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国産ディーラーは安定感があるし、ギラついた感じの輸入車ディーラーより自分は向いているかもしれない。そう思っている方がこの記事を読んでいただいていると思います。
今回は国産車のディーラーの中でインプレッサやレヴォーグなど安全装備と走る楽しみがあるクルマ『スバル』への転職ノウハウをお話していきます。
スバルは元々、重工業系の企業で工場などの経営や運営を得意としており職人を多く雇用していた企業キャリアがあります。
2017年に富士重工業の自動車部門であるスバルの社名をSUBARUへ変更したのが、現在へとつながります。
スバルは国産ディーラーのトレーニングでショールームなどに行っても、どこかトヨタやマツダとは違う空気感があります。(日産のお取引がないため日産は除いています)
実際どのあたりに国産ディーラーとの違いがあるのかというと、営業マンがあまりお客さんに媚びないスタンスだということです。
スバルのブランドを好きな営業マンが多いのと、どこか他のディーラー以上に職人気質なメカニックが店内を歩く姿が特徴かと言えます。
スバルは都市部よりも地方での需要が比較的高く、ディーラーの大きさを比較しても地方の方が大手のディーラーと同じくらいの敷地面積で運営しており、都市部は少し小さめのショールームが多く見受けられます。
恐らく店舗運営の中で、坪単価(賃貸での)などに制約があるのかもしれません。
スバルのショールームの営業マンは、比較的早い段階からインカム(無線)をした状態での接客スタイルを開始しました。
その後、マツダや大型店舗を抱えるトヨタも着用するようになりました。
インカム着用の接客には今での賛否があり、お客さんとしては話をしている時に耳で何かを聞いているのを感じると、話を聞いてくれていないと感じる人も多いようです。
しかし、どこかスポーティさを感じる商談スタイルはキビキビとしていて、滑らかで高級感がある商談でないから親しみを感じるというのも顧客心理なのかもしれません。
スバルは実際ロープレのトレーニングで試乗などもしたことがありますが、車種がラインナップ以上に幅広いのが特徴です。
ファミリーカーとして利用できるハッチバックや、パトカーにも採用されたレガシーなどのセダン、そしてトヨタの86を競合とするBRZやスポーツハッチ・セダンなどをラインナップとしています。
さらには軽自動車の販売もあるため、顧客の層も幅広いと言えるため自分の得意な客層を見つけやすいディーラーだと言えます。
最近どこのショールームでも増えたキッズスペースもスバルのショールームでは、大きめに確保されていることからファミリーカーニーズも多いことがわかります。
入りやすいショールームとして、定着している様子が伺えます。
逆に営業マンの中には、子連れ、家族での商談が苦手という方もいます。
そんな方には少々しんどい職場になるかもしれません。
さらに、インプレッサB4やBRZなど走りが好きな客層は家族層とは、真逆で一人来店でかなりのこだわりと知識を持っている人が多いのが特徴です。
そのためある程度、全般的にクルマのことを知っているほうが即戦力となるでしょう。
これは笑い話ではないのですが、スバルのスポーツセダンやクーペの試乗を希望する客層はかなり、『攻める』走りをすることで営業マンから声があがります。
新人時代にお客さんの運転で酔ったという話もスバルではよく聞かれます。
トヨタでは86なども取り扱っていますが、あまりそんな話は聞きません。
昼一番の商談でクーペの時は、ランチを食べないようにしているなど話す営業マンもいました。
スバルは前述にもありましたが、かなり職人色が強いディーラーです。
理由は様々だと思いますが、女性の営業マンは見かけていません。
受付だけ女性であとは男性だけの職場です。
輸入車ディーラーでは最近、女性のセールスも増えておりメルセデスベンツやレクサスでは女性比率が多くなっている傾向があります。
高級車ディーラーとは違い、単価に差があるのも理由ですが自動車業界の中ではそこまで高い傾向にありません。
20代で少なければ300万円届かない営業マンもいておかしくない年収設定が多く、稼げても500万円後半は難しいかもしれません。
逆に役職が明確にあり主任・課長・部長で平均して100万円ほどの開きが出てきます。
総評して営業職なので年収は年齢で差が出にくいのが普通ですが、スバルは比較的年功序列な給料レンジです。
最近マツダの年収が業績上伸びているためスズキと一番近い年収レンジになります。
スバルは海外シェアが多く、実は国内の販売利益は全体の3割程度、或いは満たないとも言われています。
逆にスバルは日本で走っているクルマの倍以上を生産し販売しているという部分で言えば、安心できる企業経営だと言えます。
そして、2019年の株主総会で発表された収支報告では、リコールが発生したため営業成績は落ち込んでいますが、これは短期的な問題なので更なる飛躍に相乗りできればスバルでキャリアパスは十分目指せるでしょう。
意外に感じるかもしれませんが、BMWの客層はスバルと似ている客層が一部います。
年収700万円〜850万円の50代層です。
この層は、クルマ好きな年齢層で、経済的に落ち着いてきているホットゾーンです。
BMWの3シリーズだと3リッターの車種を買うには、700万円超えてきます。
そこでBMWの1シリーズM135や120iなどハイチューニングされているクルマをセカンドカーで購入しています。
一方スバルのB4やレヴォーグなどを好みのオプションにしても十分お釣りがきます。
どちらも走る楽しさがあり、カーブのロール感やオーバーステア気味の味付け、ブレーキの遊びなど個性が互いにあるため、転職したら是非狙っていきたい客層です。
1981年生まれAB型
アパレルメーカー勤務後、人材開発・トレーニングを担当。
人事業務に携わり、中途採用・キャリア採用を主に担当。
その後独立、国内企業のCSR調査事業を某大手コンサルティング会社のサポーターとして参加し、その後就活セミナーやベンチャービジネスのゲスト講師として講演活動をスタート。
大阪の大学でベンチャービジネスなどの講義を担当し、執筆業を開始。
共同出版にて出稿、大学内の広報誌で2期出稿。
現在は、WEBライターの他に、転職やキャリア形成のアドバイザーとして活動中。
➡︎WEBライターとしてビジネススキームの紹介はこちらの記事にあります
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