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最近、「昇進より安定」「昇進=仕事が増えるだけ」「管理職=嫌われ役」「管理職=年収は増えない」と管理職のポジションを断る営業マンが増えています。
しかし、営業マンになりたてのころはリーダーを目指し、管理職への道を志した方も多くいると思います。
転職する際に、管理職を経験しているかどうかでキャリアパスが大きく変わってきます。
名ばかりの管理職だとしても、管理職は管理職です。
今の仕事で昇進して、年収や待遇は変わらずとも管理職への昇進チャンスがあれば受けるべきだと言えます。
管理職になると給料や年収が下がると言われますが、そのことを数行だけで補足させてもらうと、管理職は本来給料も年収も下がります。
そして待遇が良くなり、体力的な疲労を減らし、精神的な疲労を増やすという転換です。
そもそも、一番稼ぎやすいのは営業マンです。
なぜなら、数字で見て会社に利益をもたらしちゃかどうかが明確にわかるからです。
「管理職=偉い人」というイメージがありますが、海外では稼ぎたい人ほどセールスの期間が長く、60歳を越えても管理職にはならず販売員をしている人も大勢います。
管理職で年収を上げるということは、その管理をする部署や支社・支店・企業の利益を自分がいたから上げることができたと誰が見ても思うだけのコミット(結果・成果)が必要なのです。
それ以外で管理職は評価されないのがスタンダードだと、まず思わなければなりません。
それは、残業時間をゼロにすることです。
残業時間がだれより長いことを自慢する管理職や、上司はどこの職場でもいるものですが、それは押しつけでありモラハラまがいだと言えます。
本来、残業をせずに帰ることができる人が完璧であり、一流のビジネスマンです。
時間は有限であり、限られた時間内でコミットをすることがパーフェクトなのです。
営業の仕事に終わりはないという人もいますが、『終わらす』というマネジメントやコントロールが自分でできない人は今の時代部下を持つとハラスメント(パワハラ・モラハラ)と訴えられる可能性があるので、思っていても発言は避けるべきでしょう。
そして管理職はどれだけ働いても給料が増えないのは、どれだけ働いてもモノや商品は売れないからです。
では、管理職として成功しキャリアアップをさらに目指すにはどうすればいいのでしょうか。
管理職は戦略や仕組みを作るのが仕事だという方もいますが、雇われ管理職でいる限り役員にまで上がらないと難しいと言えます。
管理職として優秀なビジネスマンや営業マンを何人でも育て上げることができれば、どこの部署でもどこの企業でも自分を必要としてくれるでしょう。
なぜなら、会社の利益に直結する優秀な営業マンのハンドリングができるのは、社長ではなく管理職である自分だからです。
優秀な営業マンが取ってきた契約の一つ一つ、一人一人の活躍が結果として自分の管理職としての給料と評価に繋がるため、偉そうに足を組んでいる場合ではないのが管理職という仕事なのです。
むしろ、一流の管理職は部下に敬意を払い常に感謝をしています。
管理職になると実力を持っている人も、名ばかりの管理職をどうにかしたいと転職する人も同じようなタイミングで転職エージェントやヘッドハンターの支援を受け転職をします。➡︎
一流のキャリアと実力を持っている人材は管理職になるのが、目標ではなくさらなるステップアップを目指します。
そのため今自分に経験できないこと、足りていない技術や環境を探し転職をします。
名ばかりの管理職だとひどく疲れ切っている人も、どこかで区切りをつけないと定年退職までこのままでいいのかと転職を決意します。
管理職になれば、転職しない人がほとんどだと思っていた方も多いと思いますが、管理職に昇進して転職せず長年そのポジションに居座る人材は、その管理職のポジションがその人のキャリアの頂点であり天井です。
管理職という仕事はもちろん管理・マネジメントをする仕事です。
しかし、長年同じ環境で部署などの編成が変わったとして目が慣れ、向上心が薄れてきます。
買ったばかりのノートの最初は丁寧に使うのに、どんどん雑になっていくのと同じです。
常に同じモチベーションを保てる人はまずいないと言っていいでしょう。
常に向上心を持ち、モチベーションが高い人材というのは、同じポジションに長居しないのが特徴です。
人事採用でも一番恐るのは、優秀な人材の流出です。
それくらい、モチベーションの高い人材ほど転職というツールやイベントを使い、客観視する習慣があります。
更には広い視野で情報を得るため、今の自分に満足しない傾向が強くあります。
同じ会社での昇進は飛び級があることは稀です。
総務課長が営業本部長に昇進することはほぼ100%ありませんが、転職の世界ではあり得ます。
ちなみに管理職からのキャリアパスとして転職する人は、企業の監査役や執行役員などのポジションを狙うことができます。
しかし営業マンで年収が仮にも3000万円超えていても、転職して執行役員になれることはありません。
それくらい管理職というのはメリットのあるポジションだと言えます。
1981年生まれAB型
アパレルメーカー勤務後、人材開発・トレーニングを担当。
人事業務に携わり、中途採用・キャリア採用を主に担当。
その後独立、国内企業のCSR調査事業を某大手コンサルティング会社のサポーターとして参加し、その後就活セミナーやベンチャービジネスのゲスト講師として講演活動をスタート。
大阪の大学でベンチャービジネスなどの講義を担当し、執筆業を開始。
共同出版にて出稿、大学内の広報誌で2期出稿。
現在は、WEBライターの他に、転職やキャリア形成のアドバイザーとして活動中。
➡︎WEBライターとしてビジネススキームの紹介はこちらの記事にあります
hiro.m0603@gmail.com
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