20代後半というのは、社会人として無事に離陸できたと判断される年齢です。
そして将来性や可能性の判断がしやすくなってくる年齢とも言えます。
20代の営業マンは上手に転職をすれば100万円の年収アップは十分可能性があります。
筆者の私も20代前半から向上心も強く何より年収を増やしたいという気持ちがありました。
そのため、それなりの『給料+残業代+ボーナス』の会社を辞め歩合給がある会社へ転職しました。
今回はそんな20代後半での転職を迷った時に考えるべきこと、するべきことをご紹介しようと思います。
20代後半で営業マンが年収100万円UPする方法
まず営業マンは個性を活かす前にいかに早く基礎を知り、基礎を応用に変換しキャラクター化できるかが重要です。
営業マンは8つのステップで年収が上がるきっかけを掴むことができます。
営業マンはスキルはともかくとして『売り続ける』ことが重要です。
むしろ、『売れる』では年収は増えず『売り続けなければならない』ということを意識するべきでしょう
営業スキルの基礎を向上
営業スキルの基礎を向上させ、顧客との信頼関係を築くことができれば、成約率が上がり、当然売上も増加します。
粗利を残せるかどうかは少し先の話になります。まずは商談し契約を取ることをスキーム化していく必要があります。
営業スキルの基礎を向上2
営業トレーニングやセミナーに参加し、スキルを磨くことも近道に繋がります。
新規顧客の獲得
新たな顧客を開拓することで、売上を増やすことができます。
どの営業マンも最初は新規開拓から始まります。売れている営業マンは新しいビジネス機会を見つけ、新人と同じ状況下でも商談をまとめてくるのは新規顧客を獲得するプロセスとコツを熟知し、身体に染み込んでいるからです。
顧客のニーズを理解する
なぜ商談で契約に持ち込めず、ペンディングや検討されてしまうのか。その点は顧客のニーズを的確に理解し、それに対応した提案ができていないことが最も大きな原因です。
まずは欲しい人を探す、欲しいと思うかもしれない人に欲しいと思ってもらうプロセスを作る。
この2通りからニーズを身近に感じていくべきでしょう。
その結果が売り続け年収を100万円どころか200万円、300万円と上げていく元となる『紹介』を得ることになります。
紹介案件が手に入る頃には顧客満足度が向上し、リピート率が上がります。
新規開拓のプロセスがなくなり、商談や値段交渉からスタートする商談を手にすることができるようになります。
販売戦略の最適化
製品やサービスの価値を最大限に引き出す販売戦略を構築。
ここでようやく粗利益に紐ついてきます。価格設定や販売プロセスの最適化、競合分析を通じて市場での競争力を強化します。
競合他社にない商品やポイントがニーズになっている場合、「値引き勝負」は必要ありません。
ルイヴィトンやエルメスが値引きをしないように、値引きせずとも売れる商品を自社が持っているためです。
ここで年収が100万円上げられるかが分かれてきます。
値引き商法の営業マンは商談や成約が多くともマイナス案件やプラスマイナスゼロ案件が多く、会社の純利益には貢献しないことが多く評価されにくくなります。
クロージングのテクニック
成約率を上げるためのクロージングのテクニックは営業マンを引退する日まで試行錯誤するはずです。
営業マン自身の見た目や年齢に応じてクロージングはアグレッシブさや質、安心感などに変わってくるので、変化が伴います。
50歳手前の営業マンが新入社員のように「元気さ・若さ」を売りにはできないようなものです。
顧客の疑義や懸念を解消し、スムーズに取引を成立させるスキルを身につけるには時間を要します。
成果に応じたインセンティブ
企業が営業成績に応じたインセンティブやボーナス制度を提供している場合、積極的に目標達成に向けて努力することがもちろん大切です。
販売戦略の最適化でもお話しした通り、自己ブランディングを行い粗利益とそれに勝る成約率を取れば年収は確実に100万円単位で上がります。
もし仮に年収の上がり幅が小さく失望してもその時には同じ業界での知名度を上げっていことで、信頼される営業マンとしての地位を築くことができます。LinkedInなどのプロフィールを充実させ、自身の実績やスキルを積極的にアピールしましょう。
新しい市場や商品の開拓
既存の市場や商品だけでなく、新しい市場や商品の開拓に取り組むことで、新たなビジネスチャンスを見つけることができます。新しい領域に挑戦することで、売上を拡大できる可能性があります。
これらの方法を組み合わせて、自身の営業スキルを向上させ、効果的な販売戦略を構築することで、年収を100万円アップさせることが可能です。ただし、継続的な努力と柔軟性が求められることを忘れずに、自身の成長に努めることが重要です。
20代後半の営業マン=転職サイトに登録が重要
営業マンは転職するかはどうか別問題で、まずは転職サイトにエントリーし登録をしておくことをお勧めします。
