営業マンのメールはテンプレを使ってはいけない理由
几帳面に毎回お礼や挨拶のメールできている営業マンは少なくありません。
しかし、売れている営業マンはもっと『メール営業』を上手にしています。
その中で一番の差が『テンプレを使っているかどうか』です。
今回は『営業マンのメールはテンプレ事情』をお話しします。
営業マンのメールはコピペでOK
多くの場合営業マンは挨拶文章は自分である程度作り、あとはコピペをして送信すると思います。
決して間違えではありませんが、そもそものコピペする原文に問題があると考えたことはないでしょうか?
営業マンのメールはコピペする文章が大切
文章というのは誰が書いているかわかるものです。
特に売れている営業マンほど、キャラの売り込みが上手で言葉選びも独特であることがあります。
そのキャラが人を惹きつけているため、無機質なテンプレートの文章が届くと残念に感じるのです。
普通の営業マンはお礼メールをするだけで親切で丁寧だと評価されますが、売れている営業マンはそれ以上を求められてしまいます。
営業マンのメールはコピペする文章は誤字脱字を気にしない
よくメール営業は誤字脱字に注意するように書かれているサイトが散見されますが、営業マンとの付き合いは『人と人』と意識する場合が多いので誤字脱字よりも心を動かす『〇〇さんらしさ』が重要になってきます。
お客さんは意外と細かく読まないメール営業
売れている営業マンが『ご縁』をわざと『ご緑』で送信していると言っていて驚きました。
その営業マンは山陰地方で入社後何十年ぶりとも言われる契約数を打ち出した敏腕営業マンです。
わざとメールや手紙で『誤字を送る』トップセールマンの心理
実際『ご縁』をわざと『ご緑』と送信している営業マンは年間2000件以上のメールを送信して気付くお客さんはわずかに3人しかいなかったそうです。
しかも、その指摘してきたお客さんは「緑色が好きなのか?」と返信してきたと言います。
つまり、買う買わないではなくコミュニケーションやクスッと心を動かすきっかけがある方が、メール営業はうまくいくということです。
売れている営業マンほど営業メールを重要視する理由
営業マンは、時短で効果的な接点をお客さんと多く持つことが重要です。
同じ教室になると恋心が芽生えたり、同じ部活で顔を合わせていると好意を寄せたりするのと同じ心理です。
これは実際『ザイアンスの法則』として接見回数と印象は比例するというが証明されています。
できることならば全てオリジナルの文章を書き続けるべきですが、限られた時間ではそうもいきません。
電話や挨拶回りは売れている営業マンにとっては全て対応することが難しく、メールというツールを最大限生かしているようです。
営業マンのメールはオリジナルのテンプレ・雛形を使う
機械的でシステマチックな営業はもう、日本では完全に免疫がついてしまい効果はほぼありません。
実際皆さんの元にも多くのメルマガやDMが届くと思いますが、開封する理由は興味があるか、どんなことが書いてあるのかわからないものが多いはずです。
例えば、
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株式会社〇〇 〇〇様いつも大変お世話になっております。株式会社〇〇の▲▲です。この度は、お忙しい中、貴重な時間を頂きありがとうございました。打ち合わせの中でいただいたご要望やご意見をまとめて、ご提案をまとめさせていただきます。また、ご不明な点等ございましたらご連絡ください。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
このようなありきたりな文章はビジネスマンや営業マンも何度も目にします。
この例文を最後まで実際読んだ読者の方も少ないはずです。
読まれないメールは意味がない
- まずは開けてもらう
- 読んでもらう
- 何か感じてもらう
- 返事がほしい
この優先順位を確実に守らないと、営業マンのメールは読まれません。
つまり書いても意味がないのです。
末尾につけるこの署名もありきたりだと見ることもしません。
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株式会社〇〇
〇〇部△△課
氏名 〇〇〇-〇〇〇〇
メールアドレス〇〇〇-〇〇〇〇
郵便番号・住所(〒〇〇〇-〇〇〇〇 △△県〇〇区〇〇)
電話番号(TEL〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇)
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売れている営業マンの署名
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☆★2021年顧客満足度ランキング1位を受賞★☆ - ☆★2021年中国支部営業第1位★☆
皆様のおかげで今日もがんばれます!!
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- ゴルフ好きの親父インスタ・フェイスブックやってます!
ID XXXXXXXXX
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- 株式会社〇〇
〇〇部△△課
氏名 〇〇〇-〇〇〇〇 - 電話もメールもお待ちしています!!
- メールアドレス〇〇〇-〇〇〇〇
郵便番号・住所(〒〇〇〇-〇〇〇〇 △△県〇〇区〇〇)
電話番号(TEL〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇)
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- 株式会社〇〇
- ふざけていると思うかもしれませんが、読まれないメールよりも興味を一つでも持ってもらう方が優先順位は上なのです。
- 「またこんなメールを・・・」と開封させるスキルがあるのが売れる営業マンのメール営業テクニックです。
- 少なくともどこにでもあるテンプレメールはもったいなくて送れないでしょう。