インシュアランスコンサルタント(IC社員)に転職したい

インシュアランスコンサルタント(IC社員)に転職したい

インシュアランスコンサルタント(IC社員)に転職したい

インシュアランスコンサルタント(IC社員とは)とは?

三井住友海上に契約社員として入社し、最長5年間『代理店研修生』として教育・業務サポートを受けられる仕組みです。

保険商品知識や販売スキルを習得した上で、実務を経験することができます。

研修期間終了後に、保険代理店経営者として独立・開業を行います。

実際どんな人が入社希望するのか

実際独立して開業するという人はインシュアランスコンサルタントの3割にもなりません。

ほとんどの場合は現在兼業で保険代理店を運営している経営者が、保険担当や保険専任者として役職を設ける際に三井住友海上へ出向させて勉強させるというのが一般的です。

インシュアランスコンサルタントの採用条件

採用条件は規定上かなり細かく、保険会社へ転職する・金融機関に就職するレベルだと言えます。

しかし、実際はかなり三井住友海上の支店・支社で採用基準にバラつきがあります。

年間3〜4回ほどしか採用期間を設けない採用枠で、かなり自由な就業スタイルのため入社させるのに厳しい眼を持つ管理職が多くいます。



インシュアランスコンサルタントの採用プロセス

保険業界の一般的な入社プロセスと同じ回数ある

  1. エリアの担当営業との面談・面接
  2. 支社長・課長面談・面接
  3. 支店長・ブロック長・部長面談・面接
  4. 内定・採用後面談・面接

少なくとも合計4回以上の面接があります。

その中でエリアの担当営業との面談は、一番難易度や質問内容も優しく採用前提させてあげたい、という気持ちを前提に話をするため、入社希望者も話やすい雰囲気です。

ところが、支社長・課長面談・面接からは途端に空気感は変わり、支社が採用するという看板を持たせて上層部に話を上げるため、急に質問がシビアになる傾向があります。

SPI試験・推薦者・客持ちが採用される傾向

SPI試験は支社・支店での受験し、推薦者がいれば採用率は上がります。

特に支社・支店エリア内で過去に営業経験があったり、親や親戚が会社経営者などであれば採用率は上がります。

つまり見込み客を多く持っている『客持ち・お土産持ち』が採用される率が高いと言えます。

インシュアランスコンサルタントの100人入社して独立開業するのは2名いれば優良で、独立開業者ゼロということもあります。



インシュアランスコンサルタント(IC社員)の厳しさ

研修

研修は入社式の次の日から1週間単位であります。

1日しっかり研修や講義・ロープレを行います。

その代わり全ての研修を終了するころには、どこで代理店を開業しても・保険業に転職しても困らないほどの知識を得ることができます。

資格・試験

期間内までに、損保大学過程(法務・税務)まで合格しないといけません。

それに併せ、三井住友海上のグループ会社である、三井住友海上あいおい生命の委託として生命保険も勉強し、募集行為をするため保険に関係する資格はほぼ全て取ることになります。

変額保険は現在取り扱い商品がないため、資格を取る必要はありません。



経費

パソコン・プリンターインク・DM・営業車は全て自己負担であり、経費となります。

厳しい支店や支社では、ノベルティなども自由に使うことができないというケースもあります。

あくまでも個人事業主

インシュアランスコンサルタントは基本的に独立をすることを目的に構成されたカリキュラムのため、採用側の三井住友海上は営業報酬として給料を出します。

青色申告・白色申告は問われませんが、個人事業主としての開業が前提となります。

保険会社からの出向の場合は、ツインカム(出向先・出向元からどちらも給料が発生する)になることもあります。

インシュアランスコンサルタント(IC社員)は儲かるのか

40代でIC社員になれば基本給が高い

インシュアランスコンサルタントは入社してから固定給があり、低減していき最終的に手数料だけになります。

採用年齢や地域によって基本給は変動するため、20代のIC社員と40代でのIC社員であれば約10万円ほど基本給に差があります。

手数料体系

保険代理店と変わりはほとんどなく、中途解約の際のペナルティやマイナス計上・赤字報酬(給料ゼロ)もあり得えます。

独立ができるほどの実力者であれば、月に100万円を超えることも当然のようにあります。

長い目で見れば儲けられる営業マンにはなれる

前述通り、「三井住友海上の代理店研修生をしていました」と言えば三井住友海上系のプロ代理店は8割〜9割採用するほど信用があります。

法人系の経費や税務系のファイナンシャルプランナーが行うような知識や提案も、学ぶことができるので仮に独立できなくとも、ファイナンシャルプランナーとして十分食べていくことはできるはずです。

ノルマとクビ

インシュアランスコンサルタントのノルマはかなり高く、多くの場合はノルマ未達での契約終了となります。

つまりクビです。

月末の更新月であれば、「明日から仕事がない」「席がない」「同期が消える」というのは当然のように起こります。

しかし、逆に言えば数字や契約を取り続けると、正社員よりも良い待遇になります。

飲食接待・ゴルフコンペ・地域の会合への参加・タクシー代様々な待遇をされます。

インシュアランスコンサルタントに転職するならば

絶対的にエリアは都市部

ノルマが都市部も地方も同じ基準なので、地方ほど不利になります。

人口や所得も含めて高いところでなる方が稼ぎやすいと言えます。

就業規則・報酬規則に注意

インシュアランスコンサルタントは非常に複雑な規則や規定に縛られており、後出しのように「これは規定上できません」「ダメです」「無理です」と言われる可能性が高い職です。

社員や採用支社の誤認もありえると思いますが、保険会社は規則や規定を曲げないものなので、『絶対に聞いていない』が通らないように誓約書などを準備しています。

そのため、自分に不都合なことなども含めて、必ず質問し文書にて開示してもらうことをお勧めします。

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