営業マンが新たなキャリアチャンスを見つけ、年収を上げるための一つの手段となり得ます。
転職サイトにエントリーして登録することが求人内容やオファーを得ることができ、具体的なキャリアアップを計画できるようになります。
具体的に下記のことが転職サイトでできます。
既にご存知だと思いますが、同じくらいの年齢や地域で、同じ職域でも年収や待遇は異なります。
そして知っておくべき他のライバル企業のことも多く転職サイトには掲載しています。
- 求人情報の収集: 転職サイトに登録することで、多くの企業や求人情報にアクセスできます。営業マンは市場動向や他の企業の募集状況を把握し、自分のキャリアに合った新しい機会を見つけることができます。
- オファーの受け取り: 登録されたプロフィールに基づいて、企業やリクルーターから直接オファーが届くことがあります。これにより、他の候補者との競争を差し置いて、有望なポジションにアクセスできる可能性が高まります。
- キャリアアドバイスの受け取り: 転職サイトでは、キャリアアドバイスや市場の傾向に関する情報が提供されることがあります。これにより、営業マンは自分のスキルや経験をどのように活かせるか、また市場価値をどのように向上させるかを理解しやすくなります。
- 企業研究: 登録時に設定された条件に合致する企業や求人に対して、効果的な企業研究を行うことができます。これにより、求人に応募する前に企業や職場環境について十分な情報を収集できます。
- 市場価値の確認: 転職サイトに登録することで、他の営業マンと比較して自分の市場価値を確認することができます。これは交渉の際に役立ち、希望の年収を達成する一助となります。
今日のライバルが明日の職場になり得るのが営業マンという仕事だと知っておくことが重要
20代後半の営業マンの『転職サイト』との付き合い方
20代後半の営業マンは転職をするためだけに転職サイトを利用してはいけません。
転職サイトの求人情報を見てどんな業種が給料・年収が多く、どこの会社が常に求人をしているかリサーチし知識としてインプットすることが重要です。
単に転職するためだけでなく、戦略的なキャリアプランを構築するために情報を収集し、複数のサイトに登録することは非常に重要です。
そして、転職サイトは1つではなく複数社に登録するのをお勧めします。
求人サイトや転職サイトによって、求人の業種などに多少バラつきがあるためです。そして都市部ではなく地方での転職を考えている場合は、エリアによっても求人情報の量が異なるため複数の登録をお勧めします。
➡︎やっぱり営業マンの転職は『業界1位』のリクナビNEXTと言われる理由
転職のトライアウト=営業マンが年収100万円UPする方法
転職サイトを見ると自分よりもキャリアが上の人向けの、求人情報があります。
私も実は転職した際に自分の年齢よりも上の求人へ、応募をしていました。
実際30歳以上の営業経験3年以上と記載しているところに、エントリーしてきました。
そして休日には面談や面接を受けて、どんなことを聞かれ、なぜ不採用なのかを、自分なりにリサーチしました。
その結果、私は縁あって25歳で転職したのは自分のキャリアよりかなり上のポジションでトライアウトを成功させました。
本気で動けば20代の年収は倍になる
20代はまだ体力も伸び代も多く、十分ハンデがあっても順応できます。
私も転職後必死に、職場にしがみつき転職後半年は相当努力しましたが、おかげで自分より上のキャリアを持つ人と肩を並べ、レベルの高い商談、生活水準、そして一流の会話力を学ぶことができました。
私の周りでも、転職を成功させた人間は多くMRに転職した営業職では、年収を倍以上にしている人が多くおり、今では病院開業のコンサルタントとして独立し、年収2000万円を超えています。
【この章のまとめ】転職は夢がある、今の仕事は年収に直結する
・20代後半の営業マンが転職を検討することは、キャリアアップや年収向上の重要な一歩となる
・転職サイトを活用し、自分よりも上のポジションへの応募やトライアウトを行うことは、新しい挑戦へのドアを開く重要な手段
・転職サイトを利用して上のポジションに挑戦するメリットを理解し、30歳以上の経験者向けの求人情報に応募することで、自分のスキルや経験を評価してもらえ、新たな成長の機会が広がり、ここでの挑戦が年収を大きくアップさせるカギとなる。
・転職サイトでの応募後、積極的に面談や面接に臨み、なぜ不採用となったのかをリサーチすることが重要
・不採用の結果を分析し、不足しているスキルや経験を補完するための努力や学ぶ
・このプロセスを通じて、自身の成長とともに転職の成功への道が開けていきます。
・転職というトライアウトが成功すれば、20代でありながら自分よりも上のキャリアを持つ人たちと共に仕事をし、高度な商談や一流の会話力を手にする
・努力を怠らず、本気で新しい環境に飛び込むことで、自分の可能性を広げ、新しいステージでの成功を掴むことができる