女性『営業マン』になることを反対する親の理由

女性『営業マン』になることを反対する親の理由

女性『営業マン』になることを反対する親の理由

就職活動や転職活動で営業職は年収も比較的よく、候補に上げる女性も多いと思います。

その中で娘を「女性の営業マンにさせたくない」という意見も多く聞かれます。

娘は就職先や転職先で営業職になりたいという気持ちに反対される理由がわからないという意見も聞かれます。

人事では、親からの反対が強くエリートの道から離脱する方も実は多くいます。

今回はそんな『女性営業マン』への偏見や親が反対する理由をお話していこうと思います。

女性『営業マン』になることを反対する親の気持ち

親が営業マンの家庭であれば、過酷な労働を自分の子供にさせることに躊躇することもあると思います。

特に女性が働きやすくなったのは、まだまだ最近のことで社会的に働きにくかった時代を知る親御さんの気持ちは人事に携わって知ることに私はなりました。

女性営業マン=セクハラや枕営業のイメージ

女性の営業マンは、どうしても異性を商談相手にすることが多く顧客などの接待相手の役目を感じる方も多かった時代があります。

今でこそ、自動車ディーラーでも女性のセールスやメカニックが増えていますがついこの間まで女性がセールスでいるというのは珍しいことでした。

ここまで数千文字読んでいただいた上で、営業という世界に不安を感じる方も増えると思いますが偏見や『過去の印象』と今は全く違います。

これより先もっと働きやすい時代になるのも想像がつくため、女性の営業職は企業でも活躍を期待しており、どんどん採用枠が増えています。

ウザい営業、しつこいの営業の世界

『営業=ウザい・しつこい』というイメージは偏見ではなく事実かもしれません。

営業という仕事は、お客さんを探し追いかけることも一つの仕事だからです。

皆さんも営業の電話や勧誘などを面倒に感じることがあると思います。

この手の面倒もしつこい・うざいという印象に繋がっています。

女性営業マンは色目とセクシー勝負

「女性は外見で判断する」と思われがちですが、営業という仕事か関係なく『見た目が9割』という本が売れているように性別関係なく見た目は重要です。

もちろん、色目を使う営業というのはほとんどが他の営業マンが女性の営業マンへの嫉妬や妬みから生まれたものです。

色目を使う女性営業マンという印象はどこから生まれたか

女性に営業マンが色目を使うというのは、前述以外にももう一つ理由があります。

それは一部の女性営業マンがお金持ちの高年収顧客やクライアントとの交際や結婚が起こったからです。

実際個人の問題なので、なんとも言いにくいのですが一部の企業間でトラブルが起こり、その始末に追われた上層部から偏見が生まれるようになりました。

バレて辞めるパトロン探し

カラダを張って今のうちに稼げるだけ稼いでおきたいという女性もおり、夜の飲食店から営業になる方も過去には多くいました。

仕事をしながらプライベートで付き合えう男性を探すパトロンを探すという考えを持っている女性営業マンは少なからず存在するということです。

イメージがブラックになりすぎている方のために言えば、ひと昔前に松嶋菜々子さんが主演の『やまとなでしこ』というドラマがイメージつきやすいかもしれません。

ドラマ『やまとなでしこ』がなぜ『イケないCA』なのか

主演の松嶋菜々子さんが演じる主人公はCAで、ファーストクラスの顧客やお金持ちとの合コンをしたり結婚相手を探すためにデートをするシーンがあります。

業務中に個人情報を得て業務時間外に会う、というのはイケないことなのはわかります。

このキャビンアテンダントという仕事も、恋愛ドラマとして見なければ、過去にキャビンアテンダントが『空の水商売』と言われた歴史にリンクするのです。

皆さんもお分かりのとおり、キャビンアテンダントの皆がそうではなく一部のドラマや演出がイメージとして根付いているというのも事実です。

女性営業の『枕営業』は今もあるのか

枕営業という言葉も随分聞かなくなりましたが、「枕営業でもなんでもしてこい」という時代は終わったことは確かです。

今仮にもそんなことがあれば、その上司も会社もまるごと終わりです。

しかし、女性営業マンがお客さんに好意を持ってしまった、或いは逆の場合はなんとも言えないことになります。

