フリーランスの『暇』と『時間持ち』の差
会社経営者や個人事業主(ここではフリーランスと呼びます)で忙しくしている方も、多くいると思います。
しかし、私のように多くの利益よりも自由な時間(=時間持ち)を目指す人も少なくはありません。
『お金持ち』と『時間持ち』そして、『暇』の差をフリーランスとして実体験していることをレビュー方式でご紹介していこうと思います。
お金持ちと時間持ち
お金持ちになるためには、多くの経営者が口を揃えて私に教えてくれることがあります。
それは『人の3倍働く』ということです。
人の3倍働く、つまり8時間労働が日本は平均的な労働スタイルのため24時間働けば、お金持ちになれますよ。と教えてくれます。
平均年収が約400万円として3倍働いて3倍の年収を稼ぐ
年収400万円の3倍と言えば単純計算で1200万円です。
1200万円を稼ぐために寝ずに働くというのは自分の人生でどうなのか、と考えた時期もありました。
確かに、経済的余裕やゆとり、富裕層への憧れも少なからずありますがそれ以上に私はリスクを感じました。
お金持ちは身体を壊す
お金持ちのほとんどの方は、持病を40代で持ち始めます。
それが疾患かどうかは別として、私の周りにいる経営者は痛風・糖尿・不眠・不安障害・腰痛などどこかしらに身体の不安を抱えています。
痛風や糖尿は贅沢病とも言われることがありますが、ほとんどの場合接待でのアルコールや食生活が原因です。
元々私は、16歳で膝の半月板を怪我しており過度の運動ができません。
そんな私が、健康体の経営者と体力勝負をしても勝ち目はないと判断しました。
お金持ちより『時間持ち』を取る人生
お金より自分の時間を大切に生きていくことを選んだ私は、よくこんなことを言われます。
「暇だろ?」「もっと働けよ」「もっと稼げるだろ?」と。
時間持ちを選んだ私の年収
過去の記事で私の恥ずかしながら収入事情をお話しているのですが、自由な時間を見つけ好きな時間に好きなだけ働き、休む生活をして約1000万円ほど稼ぐことができ、個人事業主ということもあり経費が非常に少ないのもあり経済的に困窮していることはありません。
年収が仮に1000万円で、今の3倍働けば年収3000万円になるのか、仮に3倍働けたとしても年収3000万円の生活は私の望む生活ではないと思いますし、身に余るほどのお金を持ち私はどうするのか良いイメージが持てませんでした。
今の年収の3倍になることにイメージができるか
年収300万円の方が年収900万円になれば、生活水準は大きく変わると思います。
転職をおすすめした方もそうでした。
クレジットカードのリボ払いから卒業して、住宅ローンを払い、奥さんにプレゼントを渡し、親孝行もできると言います。
しかし、運良く私は経済的に困窮する生活から免れ、仮にも年収3000万円になれば間違いなく粗相をするでしょう。
高級車を乗り回し、高級ブランドを買い占め、億手前のマンションを購入することを考えたりするかもしれません。
ここだけ見れば羨む生活ですが、仮にも高級車を乗り回し高級ブランドで固めた私が、本当に生活に困るほどの労働環境で働くクライアントさんから良く思われるのでしょうか。
もっと言えば、1億を超える大きなマンションを購入して、全ての部屋を使い掃除をして維持することができるのでしょうか。
結論、私はフリーランスとして年収を3倍にする=自分を破滅させる原因だと確信しました。
暇と時間持ちの差
フリーランスとして働いて数年、暇と時間持ちの差を自分の偏見だけでわかってきたことがあります。
それは、
- 暇=時間はあるけど、したいことがない人
- 時間持ち=時間があって、したいことがたくさんある人
これが私の思う暇と時間持ちの差です。
暇な人は残念ながら毎日が楽しくないようです。
時間持ちに憧れ、生きている私は時間があればしたいことを実行していくため、非常に充実した毎日を過ごしています。
「時間持ち」がしたいこと
- 私は、時間があれば本を読みたい。
- 私は、時間があれば美味しいコーヒーを飲みたい。
- 私は、時間があれば掃除がしたい。
- 私は、時間があれば好きなだけ眠りたい。
- 私は、時間があれば遠くに住む友人へ電話をしたい。
- 私は、時間があればお世話になっている方へ手紙を書きたい。
- 私は、時間があれば映画を観たい。
- 私は、時間があれば散歩をしたい。
- 私は、時間があれば床屋に行きたい。
- 私は、時間があれば自転車を乗りたい。(2020年の目標)
この全てのことを、しようと思えばできる環境に私は身を置くことができました。
「今より年収が3倍になり自由な時間が1/3になって、得られる満足感があるのか?」思ってしまいます。
暇なフリーランスは苦痛
暇なフリーランスや会社経営者は似たような生活をしていると思いますが、幸福度は非常に低いはずです。
『〜したい』という欲求は人を動かします。
モチベーションとも呼ばれますし、パワーとも言いますがそのパワーが湧かない生活は毎日が苦痛のはずです。
『暇=仕事もない』
暇な経営者は仕事もありません。
お金はあっても暇な人は、どこか寂しそうです。
『お金は自分のしたい生活に合わせて、自分の求める金額を稼ぐ』これが実は非常に重要なのではないでしょうか。
「いつも暇だよ」というビジネスマン
ちなみに、私が今まで見てきた成功している経営者や敏腕・カリスマと呼ばれる営業マンは、『いつでも暇』と言います。
「電話をすれば、いつでも良いよ」「今から会おうよ」とすぐに時間をくれます。
しかし、そんな経営者や営業マンが暇なわけがありません。
暇に見せかけているだけで、『自由な時間』を生み出すだけの仕組みを生み出した人たちです。
秘書を3人抱え、アシスタントや従業員が働いているからその経営者は時間があります。
つまり、少なくとも3人分の時間を雇うことで得て、お金に変えて自分の時間にしているということです。
時給が2000円の秘書を3人雇っていれば、その経営者の『暇』は6000円で得られていることになります。
カリスマ営業マンの暇事情
カリスマ営業マンは、働くことが好きな方が多く朝が異常に早いことが多いです。
朝4時に起きて6時には会社で仕事している、そんな生活を自分のルーティンとして最大の生産性を築きあげているから『暇』だと言えるはずです。
『暇』と『時間持ち』の差をまとめる
暇は与えられた時間を浪費してしまう。
時間持ちは与えられた時間で、満足を得る。
お金持ちの人生に憧れ、富裕層の方や私より若い方が何倍もの収入を得ているのも素晴らしいと思いますし、尊敬します。
しかし、冷静に考えて自分がその生活を求めるかどうかは別問題だということが、今の独立して生きる人生でわかったことだとここでお話できます。
WEBライターの紹介: Yoshi
1981年生まれAB型
アパレルメーカー勤務後、人材開発・トレーニングを担当。
人事業務に携わり、中途採用・キャリア採用を主に担当。
その後独立、国内企業のCSR調査事業を某大手コンサルティング会社のサポーターとして参加し、その後就活セミナーやベンチャービジネスのゲスト講師として講演活動をスタート。
大阪の大学でベンチャービジネスなどの講義を担当し、執筆業を開始。
共同出版にて出稿、大学内の広報誌で2期出稿。
現在は、WEBライターの他に、転職やキャリア形成のアドバイザーとして活動中。
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