保険営業マンとファイナンシャルプランナー

保険営業マンとファイナンシャルプランナー

保険営業マンとファイナンシャルプランナー儲かるのは?

保険の営業マンは細分化すると、生命保険と損害保険の商品を販売する全営業マンを言います。

そして、所属・勤務先は保険会社か保険代理店かに分かれます。

一方ファイナンシャルプランナーは、保険商品の販売をするかどうか。

或いはファイナンシャルプランナーの知識を持ってコンサルティングするか、商品を販売していくか。

ファイナンシャルプランナーとして雇われるか、ファイナンシャルプランナーの知識やスキルを活かしてなにかを販売するか。

そして、会社に雇われているか独立するかのキャリアに分かれてきます。➡︎保険業界で働けば読んでおくべき本

知名度を上げるならファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーという仕事は、独立して個人としての名前で商売やオファーを受けやすい仕事です。

一方保険の営業マンというのは、個人の名前を売りにくい仕事だと言えます。

雑誌などに載りやすいファイナンシャルプランナー

雑誌や新聞などのコラムなどで、保険会社の社員が載っている場合は会社の戦略などを特集される時くらいで、一般の読者向けの有益な情報を提供する際のコラムは基本的にファイナンシャルプランナーにオファーされるケースが多いです。

保険の営業マンは独立しにくい

現在、個人代理店と呼ばれる個人事業主の保険代理店の市場は非常に閉鎖縮小傾向が強く、今から新規で代理店をするというのは今後益々難しくなっていきます。

なぜ保険代理店を開業しにくいのか

簡単に言えば、保険代理店の経営が年々難しくなってきているからです。

損害保険の代理店は特に、ひと昔前の長期火災の商品がなくなり、最長でも10年一括のため100万円を超える保険料を個人契約と取る機会はほぼなくなりました。

そして自動車保険はネット・通販型の保険会社が増え保険料の安さ勝負が激化し、年々安全性能がクルマ自体上がり事故率が下がっていくため、保険料収入が落ち込んでいる傾向にあります。

そのため契約を取れば取るだけ儲かっていく一方で、翌年は110%〜120%増の契約を取らないと前年比割れするイメージです。

ファイナンシャルプランナーは開業しやすいが飽和感あり

ファイナンシャルプランナーは一方で個人経営しやすい職種だと言えます。

扱える案件が多いのも特徴で、ファイナンシャルプランナーとして開業する際にどこかに許可を取る必要がないため、開業のハードルは低いのがメリットだと言えます。

保険業の開業デメリット

保険代理店業は、社会的信用が比較的高い商売と言えます。

簡単に言えば、「保険会社が商品を売っても良いですよ」と言った個人或いは法人という部分で言えば、財閥系企業や外資系のブランドバリューの恩恵を受けられることもあります。

しかし、保険業代理店業とファイナンシャルプランナーを比べて、一番の差は『代理』するかどうか。という問題です。

つまり、保険会社となんらかの関係悪化があった際や年間契約数や保有契約数が極端に少ないなどを理由に、代理店契約を打ち切られた場合は実質倒産と同じことになります。

ファイナンシャルプランナーはその点で言えば、顧客がゼロでも打ち切られるものがないため安心感はあるかもしれません。

ファイナンシャルプランナーの開業と生き残り

ファイナンシャルプランナーとして商売をしていくには、資格や勉強をする必要がありますがファイナンシャルプランナー3級でも1級でも同じくファイナンシャルプランナーです。

お金の相談、相続の相談、税金の相談など様々な相談をしてきてくれるお客さんがいれば、生き残れるのがファイナンシャルプランナーです。

逆にいくらファイナンシャルプランナー1級を持っていても、1級での資格優遇のようなものはないため生き残れるかどうかが決め手になってきます。

保険代理店経営をしながらファイナンシャルプランナー

保険代理店をしながらファイナンシャルプランナーの仕事をしている人は多くいます。

そのため、よくあるケースとして、

しかし、『〇〇保険サービス』『〇〇インシュアランス』という名刺を出されて、ファイナンシャルプランナーの仕事をしています、と言っても保険商品を勧められるのではないかとお客さんは身構えてしまう傾向があります。

ファイナンシャルプランナーをしながら保険代理店

『ファイナンシャルプランナーの〇〇』と言われて相談をして、「生命保険控除をちゃんと有効活用していこう」という話をした時に、「保険業もしています」というと少し警戒感は少ないと言えます。

