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営業ノウハウやホスピタリティなどのトレーニングを生業にしている私は、よく会合などで保険業界や金融関係の方とお話することがあります。
それと合わせて、経営者の集まりである商工会やロータリー、若い世代であればJCの方は保険屋さんとの関係が非常に近いことに驚きます。
そんな中で、年収が数億円を超えている経営者やオーナー社長は、MDRT会員の保険営業マンと関わりが深い傾向にあります。➡︎保険業界で働けば読んでおくべき本
目次
MDRTは保険の資格を超えた称号
今から100年ほど前の1927年に設立されたMDRTはMillion Dollar Round Table の略として一流の生命保険・金融のスペシャリスト・プロフェッショナル向けの組織として生まれました。
通常の生命保険協会が行う生命保険の基礎や応用資格、生保大学課程などとは違い、世界規模で70か国で会員がいます。
その中でも日本という国でMDRTの会員になるのは非常に難しく、一握りのセールスだけがなれるものだと言えます。
MDRT会員のなり方
MDRTの種類
- 成績資格会員
- 成績資格終身会員
- 終身会員
計3つの会員に分かれていて、基本的には成績資格会員と呼ばれる入会基準である年間の獲得収益（＝生命保険での手数料、収入のこと）を獲得してなる会員がほとんどです。
その中で10年MDRTの高い入会基準を達成して、尚且つMDRT会員に10回以上なれた人だけが、成績資格終身会員というステージでMDRT会員になります。
そして、最後に成績など成績資格会員のキャリアをMDRTに認められた僅か人だけが『終身会員』として認められます。
終身会員になっても年会費は払い続ける必要があり、名誉を買い続けるイメージでしょうか。
私は、「終身会員だ」という方にはおそらくお会いしたことがないと思います。
MDRT会員のなり方
手数料ベース、保険料ベース、収入ベース、いずれか1つから一番自分の成績が良いものを選ぶことができます。
＊初めてMDRT会員になる場合は収入ベースでのエントリーはできません。
手数料ベースの基準は1000万円を2020年度の会員基準も超えており、10,414,600円です（2020年版）
＝要するに年収1000万円を生命保険だけで超えておかないといけません。
更に、医療保険や終身保険と言った保険商品によってもボーダーがあります。
保険料ベースの基準は31,243,800円（2020年版）でした。
簡単に今から、MDRTに他の業種から転職して目指したいという方向けにわかりやすくお話しすると、年収が詳細基準はありますが1050万円を超えるか、年間にお客さんから3200万円保険商品を売り集金できればなれるということです。
MDRTの前に保険ってそんな儲かる？
儲かるかどうかで言えば、平均年収の2倍3倍稼ぐことは業界とすればできるが、誰でも儲かるような甘い業界ではありません。
生命保険の市場は、1世帯で4万円ほど保険料を納めているとも言われており、個人では住宅ローンの次に多い固定費になるはずです。
そして、生命保険は法人や経営者、個人事業主の節税や勇退退職金の形成にも活用されます。
中小企業の経営者でも勇退退職金を5000万円ほど蓄える方は多くいます。
不動産は買えば税金が逆にかかり、維持費もかかりますが、保険は目に見えないものを売る分、利益率は営業マンにとって良いと言えます。
MDRT会員になりたい
MDRTの会員でお世話になっている方に、この記事用にヒアリングしてみました。
プルデンシャル生命40代
30代で保険業に転職し、元々は不動産営業マンでした。
転職して3年は、自分のプライドや今までのキャリアを断捨離する期間でした。
その後、少しずつお客様からお客様へご紹介の輪が拡がり、個人契約が多かったのですが、経営者やドクターの味方になれる営業マンを目指し自分の個性がまとまったと思います。
2019年の年収は約2400万円ほどでした。
MDRT会員だからと声をかけられることは、私自身あまりないですがMDRTであり続けたいと思える組織なのは間違いありません。
ソニー生命 40代
私はクルマの営業マンから転職しました。
保険という商品はステータス性がないため、新車納車のような物欲を満たすことができない商品を売るため、かなり苦戦しました。
MDRTになったのは、憧れの上司がMDRT会員だからでした。
「あの人みたいになろう」と目標を決めた結果、MDRT会員になることができました。
元々、保険業をしている方も私の顧客様にいて、MDRT会員と名刺に入っているためそこで「信用できる」と言っていただいたことはあります。
MDRT会員の会費
年会費58,850円正式には$550（日本円107円換算/2020年1月現在）
MDRTにはまだ上があるTOT/COT
コート・オブ・ザ・テーブル会員 Court of the Table (略称 COT)
MDRTの入会基準の 3 倍以上の成績が必要です。
世界中で約 5,600 人が会員です。
通常のMDRT年会費$550 に加え、 $50(計$600)の年会費を納め会員になることができます。
トップ・オブ・ザ・テーブル会員 Top of the Table (略称 TOT)
MDRT のトップ中のトップ。世界中でたった約 2,700 人が会員しかいません。
MDRT入会基準の 6 倍の成績を取り、通常 の年会費$550 に加え、TOT 会費(COT 会費$50 を含む)として$550(計$1,100)の年会費を条件になることができます。
WEBライターの紹介： Yoshi
1981年生まれAB型
アパレルメーカー勤務後、人材開発・トレーニングを担当。
人事業務に携わり、中途採用・キャリア採用を主に担当。
その後独立、国内企業のCSR調査事業を某大手コンサルティング会社のサポーターとして参加し、その後就活セミナーやベンチャービジネスのゲスト講師として講演活動をスタート。
大阪の大学でベンチャービジネスなどの講義を担当し、執筆業を開始。
共同出版にて出稿、大学内の広報誌で2期出稿。
現在は、WEBライターの他に、転職やキャリア形成のアドバイザーとして活動中。
➡︎WEBライターとしてビジネススキームの紹介はこちらの記事にあります
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