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転職をすれば全てが解決する。
そう思う人が多くいます。
人間関係に悩み、職を変えたいと考えた時、転職すれば年収も上がると漠然と思っている傾向があります。
しかし、転職は年収アップを目指さないと上がる可能性が下がる可能性もあるのです。
今回はそんな転職と年収の関係性をお話したいと思います。
厚生労働省は2017年の転職後の年収動向を調査したところ、年収アップを成功させたのは約40%
これは過去に人事を担当した経験からすれば、『高い』と言えます。
しかし、転職で100%年収アップを成功した自分には非常に低い数字だと感じます。
職場環境は入社してみないとわかりません。
どれだけ優しい先輩の教育が魅力と言われても、これは発信者側の情報で価値観はそれぞれです。
しかし、年収はどれだけ色々なことがあったとしても年収という給料の数字は嘘をつきません。
仮にも自分のイメージと違う職場であっても、年収や給料という明確な数字で成長度はモチベーションを維持してくれます。
だからこそ、給料というのは重要視しておくべきです。
給料や年収が下がる転職が、上がる転職よりも多いというのは少し背景を知っておくべきことだと思います。
体調の変化や年齢、体力的問題、家族構成の変化など、お金では解決できない転職というのが、世の中にはたくさんあります。
だからこそ、終身雇用じゃない『仕事は選べる時代』になった今を感謝する必要があるのです。
転職して年収が下がる仕事というのは、多くあります。
しかし、実際年収を上げるキャパがある仕事も多く含まれているので求人の額面だけで仕事を選ばないことをお勧めします。
私は過去に月収40万円の仕事を、固定給18万円+歩合給(インセンティブ)に転職したことがあります。
その結果、最高月収160万円を手にしました。
営業職では逆に歩合給の割合を多くしている企業が、年収モデルを掲載しているところがあります。
私は最後に就いた営業職で年収1200万円で支店で1位の給料だと、言われたことがありました。
その年収が、中途採用の年収モデルになっていた時は複雑な気持ちになりました。
確かに私が勤めた会社では1200万円の年収を支払う能力があるのは事実で、その年収・給料になる可能性もあります。
しかし全国で90名以上いる営業職で1/90なのです。
それくらい、年収を意識して転職を望む人はリアルな年収モデルを参考にするようですが、社内の平均年収よりも実際はマイナス50万円ほどを予想しておくほうが賢明だと言えます。
そのほかにも基本給が扶養手合を含むのか、ボーナスが含まれるのか、あるのかないのか、年齢に応じた給与テーブルが設定されているかなどは角が立たない程度に質問をしておくのをお勧めします。
夢を掴んだ!と思った瞬間、給料の話になり失望したり給料明細を見てこんなはずではなかったのに、となる人は1人でも減るように祈っています。
1981年生まれAB型
アパレルメーカー勤務後、人材開発・トレーニングを担当。
人事業務に携わり、中途採用・キャリア採用を主に担当。
その後独立、国内企業のCSR調査事業を某大手コンサルティング会社のサポーターとして参加し、その後就活セミナーやベンチャービジネスのゲスト講師として講演活動をスタート。
大阪の大学でベンチャービジネスなどの講義を担当し、執筆業を開始。
共同出版にて出稿、大学内の広報誌で2期出稿。
現在は、WEBライターの他に、転職やキャリア形成のアドバイザーとして活動中。
➡︎WEBライターとしてビジネススキームの紹介はこちらの記事にあります
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