe”=借り・借金

First of all, we need to move Snoop Dogg to my table.(1:21:03)

=(字幕)まず、スヌープドッグを私のテーブルに移して

First of all”=まず最初に

need to ~ “=~する必要がある

Well, if you speak to him and he decides to rethink the divorce, then, yes, fetch away. (1:21:19)

=(字幕)あなたが彼と話し離婚を考え直すなら迎えに行って

decides~”=~することに決める

rethink”=考え直す

divorce”=離婚

You’er very fetching, so go fetch. (1:21:20)

=(字幕)あなたは魅力的よ、彼の気を変えさせて

*“fetch”=連れてくる “fetching”=魅力的な

『日本語に訳すと言い方が違いますがイメージして使いましょう』

We are going to celebrate. I’m going to get some champagne. (1:24:25)

=(字幕)シャンパンでお祝いだ

What are we toasting? (1:24:32)

=(字幕)何に乾杯するの?

We are toasting, my dear, to the dream job. (1:24:34)

=(字幕)何に乾杯するかって? 『夢の仕事』だ

celebrate”=お祝い

toasting”=乾杯する

I never understood why everyone was so crazy about Paris. (1:27:37)

=(字幕)人々がパリに夢中になるのを理解できなかった。

never”=一度も~ない

I’ve had too much wine. And my hearing – vision – judgment’s impaired. (1:28:00)

=(字幕)ワインを飲みすぎ気が遠くなって。判断がつかないの

I’ve had~= I have had~=食べた・飲んだ 現在完了形

judgment’s impaired”=判断能力が弱った

セレモニーでのミランダのスピーチ全文(1:32:57-1:35:08)

Thank you my dear friend.

Bonjour.

Thank you very much for coming today to help celebrate our dear friend, James Holt.

But before I talk you about James and his many accomplishments, I would like first to share some news with you.

As many of you know, recently Massimo Corteleoni has agreed to finance the expansion  of the James Holt label, transforming the work of this visionary artist into a global brand, which is really an exciting enterprise.

Runway and James Holt share many things in common, chief among them, a commitment to excellence.

And so, it should come as no surprise that when the time came for James to choose the new president of James Holt International, he chose from within the Runway Family.

And it’s my great happiness today to announce to you all that that person is my friend and longtime esteemed colleague, Jacqueline Follet.

And now to the main event, our celebration of James Holt.

We at Runway are very proud to have been ―.

私はこの文章を一度紙に書き写してからスピーチを聞いてみてました。

とても綺麗な発音なので目で追って聞き取ることが比較的簡単にできます。

When the time is right, she’ll pay me back. (1:35:10)

-(字幕)いつか償ってくれるさ

You sure about that? (1:35:14)

-(字幕)確信できる?

No. But I hope for best. I have to. (1:35:18)

-(字幕)いや、でも期待しよう。信じなくちゃ

長文の英語を身につけるポイント

[ , ]や [前置詞]の前で区切る。

Ex)it should come as no surprise that / when the time came for James / to choose the new president of James Holt International, /he chose from within the Runway Family.

このように文章を区切ることでよりわかりやすい英文なります。

『プラダを着た悪魔』を深掘りCheck!

今回は無事『プラダを着た悪魔』のフルムービーをチェックし終わったところでもう一度作品を観たくなるキャストの深掘りとセリフを深掘りしていきます!

