保険会社の選び方=迷えば『3メガ損保』はオススメできない理由

保険会社の選び方=迷えば『3メガ損保』はオススメできない理由

保険会社の選び方=迷えば『大手三社』はオススメできない理由

今回この記事を書いている筆者である私は元々3メガ損保と呼ばれる財閥系の保険会社に勤務していました。

そこでから保険代理店業を独立してスタートしたのですが、正直にいきなりぶっちゃけると、大手ほど顧客満足度は低い!

これはですね、事実です。

本当に色々な保険金請求や大型代理店の対応に日々追われています。

弊社も『会社の信用』と『保険の引き受けのキャパ』の問題で大手損害保険会社の代理店をしていますが、ちゃんとコミュニケーションをしっかり取れる場合は中堅の損害保険会社を勧めています。

確かに、保険商品の種類も多いし、特約も大手の損害保険会社は多いです。

そして保険料も安いかもしれません。

しかし、あまりにもお客様への対応が機械化しすぎており、現場と呼ばれる支店や支社などと、コールセンターや事故受付センター、ガバナンス、コンプライアンス部、研修トレーニングチームに温度差がありすぎて、とてもじゃないけど、大切なお客さんにご紹介して差し上げることができないのです。

『3メガ損保』と呼ばれる保険会社とは?

3メガ損保はもともと金融系に強い財閥系の企業から派生してできた保険会社です。

3メガ損保の多くは損害保険だけでなく生命保険事業を展開し非常に大きなホールディングスになり経営・運営されています。

三井住友海上火災保険はMS&ADインシュアランスグループの損害保険会社です。

関連会社が非常に多く、ホールディングス内に別の『あいおいニッセイ同和損害保険』など別の損害保険会社があるのも特徴です。

3メガ損保は他にも東京海上日動火災保険や損保ジャパン日本興亜などゴールデンタイムでCMを目にしない日はないほど多くの広告宣伝を打ちあっています。

損害保険会社が良ければ保険代理店の対応も良いのか

保険代理店の営業マンが良い≠保険会社の対応がよくない

弊社を例にすると保険代理店で営業成績トップの営業マンは意外にも非常にクレームやお叱り、ご意見をいただくことが多いのも事実です。

その理由は営業マン自身の問題ではなく、保険会社の対応なのです。

保険会社が受け付けし対応することと、代理店が対応することというのは分かれています。

詳細は避けますが、お客様サービスセンター・契約者窓口・事故受付センターだけでなく、保険会社の支社・支店も契約者に連絡をすることはあります。

前述のお客様サービスセンター・契約者窓口・事故受付センターは電話対応のプロであり、音声録音もされているため大きな苦情になるような事案は受けませんが、支社・支店から電話をする場合は業務担当であり、あくまでも『処理作業』の一部になってしまうのです。

そのため、対応にレベル差が多く決して3メガ損保だから不愉快な思いをしないとは言い切れないのです。

損害保険会社の選び方、3メガ損保と中堅保険会社との差

3メガ損保より中堅保険会社がおすすめな理由=一生懸命

中堅の損害保険会社はまず親身である傾向があります。

『上から目線』ということもなく、『できないことはできない』けどできるように務める努力を惜しまない社風があります。

その理由は、やはり契約や処理・業務のタスク量が少ないという点が一番です。

3メガ損保の方が事務員は多く配置されていますが、やはりタスク量が多すぎて、ヒューマンエラーが起こり易いと経験上言えます。

人事異動があっても安心できる中堅保険会社

これはあくまでも筆者である私の意見と経験ですが、大手の損害保険会社は支店や支社の数も非常に多く、人事異動でとてつもなく『失格』レベルの社員が異動してくることが、かなりの頻度であります。

一流の保険会社の社員も多い分、ハズレも多いといえるのが3メガ損保の特徴です。

弊社は複数の保険会社の商品を取り扱う乗合代理店として経営していますが、中堅の保険会社は意外にもあまりそのような『失格』レベルの担当者と出会ったことがありません。

教育の環境整備などはやはり大手3メガ損保の方が充実もしていると言えますが、教育に使える時間も適度にあるのは3メガ損保より中堅保険会社だと言えます。

損害保険会社と保険代理店の関係性

『代理店をさせてやっている』と『代理店をしてもらっている』の意識の差は大きいと言えます。

今回は、保険代理店の目線で見た保険会社の選び方をお話してきました。

『選び方』というよりも『察してほしい』という内容になりましたが、名前が通っているから加入するのではなく、保険商品が良いから加入するというわけでも保険は違う気がします。

結果としてどれだけ業務に追われていてもお客さんに親身になれる保険会社を選ばないといけないのです。

そのためには、保険は『人』で選ぶべきだと思ってしまうのです。

それも保険代理店を経由させて加入をすることをお勧めします。

通販型やネット型の話も今後させてもらえたらしますが、安いなりに理由はあります。

くれぐれも保険選びは慎重にしていただくことをおすすめします。

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