保険業の難しさとキャリア
損害保険代理店の経営は非常に難しい時代になっています。
保険会社に転職はキャリア形成の上で自分自身に信用を与えるチャンスだと言えます。
保険会社に転職すれば、住宅ローンなども受かりやすくなりますし、保険会社に在籍していました。と聞くと
給料や年収の想像もされやすいと思います。➡︎保険業界で働けば読んでおくべき本
損害の保険代理店がお金にならない理由
以前の記事と合わせてお読みいただきたいのですが、損害保険の背景からお話していくと儲からないとお分かりいただけると思います。
まず、近年の天災(水害や地震)で保険金の支払い自由が増えています。
保険金支払いが増えれば保険料集金した分の運用率も下がりますが、運用実績自体もこの経済状況でマイナス金利時代のため保険会社自体が儲からない時代になっています。
保険代理店業自体が縮小傾向
保険代理店業の数は年間で一つの保険会社でも数十社以上が廃業・あるいは代理店委託契約の打ち切りをしています。
背景として高齢代理店と呼ばれる高齢の経営者が現在の保険業法などのコンプライアンスを守れるだけのキャパシティがないと判断され始めており、既存の大型代理店に吸収合併を戦略的に提示されている傾向があります。
それに加えて、保険会社の業務効率を上げるために、業務効率の指標等を保険会社各自で設け、足切り条件を増やしている傾向にあります。
そのため減らしていこうとしている保険代理店を市場に新規参入するのは、ハードルが高いと言えるのです。
専業代理店は厳しい
元々は専業代理店こそが保険業一本に絞り混んでいるため保険契約に期待ができると考えますが、特に損害保険は市場が飽和し続けているため兼業代理店で、新しい市場でのお客さんの発掘に期待をしています。
つまり、保険会社同士でお客さんを取り合わずに、全く加入していない層・或いは新たなニーズを自社で解決するビジネスを持っている経営者に期待を読んでいます。
そのため、保険業で独立する際は過去の記事でもお話した通りファイナンシャルプランナーとして、お客様のニーズに直接応えるための開業、或いは不動産会社に特化した経営コンサルタント業務などで開業し、各クライアントの保険業務を統合し業務効率改善案を売りにしているなどといいう自社の持ち味を作っておくと保険代理店を開業する認可がおりやすいと言えます。
保険代理店の維持はどれくらい難しいのか
損害保険で言えば一番わかりやすいのが保険料収入が年間いくらであるかという部分です。
各保険会社ごとに期間が設けられており年間で300〜500万円の保険契約が必要です。
一見ハードルは低そうに感じますが、実際は更新する顧客のフォローや事故対応なども含めてやることが多くあります。
更に、10年長期の火災保険を一括で契約した場合、契約保険料÷保険年数で実質年間保険料を簡易計算します。
そのため仮に木造平家の物件で100万円の保険料でも10万円の保険料収入となります。
ここからは独立開業できるかの簡単なテストも兼ねて、読み進めて頂きたい思います。
保険業の現実が分かる6行
自動車保険でいえば、月5000円の保険契約ならば12ヶ月で6万円です。
つまり最低でも50件の契約が年間必要となってきます。
これを月で計算し直してみると月4件以上必要となります。
更に週で計算してみると1週間に1件5000円の契約が必要となってきます。
これが難しいと思わなければぜひ、この記事で思ったことを保険会社の担当者に話してみてください。
その理由に、ちゃんと根拠があれば開業の後押しをしてくれるはずです。
損保業界で成功するたった一つのこと
損保業で生き抜き、成功をする方法を自分が一つ考えつくとすれば、まず多くの『収入口』を持つことです。
損保の手数料収入だけでは不安定すぎます。
しかし、中には常に追い続けるほうがアクティブでプラス思考になる方もいます。
そんな方には、『120%仕事やタスクが無くならない仕事』のためおすすめです。
一般的には『安心』と『安定』を求めると思います。
損保業で『安心と安全』を求めるならば
これは選択肢としては2つです。
損保業界でいち早く、営業職から抜け出すことです。
お金を生むのは営業職です。
しかし、営業という仕事には心の『安定と安全』が欠けます。
まずは営業職を辞めて損保業で『安心と安全』そしてキャリアを築くには保険会社での勤務の方法しかありません。
保険会社でキャリア採用の転職に成功すれば、40代で1000万円の年収は十分期待でき50代で生涯最高年収を受け取り、損害保険という仕事で一生食べていけるだけの人生を手にすることができます。
気づかれていない損害保険で生き抜く方法
もう一つの選択は、保険代理店を開業し自分が最高の営業マンを育てるトレーナーになることです。
営業という仕事はレバレッジをかけることが難しい仕事です。
つまり営業の仕事をしながら、営業以外で収益を上げることは難しいと言えます。
しかし、保険代理店の店主で営業職を育てるスキルを身につければ、何人雇ってもリスクよりも保険契約と収入が上回ります。
こうして生き抜いていけば、安心と安全を確保しながら十分な収益を確保して、損害保険業に従事することができます。
保険営業マン向けノウハウ本
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WEBライターの紹介: Yoshi
1981年生まれAB型
アパレルメーカー勤務後、人材開発・トレーニングを担当。
人事業務に携わり、中途採用・キャリア採用を主に担当。
その後独立、国内企業のCSR調査事業を某大手コンサルティング会社のサポーターとして参加し、その後就活セミナーやベンチャービジネスのゲスト講師として講演活動をスタート。
大阪の大学でベンチャービジネスなどの講義を担当し、執筆業を開始。
共同出版にて出稿、大学内の広報誌で2期出稿。
現在は、WEBライターの他に、転職やキャリア形成のアドバイザーとして活動中。
➡︎WEBライターとしてビジネススキームの紹介はこちらの記事にあります
hiro.m0603@gmail.com
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