転職や自己アピールで一生困らないトレーニングとは
転職の面接やエレベータートレーニングと言われる約3分間での自己アピールなどがなかなか上手にいかないという方の声が聞こえてきます。
私も以前は、一つ一つこういう表現が経営者や面接担当者・採用担当の胸に届きますよ。
とアドバイスをさせてもらっていました。
しかし、基本的なコミュニケーション能力がしっかりあるのに、どうしてもうまくいかないという方と、コミュニケーション能力や話すことに従事していない仕事なのに、偶然の会話から人生のチャンスを掴む方の差は何か。
しっかり時間をとって比較してみた結果、あるトレーニングが効果的だと思い現在コンサルティングをしている方々に実践してもらっています。
今回はそんな1回でしっかり見につく自己アピール・トレーニングをお話したいと思います。
転職での自己アピールトレーニング
- 転職をする人
- 転職したい人の話を聞く人
この差は何かを考えてみました。
私は独立する前、人事採用に携わってきましたが面接のロープレを採用サイドもする企業が多くあります。
つまり、どんな風に面接を進行していき、どんなところをチェックするか。ということです。
転職や自己アピールに強くなるトレーニング方法
面接する側に1回なってみると急に価値観が変わる。
最高で最強と言われるような面接のマニュアルブックを読んで面接に挑むと急に印象が下がる現象があります。
むしろ、面接マニュアルを読まないほうが面接の返事の質が良かったと思うことも多々あります。
転職や自己アピールでの『ズレ』
マニュアルを読むと急に他人事に聞こえ、過大評価しがちになる
面接で大手企業はある程度の面接や転職に対する姿勢をチェックする採用担当者もいます。
つまり、偶然求人を見かけた、エージェントに声をかけられたが、どこでもよかったという希望者のフィルターをかけるのが目的です。
しかし、そもそも採用する側は『入りたくて仕方ない!』という人を入れる必要性はありません。
厳しい言い方をすれば、採用して自分の会社によって有益な存在かどうかが一番重要です。
その点を採用されたい方・する側のどちらもがズレている可能性があるのです。
試しに誰かを面接してみる
「絶対落とす」「採用してもいい」「絶対採用」この3つのジャッジを誰か同僚や彼女・後輩だれでもいいので質問をしてみてもらいたいのです。
おそらく、25%が落とす・70%が採用でもいい、5%で絶対採用という数値になるはずです。
ほとんどの面接は『採用してもいい』レベル
面接をしてみて気づくと思うのですが、絶対採用したい!と思って採用することは滅多にないということです。
逆に落とす理由もないけど、絶対採用したいとも思わない人がダントツで多いのです。
ここで、絶対に採用したくないと思った人の特徴を今までの経験で抜粋してみます。
絶対採用したくない人の面接
・身だしなみ・身なりが華美過ぎる
・不潔
・言葉遣いのレベルが低い
・嘘っぽい
・経歴の自慢話が多い
・話が長い(我が強い)
この6つの条件で絶対採用したくないと決める人が多いと思います。
面接官は『人』である
面接官という人はAIでない感情をもった人間です。
そもそも最初の2つに関しては面接の内容ではなく『見た目問題』です。
つまり、面接の内容は関係ないということです。
言葉遣い・自慢話・話が長い
面接する側は全ての話を聞いているわけではありません。
『ツッコミどころ』を探しているという表現は語弊がありそうですが、実際私はそうでした。
言葉遣いが変であれば、緊張からなのか、確認するため学歴の欄を見てしまうものです。
他人の自慢話ほど、退屈なものはないと思います。
面接官も同じです、経歴やキャリア自己アピールでも、自慢に聞こえないように実力を話する人は印象がいいのです。
話が長ければ、「もういいです」となることもあります。
特に大口面接(大量募集)をする企業は、面接のスケジュールもタイトなので、面接官もストレスと疲労はどうしてもたまります。
自分を面接してみる
この絶対採用したくない!と思う人にならないように自分で意識しながら、自分を面接してみてもらえると、この記事のトレーニング効果を実感していただけると思います。
話す内容以上に表情を自然と気にするようになります。
なぜなら、『この答えは不採用』というのが案外少ないことに気づくからです。
- わかりやすい
- 手短
- 印象が良い
この3つを意識すれば『絶対不採用』になりにくいからです。
『採用しても良いレベル』を手堅く取る
絶対採用させたい!と思う人になるほうが、無理があることにも自分を面接してみて感じることだと思います。
そもそも100点の受け答えがないことに気づくからです。
『減点法』の面接に気づく
採用面接の多くは加点方式ではなく減点方式です。
最初に「失礼します」と入室してきた時点で髪の毛がボサボサだと『減点』靴が汚い『減点』、ビジネス英語が完璧にできるなどがあればプラス加点される場合もありますが、そもそも英語を使わない仕事であれば『加点も減点もなし』になります。
面接で減点カバーするのは『笑顔』
減点させない、減点を取り消すカバーアップは、「ここぞ!」の特技よりも『笑顔』です。
笑顔は緊張やストレスを緩和させ、何より『イメージが良い』のです。
仮にも『採用するか悩み中』の枠に入っても、「あ、この子印象は良かったよね」と言われるのは『笑顔』が多い方なのです。
転職や自己アピールで一生困らないトレーニング
転職や自己アピールで一生困らないトレーニングはずばり、自分で自分を面接して、採用するか確認するということです。
皆が答えるありきたりで誰にでも当てはまりそうなアピールではなく、「こんな人の話なら聞く」というのもなんとなく感じてもらえたと思います。
これは、どんな時にも応用して使えるため『一生モノ』のスキルです。
エレベータートレーニングでも、そもそも「お疲れ様です!」と笑顔で挨拶すれば、小難しい話よりも相手から「あなたはどこの部署ですか?」「元気がいいね!関心!」と声をかけてくれるはずです。
私の部下はなんと、それで有名航空会社にヘッドハンティングされ、今では関連会社の副社長に若くしてなりました。
『ありえない』ことも笑顔が起こす引き金になることもお忘れにならないように。
WEBライターの紹介: Yoshi
1981年生まれAB型
アパレルメーカー勤務後、人材開発・トレーニングを担当。
人事業務に携わり、中途採用・キャリア採用を主に担当。
その後独立、国内企業のCSR調査事業を某大手コンサルティング会社のサポーターとして参加し、その後就活セミナーやベンチャービジネスのゲスト講師として講演活動をスタート。
大阪の大学でベンチャービジネスなどの講義を担当し、執筆業を開始。
共同出版にて出稿、大学内の広報誌で2期出稿。
現在は、WEBライターの他に、転職やキャリア形成のアドバイザーとして活動中。
➡︎WEBライターとしてビジネススキームの紹介はこちらの記事にあります
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