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カフェと言えば、お洒落な音楽やオシャレなお客さん、インテリア、食事やドリンクを『オシャレ』に提供する、というなんとも輝いている仕事です。
私自身もコーヒーが大好きで、実は1日2回以上カフェにいきます。
「カフェで働いたら楽しそうだな」
「老後はカフェとは言わず、喫茶店でもしたいな」
と、誰しもが夢を持つ仕事だと思います。
今日はそんな飲食店のキャリア『カフェ』についてお話していきます。
実は、大手フランチャイズのカフェにコンサルティングを依頼されたことがあり、かなり細かく情報を集め課題解決にご協力させてもらう機会がありました。
カフェで働くと、年収は期待できないと言った方が良いと思います。
カフェで正社員雇用されても、年収200万円を超えるのがまず一つの課題です。
手取りで20万円ないのも珍しくありません、
平均で15万円〜17万円ほどを想定しておいたほうが良いです。
前述でまずドリンクメニューにアルコールがないと、客単価は本当に低い商売となります。
お客さん目線で言えば『くつろげる』『のんびり』できる場所でも、ビジネスで考えれば回転率が悪いのです。
仮に400円のカフェラテをオーダーしてもらっても。2時間読書されるとその席の時間単価は200円です。
店舗の規模などによりますが1日50組のお客さんがドリンクだけで過ごしてしまうと、4万円〜5万円ほどです。
スタッフが3人いれば日当で1万円渡せば、土地代や材料費が払えないのは明確です。
カフェの店員として昇進を狙っても、通常企業では年に1回の人事考課が行われますが、それもあまり期待できません。
カフェで給料に関わるキャリアアップは2年に1回ほどだと最初から、覚悟しておくべきだと言えます。
キャリアパスとしては3年で1度は必ず自分のポジションを客観的に見直す必要があります。
カフェのスタッフは基本的に、飲食店への転職をする傾向が強くあります。
ホールよりもキッチンに入っている方のほうが年収は上がりやすいです。
ホールであれば、自分をブランディングしてしっかり売り込むことができないと、経済的に余裕がある生活はなかなかできないと考えておくべきです。
カフェのホールをしている場合、まずは飲食業界に残るか残らないかのジャッジが重要です。
「飲食業界のキャリアしかないから」という理由で転職エージェントでも飲食業界を希望する方は多いですが、実際は未経験でも採用される社員の枠は多くあります。
カフェのホールという仕事は生産されたものを運ぶのが仕事です。
要するに、無形であり、言い方は悪いですがキッチンが暇であればキッチンの人ができてしまう仕事です。
逆にホールがキッチンに入っても料理はできません。
これは『手に職があるか』どうかという問題になります。
カフェのホールから転職して、年収アップ・キャリアアップができる仕事は、
この3つの仕事で唯一、アパレル業界への転職が『モノ売り』の仕事です。
モノを売れるようになれば、販売員から営業職へのキャリアパスも作れるため、一番経済的に安定する転職プランです。
ホテルマンに関しては、ベルボーイなども含めサービス業への転職となります。
受付・デスクなど業務も増える分、自分を活かせるキャリアパスは見つけやすい転職先だと言えます。
ホテル勤務は、キャリアとしてラグジュアリー系のホテルからビジネスホテルまで需要は多くあり、リゾートホテルへ転職できればカフェ以上に美しく広い空間でサービスを行うことができます、
最後に高級レストランのアテンダー、ホールの仕事です。
高級レストランでのアテンドやホールの仕事は、急に難易度が上がります。
最近では木村拓哉さんが主演で話題となった『グランメゾン東京』でも、ホールの仕事をする沢村一樹さんはお客様のコンディションや機嫌、表情、食べるスピード、メニューの説明などレストランの重要なポジションだということを気づかされます。
高級レストランなどへの転職は、ワインのことを学び機会も多くソムリエの資格、スキルを身につければ自分というブランドを築くことができます。
カフェを将来的に開業したい!と本気で思うのであれば、フランチャイズのお店や全国展開のお店(タリーズやドトール、サンマルクカフェ)などは避けておくことをおすすめします。
客数に対しての仕入れ量や、衛生、調理器具、ピーク時への体力の使い方などは確実い厨房・キッチンの方が学ぶことが多くあります。
そして、キッチンの仕事をしておけば、万が一開業を失敗してもリスクヘッジすることができます。
憧れのカフェで働いている・働き続けたいなら
経済的問題・体力的問題をまずはクリーンにさせることは重要です。
1981年生まれAB型
アパレルメーカー勤務後、人材開発・トレーニングを担当。
人事業務に携わり、中途採用・キャリア採用を主に担当。
その後独立、国内企業のCSR調査事業を某大手コンサルティング会社のサポーターとして参加し、その後就活セミナーやベンチャービジネスのゲスト講師として講演活動をスタート。
大阪の大学でベンチャービジネスなどの講義を担当し、執筆業を開始。
共同出版にて出稿、大学内の広報誌で2期出稿。
現在は、WEBライターの他に、転職やキャリア形成のアドバイザーとして活動中。
➡︎WEBライターとしてビジネススキームの紹介はこちらの記事にあります
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