トップセールスマンが出世を断る理由とは?
入社当時は早く一人前になって予算を達成し、出世したい!そう思っていると思います。
しかし、いざトップセールスマンになってみると出世したくないのにしないといけなくなるという複雑な環境に身を置くことになります。
今回はそんなトップセールスマンの出世事情と、トップセールスマンが出世を断る理由をお話していきます。
トップセールスマンが出世を断る理由は給料
トップセールスマンとして活躍していると、年収は平均年収の倍以上稼げることも多くあります。
しかし、出世して管理職になると『インセンティブ』や『販売手当』『歩合給』がなくなり役職手当になってしまうことがほとんどです。
トップセールスマンが出世を断るは年収が減るから
管理職になるとほとんどの場合一年目は給料が下がり年収も落ちることが多いです。
トップセールスマンほどインセンティブや歩合に依存しがちで、生活水準を上げてしまうと、『数年の辛抱』ができないほど支払いに追われてしまうのです。
出世して管理職になれば、将来は役員候補にも名前が挙がりそうなポジションなのに、『今を生きる』出世を断るトップセールスマンが実は多いのです。
トップセールスマンが出世を断る理由は『得意・武器』が減る
トップセールスマンのほとんどは売る・契約を取る、人間関係を構築するスキルに長けており、得意だと言えるスキルを持っています。
出世をしてセールスという仕事から引退してしまうと、そもそもの自分の『得意』『武器』が減ってしまうということに懸念するトップセールスマンもいます。
さらには出世すれば、営業というポジションでは肩で風を切って歩けたオフィスも、出世すれば不慣れなことばかりです。
わざわざ得意なことや自分の武器を捨てるくらいなら『出世を断る』という決断もしてしまうのが理解できます。
トップセールスマンが出世を断り『一生営業』を決意する理由
これも出世の落とし穴と言われる現象があります。
営業職からの出世で、トップセールスマンを引退しても次のポジションが空くのは自分の実力だけでなく『空き待ち』をしないといけません。
つまり実力以外のことで先がなかなか進めないならば、トップセールスマンで走り続けた方が生涯年収は高くなるのではないか?と思うのです。
トップセールスマンが出世を断るデメリット
トップセールスマンという地位は気持ち良いもので、居心地が良い地位です。
経済的な余裕もあり生活水準も高く維持できるためです。
しかし、トップセールスマンが出世を断るデメリットは残念ながらあります。
ずっと今のペースでセールスマンができなくなる
年齢というものにはどんなトップセールスマンも勝てません。
売り上げや契約数は取れたとしても体力はやはり減っていきます。
それに加えて顧客数は増えれば増えるほど、雑務やアフターフォローも増え今と同じ環境でどれだけトップセールスマンが続けられるかは出世を断るリスクより未知数だと言えます。
トップセールスマンが出世を断れない理由
結婚をして家族を養い始めると、社会的地位は急激に自分のものから家族のものへ変化していきます。
夫の仕事=営業職
夫の仕事=管理職
夫の仕事=会社役員
この三つで社会的地位は随分と変わることが理解できます。
例えば、子供が中学入試をするとなれば、ほとんどが親の職業に注目します。
年収や給料ではなく、社会的地位を求められるとトップセールスマンを引退し出世を断ることができなくなるのです。
トップセールスマンが出世を断るなら
トップセールスマンが仮にリスクを抱えても出世を断るならば、いつ出世しても次のポジションの『新人扱い』をされないだけの準備をしておくことです。
どうしても出世の提案を断れない時に、『新人の管理職』となってしまうと、先に出世した同僚や部下との温度差が生まれしまうためです。
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