ミランダ(Miranda)役 メリル・ストリープ

代表作

  • 『プラダを着た悪魔』
  • 『マンマミーヤ』
  • 『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』など

強い女性の役を演じることの多いメリル・ストリープは1946年生まれのオランダ系アメリカ人の女優です。

かなり裕福なお家で生まれ育った彼女はイエール大学在学中から女優の道を目指しており、イエール大学の演技大学院まで通っています。

プラダを着た悪魔では二度の離婚を経て3度目の結婚生活を送っていますが、私生活では離婚暦はなく彫刻家ドン・ガマーと28歳の時に結婚しています。

『プラダを着た悪魔』の映画内で着用していた衣装は全て買い取り、慈善団体に寄付したそうです。

メリル・ストリープ(ミランダ)から学ぶ英会話

Of all the assistants she’s ever had, you were, by far, her biggest disappointment. And if I don’t fire you, I am an idiot. (1:42:10)

-私は多くのアシスタントを雇ってきた。彼女は最も期待を裏切ってくれた。もし彼女を雇わなければあなたは大バカ者だ。

ミランダが出版社の人事宛に言った言葉です。

by far”=はるかに

disappointment”=失望・期待はずれ

idiot”=大バカ者

アンドレア(Andrea)役 アン・ハサウェイ

アン・ハサウェイの代表作

  • 『プリティープリンセス』
  • 『プラダを着た悪魔』
  • 『アリスインワンダーランド』
  • 『ラブアンドドラッグ』
  • 『レ・ミゼラブル』 など

ニューヨークのブルックリン出身のアン・ハサウェイの両親は弁護士の父親と舞台女優のケイト・マッコーレーです。

カトリック系信者だった彼女は修道女になるのが幼い頃の夢でしたが、現在は兄がゲイであったこととそれを認めないカトリック教会を離脱しています。

2001年公開の映画『プリティープリンセス』で日本でも有名となり、レミゼラブルでその歌唱力も注目されました。

私生活では2012年に俳優兼ジュエリーデザイナーのアダム・シュルマンと結婚し現在二人の子供がいます。

アンハサウェイ(アンドレア)から学ぶ英会話

I wanted to say that you were right about everything. that… I turned my back my friends and my family and everything I believed in, and… and for what? (1:39:52)

彼- for shoes and shirts and jackets and belts.

I’m sorry.

-私が言いたかったのは、全てあなたが正しかった。それは、、私は友達や家族に背を向けていた、信念にさえ背いていた、、何のために?

彼-靴やシャツ、ジャッケットとベルト

-ごめんなさい

英会話で重要なことは綺麗な文章を作ることではありません。

日本語で話す時と同じように迷いや、感情をそのまま流れにのせて良いでしょう。

正しい英語の文法を気にしすぎる必要はありません。

and,,,が続いても会話の中では悪くありません。

エミリー(Emily)役 エミリー・ブラント

エミリー・ブラントの代表作

  • 『プラダを着た悪魔』
  • 『ヴィクトリア女王 世紀の愛』など

ロンドン・イングランド出身のエミリー・ブライトはイギリスでは有名な女優です。

『プラダを着た悪魔』でハリウット デビューし日本でもその名が知られるようになりました。

『プラダを着た悪魔』のオーディション当日、別の用事でFOXを訪れていた彼女はデニムにビーチサンダル姿で受けることになり確実に落ちたと思っていたそうです。

後日、次はドレス姿でオーディションに来るよう言われた彼女は特別に行われたオーディションで無事に合格することが告げられました。

元々の台本でエミリー役はアメリカ人予定だったのですが、オーディション時の優れた演技力から台本を書き換えてでもイギリス人のエミリーブライトを指名したそうです。

私生活では2010年アメリカ人俳優のジョン・クラシンスキーと結婚しています。

『プラダを着た悪魔』で共演したスタイリストのナイジェル役スタンリー・トゥッチとはプライベートでも親交があり、後に彼女の姉とスタンリーは結婚しています。

エミリーブライト(エミリー)から学ぶ英会話

I suppose I could help you out. I will have Roy pick them up this afternoon. (1:43:29)

-もらってあげる。午後ロイに取りに行かせるわ

suppose~”=~することになっている

pick (名詞) up”=~を拾う

You have some very large shoes to fill. (1:43:37)

-(字幕)前任者の穴は大きいのよ

large shoes to fill”=後任者として重責を伴う・前任者の穴は大きい のような意味のことわざ

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