保険代理店業は提案にお金を取らない

ファイナンシャルプランナーが顧問契約をする際、年間契約で顧問契約料を受け取っているところも多くあると思います。

その中、ファイナンシャルプランナーはあらゆるところでニーズに合わせて、提案をする引き出しを持っている方が多くいます。

保険商品のように、不動産業を兼業している場合もありますし、提携業者がいる時もあります。

そのため一つの相談や顧客に対して、お金が間接的に発生する可能性が高いのがファイナンシャルプランナーです。

一方保険代理店で保険の提案が有料の保険代理店は聞いたことがありません。

簡単に言えば保険代理店業をメインにした事業で、複数の収入源を得るのはファイナンシャルプランナーより難しいと言えます。➡︎保険業界で働けば読んでおくべき本

兼業代理店としてならどうか

保険代理店業は専業代理店と兼業代理店に分かれています。

簡単に言えば保険業だけを生業にしているのか、あるいは他の商売をしながら保険業をしているかということです。

その中で、中古車販売店や、整備工場、ホームメーカーなど本業があって、保険業をする点で言えば保険代理店業を継続していやっていくことはできると思います。

しかし保険業で独立した方がいきなりクルマ屋や家作りを始めるのは難しく、保険代理店業で独立するのであれば、保険でもっと強みを持つ方がいいと言えます。

保険代理店業で生き残るには

紹介の口数、頭数が多い代理店が強いと言えます。

個人代理店でも、1名で運営経営するのは、かなり厳しいと思います。

事務員やアシスタント、営業など、どこかしらに人員を置かないと、回らない商売です。

生命保険と損害保険どちらも開業すれば、月2回は会議に参加する必要があり、研修や監査などの準備を考えると実質営業活動時間が圧迫されるからです。

私ならどう独立・開業するか

私ならば、ファイナンシャルプランナーとしてコンサルタント業で開業して、損害保険はせずに生命保険の代理店業だけをやります。

そして、不動産業や中古車販売業、税理士、弁護士の強い人脈を独立前に築きます。

不動産業と中古車販売店は、損害保険の代理店をしている場合が多く、わざわざお客さんの取り合いをするより、生命保険は自分のところへ紹介してもらい、その分損害保険は紹介するというwin-winの関係を築きます(保険業法上問題はありません。)

税理士や弁護士は相続などで自分以外の第三者の意見を聞いてもらう選択肢を私なら作ります。

鵜呑みにするよりも多くの意見を取り入れてもらうほうが、長年の信用に繋がると考えているからです。

今からこのビジョンに向かってキャリアを作るには?

  • 生命保険会社への転職
  • 保険代理店への転職

しか、ありません。

生命保険業は特にいきなりできるものではありません。

昔より保険の法律が厳しいため、必ず保険業はキャリアで経験しておくべきです。

その中で、必ず「中間の目線で商売できれば楽なのに」と思う部分が出てくると思うので、その部分をファイナンシャルプランナーとしての課題にしていけば良いと思います。

ファイナンシャルプランナーは1級でなくていい

ファイナンシャルプランナーは1級が取ることができればいいですが、ファイナンシャルプランナーは2級でも、問題ないです。

3級で開業してファイナシャルプランナーを名乗るのであれば、相当な知識とトーク力が必要だと言えます。

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WEBライターの紹介: Yoshi

1981年生まれAB型

アパレルメーカー勤務後、人材開発・トレーニングを担当。

人事業務に携わり、中途採用・キャリア採用を主に担当。

その後独立、国内企業のCSR調査事業を某大手コンサルティング会社のサポーターとして参加し、その後就活セミナーやベンチャービジネスのゲスト講師として講演活動をスタート。

大阪の大学でベンチャービジネスなどの講義を担当し、執筆業を開始。

共同出版にて出稿、大学内の広報誌で2期出稿。

現在は、WEBライターの他に、転職やキャリア形成のアドバイザーとして活動中。

➡︎Yoshiの収入やお金事情はこちらの記事にあります

➡︎WEBライターとしてビジネススキームの紹介はこちらの記事にあります

hiro.m0603@gmail.com

全ての仕事のオファーや取材等は代表メールアカウントにお願いいたします。

 

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