彼氏になれば契約を取ってはいけないルールもない

好意を持たれた営業マンが交際相手から契約をもらうことは違反かと言われると、グレーな部分です。

保険業などで言えば、『意向確認』時に適切で必要と感じる保険商品とわかり契約するのかと言われるとなんとも言えないからです。

「彼女のために」とか、「好きな女性のために」という応援契約というのは黙認しか手がないというのもわかります。

女性営業だから『ダメ』もダメ

女性の営業マンだから異性の顧客を担当させないということをすれば、もっと問題になります。

男女雇用機会均等法をきっかけに『均等で平等』が前提だからです。

イケメン営業マンがファンのような女性顧客からたくさんの契約や紹介案件を貰うことが、コンプライアンスに違反するかという倫理やモラルの問題にも繋がってきます。

女性営業マンも『色』勝負はダメ

枕営業はすぐ噂が拡がるのでオススメしない

今と昔の差はSNSなどで簡単に噂は拡散され、一生消えないデジタルタトゥーになってしまいます。

そして同業同士とのコミュニケーションもとりやすくなったため、噂はすぐに拡散されます。

長く上手に続けていきたいのであれば、自発的な枕営業も色仕掛けもしないほうがいいでしょう。

当たり前のようですが、女性営業マンへの偏見が消えない理由は少なからず当たり前でない人がいるということも知っておく必要があるはずです。

女性営業マンが偏見を持たれる理由は『離職率』

知識やトーク術がまだ備わっていない新人の女性営業マンは家族や親戚、友人に片っ端から電話をしていきます。

家族や親戚との人間関係が過去に『営業になったこと』が理由という家もあるはずです。

『断りにくい』という当然の理由に合わせて、せっかく契約したのに『すぐ辞めた』という無責任な結果になることも多々あるからです。

これは男女関係なく起こりうることですが、どうしても『恩を仇で返された』というイメージは時間が経っても払拭しにくい問題なのです。

保険の業界への転職は覚悟はいるノルマ未達でクビは当たり前

生命保険は他の様々な業種の中でも契約数が意識されます。

保険業界はクビというよりもクリアしなければ翌月から本当に籍がなくなる雇用契約が組まれていることがあります。(雇用形態によるが、)

特に女性営業が多いのも保険業界で、半年後や1年後の更新ノルマをクリアできず本意ではなくとも辞めることになってしまいます。

だからこそ、生き残った営業マンたちは男女関係なく平均年収よりはるか高い給料を受け取ることができる環境なのです。

それなりに給料を求めて転職するには、ハードルが高いと言えます。

保険会社には暗黙の接待ルールがある

保険会社の集会などでは、取引先や保険代理店の経営者への挨拶は重役か女性がお酌の担当します。

これは暗黙のルールのように決まっており、地方の保険会社や代理店ほどルールが強く残っています。

この暗黙のルールについては、私も知人に聞いたところ上司は「取引先や関係者に営業マンを知ってもらえる機会を極力作ってやっている」というなんとも古い風習の言い訳が返ってきました。

それなら男性でもいいのでは?と思うような疑問を持つと『女性の営業マンはやっていけない』のかもしれません。

女性は『お酌』男性は『呑む』接待文化

新人の営業マンで男性は、飲まされる光景を目にすることがあると思います。

これは上司としてもある程度考えがあって役割分担をしているようです。

酒の席でつぶれるのはタブーですが、席が終われば酔いが回るということもあり介抱では背中を摩るのもセクハラと言われる可能性があり躊躇するという上司も多く、異性トイレに入りにくく自宅へ送り届けやすいため『男は呑む』、『女性はお酌する』という接待文化が生まれたようです。

今と昔で『女性の営業職』は変わった

これまでお話ししてきたことは、文化や習慣で残っていることはあるとしても、ほとんどが存在しないことです。

『大切な娘にわざわざ過酷な労働をさせたくない』と嫌がる気持ちもわかるはずです。

それこそ、『キャバ嬢ブーム』が起きてから夜の世界は『流行の最先端』と意識されるようになったり、タクシー運転手や建設業など様々なシーンで『できない』と言われていた業界にまで女性の必要性を感じ企業は動いています。

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